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「覚悟の磨き方」

 本日は私が感銘を受けた本である「覚悟の磨き方」について記していこうと思います。いつもより短い文章になると思いますので是非読んでいただけると有難いです。

簡単な本の紹介

 誰よりも熱く、誰よりも冷静な天才思想家と言われている吉田松陰先生のまっすぐで的確な言葉がびっしり詰まっています。また短い言葉でまとめられているので普段読書をしない、苦手な方でも読みやすい一冊になっています。

心に残った3つの言葉

 ここからは私の心に特に突き刺さった3つのことについて記していこうと思います。

①逆境に礼を言う

 普段自分の身に嫌なことや上手くいかないことがあったときに腹を立ててしまってはいないでしょうか。吉田松陰先生はそんな逆境に感謝しなさいと述べています。またその続きとして有難くない経験の数々が旅路を美しく輝かせてくれると綴ってあります。私はそれを読み、普段失敗したときに落ち込んだり腹を立ててしまっていた自分に対し、その時間がもったいなかったと気づきました。失敗があるから成功が輝く。失敗を乗り越えた先の景色ほど美しいものはない。そう気づけたことで失敗したときに自分が何をしなくてはいけないのかを考えられるようになりました。

②やる恥とやらない恥

 やると宣言しやってはみたが失敗し恥をかいた。やると宣言したが恥をかくのが嫌でやめといた。さてこの二つのどっちが本当の恥なのか。多くの人が後者になってしまっていると思います。私もそうでした。日本人は失敗というものにとてもネガティブなイメージを持っていると思います。失敗したくない。失敗を見られたら恥ずかしい。そんなことを思うことが私も頻繁にありました。しかし、松陰先生の教えだと失敗は自分の人生を輝かせてくれるものという風に書いてあります。結局最後に上手くいくのはやらずに恥をかかなかった者ではなく、やって恥をかいたが挑戦し経験を得たものだという事です。覚悟の磨き方に限らず、多くの成功者の本を読んでも沢山の失敗をしなさいと書いてあるのを目にします。「自分にはできない」ではなく「自分はまだ実現してないだけ」という事ではないでしょうか。この言葉に刺激を受け私も今まで逃げていた英語の勉強や資格の勉強に踏み出すことができました。この言葉には本当に感謝しています。

③不安のない生き方

 日々過ごす中で多くの不安にぶつかると思います。そんな不安に心を奪われないようにするためにはどうすればよいかを松陰先生は「あれこれ目移りすることなく自分という人間を鍛えることに集中しすべてを出し切ってあとは天命にお任せするというくらいの心構えでいること」と述べています。どんなに不安を抱えて生きていても結局は自分次第で人生はいくらでも変えられます。だったら不安に感じている暇があるなら、自分を磨いていく時間に使うべきだという風に私は解釈しました。最近ではNoteへの執筆を始めたり、多くのことを始めることができています。すると不思議に今まで抱えていた不安も考えなくなりました。自分を磨くこと、鍛えることに集中することはただ自身の能力を磨くだけでなく心の余裕まで生み出すものなのだと気付くことができました。よく考えれば成功者を見るとどっしり佇んでおり堂々と自信をもって生きている人が多いように感じます。

さいごに

 本日も読んでくださり有難うございました。初めて本の紹介をさせていただきましたが覚悟の磨き方は年齢問わずどの人でも心に響くものになっていると思います。当たり前の思えて出来ていないことから、そんなこと考えたこともなかったという事まで吉田松陰先生の思いがまっすぐに伝わってくる素晴らしいものになっているので是非読んでみてください!


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