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年を取れば取るほど、求められる仕事は『営業』になっていく。

【ゆる物書きサロン、文系女子&男子のためのたまり場、言葉のパーソナルトレーナー、遊んで学べる文章ジム、こと「おとなの寺子屋〜文章教室〜」、次回は10月3日(日)開催です】

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 知り合いのレストランオーナーが、こんなことを言っていました。
 
 「人は年を取れば取るほど、求められる仕事は『営業』になっていく」
 
 確かに、年齢を重ねたベテラン社員の仕事スタイルが、「冴え渡るアイディアマン」だったり「徹夜を厭わないハードワーカー」だったりというのは、無理があります。
 
 多かれ少なかれそれまで培った経験を活かして調整役を買って出たり、人脈をフル稼働させて仕事を取ってきたり、といった「営業」的な働きぶりにならざるを得ないでしょう。
 
 なので若いうちから、社交力・コミュニケーション能力は高めておくに越したことはない、というわけです。
 
 それは、会社員のみならず、自由業でも主婦でも同じこと。自分が50代・60代・70代でどんな生き方・働き方をしたいか、どうすればさみしくない人でいられるかを考えたら「人見知り」になっているヒマはないのです。
 
 以前、ある媒体から「女性が結婚後も仕事を続けていくために独身時代からできるたったひとつのビジネス術」という取材を受けました。そこで答えた内容も同様で「名前を覚える/覚えてもらう」ということでした。
 
 営業の基本と言えば、名前を売ること。そうでないと、なにかのタイミングでプロジェクトにアサインしてもらう機会を逸する、親密な関係を築くのに失敗して社内で干されてしまう、といったことになりかねません。

 例えば「黒沢です。森三中の黒沢と同じ黒沢です」など、自分の名前を覚えてもらうための持ちネタを用意しておくのも一つの手です。
 
 地道な努力ではありますが、侮れない営業テクニック(=人間関係術)と言えるでしょう。


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