23.3.19 第5節 栃木対大宮

次は「文句なし」で

正直VARがあったら勝てなかっただろうな、って思ってる。
髙萩さんのハンドはもちろん、66分の岡﨑さんと室井選手がもつれたシーンだってPKになってもおかしくなかった。

得点力を上げていかなきゃいけないのはこれからも一緒。
今日は鴻くんのバー直撃もあったし、毎試合一歩一歩成長しているのは確か。

栃木なら、やれる。
次は文句なしで勝とう。

初めての

栃木SCは、試合前と勝った試合の後に「県民の歌」を歌う。

そしてこの日が、カンセキスタジアムで初めて勝利の県民の歌が歌われた日になった。

このスタジアムでの初めての試合から、823日ぶりのこと。

そんな日にゴールを決めたのは、地元出身の10番。
しかもとんでもないゴラッソ。

持ってる。最高に持ってる。

これからも、お前のゴールで試合決めてやれ。

そしてこれから先何度も、県民の歌がカンスタに響きますように。

8番のもたらした「文化」

去年の7月。いつものように何気なくTwitterを見ていたときだった。

「髙萩洋次郎選手 期限付き移籍加入のお知らせ」

びっくりしすぎて思わず声が出た。
「あの髙萩さんが栃木で見られるんだ、、、!」って、わくわくが止まらなかった。

髙萩さんが栃木に来て8ヶ月。
彼はこれまで、何度も「らしい」プレーを見せてくれている。
細かいボールタッチに、極上のパス。
本当に最高の選手が来てくれたと思う。

しかし、彼はピッチ外にも大きなものをもたらしてくれた。

そう、「タオマフ回し」。

栃木では、髙萩さんのチャントを歌うときにはタオルマフラーをぶんぶんと回すことがお決まりになっている。

自分は、あの瞬間がとても好きだ。
ゴール裏の一体感が、一段と上がる気がして。

DAZN越しにもはっきりとわかるくらい、この日の試合後のゴール裏の雰囲気は最高だった。

髙萩さんのチャントの後には、監督やコーチも加わってみんなで県民の歌を歌っていた。

涙が止まらなかった。
この場にいたみなさんが本当にうらやましい。

少し話はそれるけど、栃木はお世辞にもゴール裏のサポーターが多いクラブとはいえない。
だから、ホームの試合でアウェーの声援の方が大きいなんてことも少なくなかったりする。

それが本当に悔しい。

アウェイジャックができるようになってほしいとは思わない。
(もちろんできたら嬉しいけど)
でも、やっぱりホームでの声援は負けたくない。
選手や監督に「ここは俺らのホームなんだ」ってことをもっと実感してもらいたい。

栃木にはかっこいいチャントがたくさんある。
もっと多くのサポーターの声で、チャントを届けたい。

「昨日の試合後のゴール裏を見て、次は自分もゴール裏に行ってみようと思った」というツイートを見かけて、本当に嬉しかった。

髙萩さんは、最高の文化をもたらしてくれた。

全て完璧にチャントを歌えなくても、90分跳び続けなくてもいい。
タオルマフラーを回すだけでもいい。

ゴール裏は本当に楽しい場所。
いつかゴール裏が満員になる日が来たらいいな。