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在宅介護をするために必要な心構え 5つの秘訣

こんにちは
在宅介護と副業のプロ、いおな(@iona3968)です。

いつもたくさんのリプやいいねをありがとうございます。

いおなは在宅介護を始めてから5年が経過しました。 

将来在宅介護を考えている方に、少しでも在宅介護のことを知ってもらいたくて、在宅介護について発信しようと思いました。

10分だけお付き合いください。

在宅介護には多くの課題があり、その中でも心構えは非常に重要な要素の1つです。

本記事では、在宅介護をするために必要な心構えについて、失敗しないための5つの秘訣をご紹介します。


心構え1:在宅介護の現実を知ること

在宅介護の現実を知ることは、介護者にとって非常に重要です。

在宅介護は自宅で行われるため、医療機関や施設での介護とは異なります。

・食事介助
・トイレ介助
・入浴介助
・移動、歩行介助
・見守り介助
・主治医、ケアマネージャー等の専門家との連絡

ネスレ日本株式会社は、同居家族の在宅介護を行う方500名を対象に、「在宅介護に関する調査」を実施しました。
その結果、在宅介護者の 8 割以上が「不安」を抱える中、要因は1位「食事関連」、2 位「トイレ介助」、3 位「睡眠時の安静状態/見守り」、「移動・歩行介助」となりました。

https://www.nestle.co.jp/sites/g/files/pydnoa331/files/2023-02/20230227_nestlehealthscience.pdf

食事関連の要因として、誤嚥(ごえん)などのリスクを懸念し、約6割が食事中の事故に不安を感じています。

誤嚥とは、食べ物や飲み物が気道に入ってしまうことを指します。つまり、口から食べ物や飲み物を摂取しているときに、誤って気管に入ってしまうことです。

この状態は健康な人でも起こることがありますが、高齢者や嚥下障害のある人、認知症の人などのリスクが高くなります。誤嚥は、呼吸器系のトラブルや肺炎を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

食事介助の次に不安なものに、トイレ介助があります。

トイレ介助とは、トイレに行くために必要な介助をすることです。

車椅子に座っている人や寝たきりの人などはトイレ介助が必要です。介護者は、トイレに移動したり、服を脱いだり、下着を着替えたりする手伝いをします。また、排泄物の処理や体を拭くことも必要です。

介護者は、このようなトイレ介助を通して、介護される方の健康や衛生状態を維持し、生活の質を改善する役割を担っています。

しかしトイレ介助には様々な懸念があります。

介護者自身の体力や技術的な問題、トイレの清潔や消臭の問題、介護者や介護される方のプライバシーの問題などがあります。 

ぶっちゃけ在宅介護では、介護しているうちに病気や寝たきりになると、介護用オムツの世話になりますので排泄物の処理は絶対します。ここは避けては通れない道なので、覚悟はしておいてください。絶対無理なら施設に預けることをお勧めします。

する方も大変ですが、される方はもっと大変です。実の息子や娘に、自分の恥ずかしい部分を見られたり触られたりするんです。この点は介護する方が十分気を使ってあげないといけません。これができないなら在宅介護はやめて施設に任せてください。

在宅介護は介護者が全ての介護を担うことが多く、常に介護に集中しなければならず、ストレスや疲労感を感じることもあります。

また、病状が悪化し、救急車を呼ばなければならない緊急事態が発生する可能性もあります。

介護者は自分ができる範囲を知り、適切な手段を講じることが必要です。また、介護者自身が健康であることも重要であり、定期的な休息やリフレッシュの時間を確保することも大切です。

在宅介護の現実を理解し、適切な対応をすることで、介護者自身のストレスを軽減し、介護される方の安心感を高めることができます。

心構え2:自己犠牲に陥らないこと

在宅介護をする人は、しばしば自己犠牲をしてしまうことがあります。

自己犠牲によって、ストレスや疲労を感じたり、自分自身の健康や精神的なケアを怠ってしまっては元も子もありません。

介護をする上で、自分自身の健康や精神的なケアを怠らず、自分自身を大切にしてください。

完璧になんてすることないんです。うちなんて、食事時間もまちまちだし、私が忙しければ食事も待たせます。「やってあげてる」と思うと、疲れている時は憎しみや恨みの感情が沸々と湧いてきますし、それを抑えるとストレスが溜まります。少しぐらい適当にやっても大丈夫です。

