里親説明会に参加した

私が里親?

2人の子育てでも大変なのに、そんなの無理でしょ。

という想いと、本当に無理なの?制度や仕組みを理解すればできることがあるんじゃない?

という想いがまじりあう。

2ヶ月前に↑この記事を書いた直後、里親説明会が開催されていることを知り夫に相談したうえで申し込んだ。

そして夫と二人で参加してきた。

児童養護施設の方の説明や実際に里親をされている方の話を聞いた中から一部を抜粋してみる。

まず第一に、里親制度は「子どものための制度」であること。

求められる里親像は

・子どもの権利を尊重し、守る
・子どもと「愛着関係」を作る
・里親の役割を理解し、取り組む
・里親自身のことを知り、子どものために変わることができる

ということだった。

里子の年齢は0~原則18才。

期間は数か月から数年まで様々。


里親の種類は大きく分けると2つ。

①養育里親(養子縁組を前提としない里親)

②養子縁組里親(将来的に養子縁組を行う里親)


今特に求められているのは一時保育を受け入れてくれる里親さんだという言葉が印象的だった。

保護者が入院したり保護者と距離を置くことが望ましい子を数日~2ヶ月程度預かる活動が一時保育だそう。


もらった資料の「各国の要保護児童に占める里親委託児童の割合(平成22年前後の状況)」によると

オーストラリア 93.5%
香港 79.8%
アメリカ 77%
イギリス 71.7%
カナダ 63.6%
フランス 54.9%
ドイツ 50.4%
イタリア 49.5%
韓国 43.6%
日本 12%

となっている。

日本は里親委託率が諸外国と比べてとても低いようだ。


最後に養子縁組里親をされている方と養育里親をされている方の体験談があった。

聞いた印象だと、養子縁組里親と養育里親は全くの別物。

養子縁組里親は、親として関わりを持つことになるけれど、養育里親はケースによって様々。

養育里親の体験談を話してくださった方には実子さんがいるうえで実親さんと暮らせないお子さんを養育しているということで、私としてはとても想像しやすい状況だった。

けど、養子縁組里親さんのケースについてはすでに実子のいる現段階の私にはちょっと想像ができなかった。

養育を求める里子さんも受け入れる里親さんも状況が様々だから、いろんなケースに対応できるように多くの家庭が里親登録をすることが望ましいようだ。

里子さんと里親さんのマッチングについては、関係機関の方々が双方の状況を吟味したうえで行われるため、かなり少ない確立での出会いであるという事実にも驚いた。

昔は施設で「うちに来る?」と言ってそのまま連れ帰るなどあったみたい。



私は、子どものいたましいニュースを見るたびに、心がざわつく。

うちに来ればご飯を食べさせられたし寝る場所もあったのにと思いがよぎるだけでは助けにならない。

助けられる制度はすでにあるのに助ける資格を私は持っていないのだから。

もっとよく考え、家族や親族と相談を繰り返す必要があると思う。

けれど、世の中に存在する様々な問題の中で「社会的養護を必要とする子ども達への支援」が私はとても引っかかるから、少しでも良くなるようにできることをしたいと思う。


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