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今だからこそ自分の作品を作る

なかなか仕事を探しの営業などにいけない昨今ですが、こんな時こそ自分の作品を黙々と作っております。私です。

私はサラリーマンやりながらの副業作曲家なので仕事の無さに焦ることもなく意外と毎日平穏に過ごしておりますが、作曲のお仕事はほぼほぼありません。ちょうど今年の頭くらいから営業活動頑張って「今年中には専業作曲家に…!」と息巻いておりましたが、2月末くらいからコロナ禍の影響で全く営業活動ができなくなってしまいました。あれよあれよと大変な世の中になってしまいもうすぐGWですね…。

リモートワークで通勤時間が無くなったことと外出自粛で引きこもり土日になったので使える時間は明らかに増えました。今でこそ自分の作品を作る時だとやっと重い腰をあげました。

1stミニアルバムを出したのが2018年。その頃とはもう好みもスキルも全然変わってしまいました。

自分のことがわからない

仕事でアーティストやアイドルへの楽曲提供をしたり、映像やゲームのBGMを作ったりはしていましたが、自身の作品にするとなると全くといっていいほど何を作ればいいかわからなくなってしまっていました。

特別めずらしいことでもなく多くの人がぶつかる問題だと思いますが、何かのために作る曲と自分のために作る曲はマインドが全然違いますね。
仕事で作る曲の方が表現のゴールがはっきりしていることが多いのでやはり作りやすいです。「これは希望をテーマにしたいです!」とか「強い気持ちで前へ進んでいくんだ!って感じにしたいです。」とか言われますし。

自身の曲を作る際にはそのテーマを決めなきゃいけません。自分はどういう音楽家なのか…。

いろいろ触りを作ってはボツにしてを繰り返して思ったのですが、意外と答えはシンプルで「その時の好き」に忠実になるということで良いのだと思います。あたりまえですけどね。好みが変わったり作風が前作と全然変わってしまうことにちょっと抵抗もありましたけど、別に自分の聴きたいもの作ればいいんですよね。

リミックスのすすめ

自分の作品を作る上でガイドになったのがリミックスでした。

きっかけになったのは敬愛するアーティストの一人であるTomgggさんのリミックスプロジェクトを見つけたことでした。

「リミックスって何よ」ってずっと思ってたんですけどセルフリミックスしてる動画もあったのでそれを参考に初めてのリミックスをやってみました。

僕の作ったリミックスはこちら

原曲の素材を使って作り直すことと解釈して良いかと思います。
リズムやコード楽器も全部原曲から使って波形編集でリミックスする方が多い印象ですが、今回はボーカルデータだけ配布されて自由にオケトラックを作るものでした。

このコロナ禍の中で唯一の良いことというか、有名無名問わずいろんなアーティストやミュージシャンが「コラボしましょう」「セッションしましょう」みたいな形でパラデータを配布していましたね。origamiPRODUCTIONさんとか星野源さんとか。

とあるメロディに全然違うコードを載せるいわゆるリハモ(リハーモナイゼーション)がもともとすごく好きだったので、リミックスの作業はとても性に合っていました。

今までは一から自分の曲を作る時はメロディを一番最後に考えていたのですが、今回はガイドとなるメロディがありそれにオケを作る作業だったので非常に短時間で作業ができるうえ、仕事じゃないのでどれだけ変なことやっても突飛なことやっても好きなことやっても良いという状況で最高です。

リミックスを自分の作品として置き換えるのもおこがましいですが、少なくとも最初の一歩で自分と向き合うきっかけとしてはとてもよかったです。


今はいろんなことが仕事にしにくいご時世ですが、人と人とがつながるために一緒に何かしましょうっていうのはやりやすいかもしれませんね。

コロナ明けにまた営業活動できるように今のうちに資料作って準備しておこうという気持ち3割、暇だから曲作るしかないなって気持ち7割でこれからもやっていこうと思います。

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