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初めてのミーティングで伝えた2つのこと

 私は現在中学の硬式野球チームで指導者をしています。(現在は活動自粛中です)本日の投稿では初めて指導に行った際に選手に伝えた2つのことを綴っていきたいと思います。

スポーツをやる意味・スポーツマンの存在意義

 まず、選手の皆の練習姿勢を見ていて気になったことがあった。「何のために野球をやっているのだろう。」「何を考え練習に取り組んでいるのだろう。」そう感じたためスポーツをやる意味やスポーツをやる人間の存在意義の話から入った。食べることや寝ること、水を飲むことなどは生きるために不可欠なものである。一方でスポーツはどうなのか。スポーツをやらなくては死んでしまうのか。そんなことはない。もちろん運動は必要であるが野球、サッカー、バスケなどではなくても運動はできる。それでも親御さんに高いお金を払っていただいて野球をやっている現状にある。そんな中スポーツマンとしての存在意義やスポーツマンとしてやらなければいけないことは何なのか。私は「感動や感激を与えて感謝される人になること」という言葉を伝えた。この言葉は私が高校の野球部時代の部長さんや顧問でありながら担任でもあった先生に常日頃から言われていた「感謝感激感動を与える人になる」という言葉を中学生に分かりやすく伝えるために少しだけアレンジしたものだ。いつも支えてくれている親御さん、試合を見に来てくれている方、大事な友人や恋人。誰だって良いからと伝えた。この文章を読んでくださっている皆様も考えてみてほしい。野球って良いな、スポーツって素晴らしいなと思う時はどのような瞬間なのか。それは心を動かされ感動したり感激した時だと思う。この人に与える感動や感激こそがスポーツマンの存在意義なのだと私は考えている。当たり前のように思えて意外に出来てない人が多いものでもある。一人でも多くの人にこれを与えていこう。そうすれば一野球選手としても、そして一人の人間としてもとしても必ず成長できる。このことだけはと思い一つ目の話として伝えた。

チームの在り方

 当たり前のことではあるが人数が多いチームにはメンバーに入る者と惜しくもメンバーから外れてしまう者が出てくる。その中でメンバーには試合に勝つこと、メンバーから外れてしまった者にはメンバーのサポートが求められる。そこでなぜメンバーは試合に勝つことが求められるのか。数人に質問してみた。すると返ってきた答えは「良い高校に進むため」や「勝った方がかっこよいから」など様々なものだった。そして私もその答えを目の前で否定することはしなかった。それが彼らの正直な思いだからだ。しかし私の考えとしてはそれでは自分ありきの理由になっている。メンバーに入れなかった者の思いも考えてほしい。そう感じてしまった。そこで私がメンバーの者に伝えた言葉は「皆の考えにプラスしてメンバーに入れなかった者が胸を張って自分のチーム名を口に出来るように勝つチームを作っていこう。」である。正直な話メンバーに入れなかった者は表舞台で輝ける機会が少ないのが事実である。しょうがないことと言われればそこまでであるが、とても心苦しいものである。そんなメンバーに入れなかった者達でも堂々と「俺は〇〇の一員なんだ!」と言えるチームを作ろうと伝えた。一方メンバーに入れなかった者たちには試合のプレッシャーがある中で自分たちのためにも頑張ってくれているメンバーが最高の状態でプレー出来るようにサポートしてあげよう。でも一つだけ忘れてはいけないのは絶対にメンバーに入ることを諦めないこと。メンバーがこのままでは抜かれるやばいぞと思うくらいの練習をしようと伝えた。メンバーの者の緊張とメンバーに入れなかった者の悔しさや思い。お互いがお互いの思いを理解し日々努力しているチームこそが強いチームを作り上げることができると思う。しかし、このように口で言う事は簡単で実際にそれを行うことは簡単ではない。そこで必要なのが指導者の力である。選手だけではカバーしきれない部分をサポートしていきチーム作りの手伝いをしていかなければいけないと思う。私はスター選手であったわけでもなく指導者としても始めたばかりでまだまだ2流、3流にもなれてない状態ではあるが一番全体を見渡せる者として必死に選手と向き合っていこうと思っている。

さいごに

 ここまで読んでくださり有難うございます。高校時代の恩師に言って頂いた言葉は今でも有難かったと感じることがあります。それだけ言葉の力は大きいと思います。今回も私の経験から得た主観的な意見や考えが多いため、皆様の中にはこれはおかしいと不快に感じる方がいらっしゃるかもしれません。申し訳ございません。しかし私にとってはこの教えが人生においても役に立っていると感じております。皆様の意見等も聞かせていただけると有難いです。そしてこれからも選手を第一に考え、行動と言葉で選手とともに強い、良いチームを作っていけるように努力いたします。最後まで有難うございました。


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