「表現の自由狂戦士」イーロン騒動を考える

はじめに

この記事は「アスタルテ ゆるふわ Advent Calendar 2022」の12月20日分の記事です。
また、青い鳥の話題が出てきますが、個人的にはイーロンの所業には腹を立てていますのでそのあたりお許しください。

言論の自由 is 何?

イーロン・マスクがTwitterのCEOになってどれくらいの時が経ったのでしょうか。私は、表現の自由戦士らしいイーロンがTwitterをどう変えてくれるのか、期待していました。しかし、なる前後から大陸やロシア寄りの発言を繰り返し、「あ、これはアカン」ということに気付きました。

そして、ふたを開けてみればヘイトアカウントの凍結解除にコンテンツモデレーションの人員削減など、Twitterを安全に使える場ではなくするような施策が飛び出してきて、もうどうなっているのだかわからない状況です。なんか、世界が「排斥」に向かっていることを心から不安に思っています。

古参兵の回想

かつて、私は2010年の東京都青少年健全育成条例の反対運動に関わっていた古参の「表現の自由戦士」だったのですが、今は界隈の右傾化ですっかり関わりたくない雰囲気にはなっています。とりわけ、女性蔑視が横行する現状を考えると、もうちょっと沸点下げられないのかという気持ちでやるせなくなります。もちろん、「フェミニスト」と自称している側にも問題がないわけではないですが、お互いいがみ合っているうちにどちらも望まない結果になってしまいそうで不安になっているところです。2010年のときは男性オタクサイドも女性オタクサイドも協力して動いていたのに、です。

「表現の自由狂戦士」イーロンの暴走

そんな中で起こったTwitterの他SNSへのリンク付与禁止は、本当に何を考えているのかと頭が痛くなる代物でした。他SNSへのリンクを「広告」とみなすなんて、どうかしているのでは……と思いました。むしろ、他SNSの記事に対して批判する場合にリンクを貼るということもあり得るわけです。これを禁止したことは、Twitterでは他の媒体に書かれたコンテンツを批評できないということを示しています。

これは、Twitterにおける「表現の自由」の死であると思います。「表現の自由」を標榜しながらそれと逆の行いを行う「表現の自由戦士」たちが話題になっていますが、これでは「表現の自由狂戦士」です。かえって、外の人から奇異に見られるだけです。また、情報も入ってこなくなるので確実に視野が狭くなりますし。

これでは、健全な議論など生まれる余地がありません。

しかも、さらなる謎としてTelegramが入っていないんですよね。何故でしょうか?

ま、おそらく、「堕ちた」んだと思いますが……。

終わりに

やめるやめる詐欺なんてやっている暇があったらちゃんとユーザーの声を聞いてください。ホント、それだけ。

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