楽観的に考えることで、自身の健康を保ち、介護に取り組むためのエネルギーとモチベーションを保つことができます。

心構え3:柔軟性を持って対応すること

在宅介護では予測できない状況が発生します。というか、予測できないことばかりです。

急に病状が悪化し緊急搬送が必要になったり、急に気分が悪くなって吐いたり倒れたり。そのような場合には、柔軟な対応が求められます。

介護される方の状態は日々変化するため、介護の方法や時間帯、食事の量など、臨機応変に変える必要があります。

これらの状況に対応するために、介護者は常に状況を把握し、柔軟な対応ができるようにしてください。

介護される方の気持ちに寄り添って対応してください。

食事の時間や量をきっちり守ることが良いことではありません。食事の量やカロリーなど、神経質に守る必要はありません。介護される方も、お腹の状態によっては、まだお腹すいてないかもしれません。

本人が食べたいもの。
例えば、今日は少しあっさりしたもの、今日はこってりしたもの、今日はお肉系がいいな、たまには洋食系が食べたいな、など本人が食べたいものは身体が欲している証拠なので、どんなものが食べたいか聞いてそれを作ってあげてください。
在宅なのでその辺は柔軟に対応してあげてください、施設では無いのですから。

心構え4:サポートを求めること

介護は決して一人で行うことはできません。

経験者や専門家からのアドバイスや支援を受けることで、より良い介護ができるようになります。

まずは介護に関する経験者や専門家のケアマネージャーや医療従事者、地域の介護支援センターなどに、遠慮しないで相談してみましょう。自分で解決できない問題や悩みを相談することで、新たな解決策やアイデアを得ることができます。

自分自身が疲れたりストレスを感じた場合には、家族や友人など身近な人に助けを求めることも重要です。

介護は長時間に渡ります。必ずストレスが溜まります。同じような経験を持つ介護者と情報交換することで、実際の介護の仕方や、介護者自身のストレス解消の方法を学ぶことができます。

家族以外で相談できる人を作っておくといいでしょう。

家族の場合、過度な依存や過干渉によって、介護者自身のストレスや疲労感が増大する可能性があります。

私の場合兄弟がいるのですが、事情があってワンオペで介護してます。医療的な事は主治医や専門家に相談し、メンタル面で頼りになるのは、信頼している友人です。ストレスが溜まったり時などは、LINEで愚痴を言ったり、オンライン飲み会などで発散してます。

介護中はあまり外出もできないと思いますので、オンラインで友人とたわいのないお喋りなどをするのはいかがでしょうか。オンラインなので、家から出ることなく介護される方を見守りながら楽しむことができます。

心構え5:自分自身と向き合うこと

在宅介護は身近な環境で行われるため、介護者が直面するストレスや感情的な負荷は、施設での介護とは大幅に異なります。

家族との関係性や介護に対する責任感、負担感などがストレスの原因となります。介護中に感じる悲しみや孤独感などの負の感情も、介護者にとっては大きな負担となるのです。

介護者がこれらの感情に向き合わずに放置すると、ストレスや疲労感が蓄積し、介護に必要な精神力や体力が消耗します。最悪の場合に発展する可能性すらあります。

自分自身の感情やストレスを押し殺さないでください。少しでもいいので、感情やストレスに向きあって、自分自身の感情を正直に受け入れてください。介護が辛いなら辛いと言ってください。介護したくないのならしたくないという感情を受け入れてください。感情を受け入れることで、ストレスが軽減することがあります。

またストレスを軽減するためのリラックス法やストレス解消法を学び、日々の生活に取り入れることも有効です。

介護に没頭するのではなく、在宅で仕事をしてみる、SNSで同じような立場の人とコミュニケーションをとってみるなど。

現代はインターネットが普及していますので、実際に外出ができなくても、外部の人たちと交流することはできます。

介護以外に何か少しだけでいいので楽しみを見つけてください。介護以外の時間を確保することで、自分自身をリフレッシュさせることができます。


介護以外に何か楽しみがないか探しているなら、将来のマネタイズに向けてコンテンツを作る勉強をしませんか。



私は介護の合間にAmazon物販に取り組んでいます。気が紛れるだけでなく収入も入ってくるので、一石二鳥です。よかったら、見てみてくださいね。

まとめ

在宅介護は、大変な責任とプレッシャーを伴うものですが、同時に、介護する方と介護される方との絆を深めることができるとても意義のある仕事です。

実際私と母は、母の介護を通じてお互いの知らなかった面を知ることができ、家族以上の、人としての絆を紡ぐことができました。

失敗を恐れず、柔軟な対応を心がけ、経験者や専門家のサポートを積極的に受け入れることで、在宅介護を楽しむことができます。

時には自分自身の感情やストレスに向き合い、定期的に休息をとったり、自分の体調管理にも気を配りましょう。

気張らずに介護することが、楽しく介護をする秘訣です。

在宅介護は決して簡単な仕事ではありませんが、介護する方と介護される方との絆を深め、成長できる素晴らしい経験が待っています。

在宅介護に携わる全ての方々に、健康と幸福を祈ります。


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