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学会発表の前にやるべきこと

10/10期限の知財学会の予稿については、10/3に提出しました。あとは、発表資料をまとめるだけです・・・。

といいたいところですが、その前にやるべきことがあります。それは特許出願です。

学会発表の内容で技術的に実現できそうな内容については、発表前に特許出願することが無難となります。

特許出願の目的としては、特許権をとって大儲けする・・・といいたいところですが、そうではありません。

学会発表をしますと、その内容は公知となりますので、どこかの頭のよい方が、それをさらに発展させて特許をとってしまう可能性があります。

そうしますと、学会発表した内容がその特許を侵害してしまうと、発表したのに実施できなくなることが考えられます。

もちろん、その可能性はとてつもなく低く、また、無効審判を請求したり先使用とかの話もありますが、当然、審判・裁判にはお金がかかります。

そうならないよう、発表前に特許出願をしておくことにより、最低限、発表内容程度は実施が確保できるようにするのが無難と思います。

出願しておけば、それに近似する技術の権利化も阻止できますし、拒絶査定となっても、誰も権利化できないことが明らかになりますので、自分の実施は確保できます(誰でも実施できることにはなりますが)。

出願については、費用を節約したいのであれば、自分で出願することでもよいです。

ということで、発表前には特許出願しよう!という話でした。

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