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夢、膨らんで

季節はもう冬ですね。
寒いのが苦手なわたし、朝晩ガクブル震えております。

さて、既に折り返しの時期ではあるのですが、只今「上松真弥 彫刻展~夢、膨らんで~」開催中です。

真弥さんとの出会いは、2017年の春、上野の東京都美術館で開催された「第47回日彫展」の会場でした。(前々回のnoteをご覧ください。)

全国規模となると、こんなにも彫刻作品が集まるものなのか…と、感嘆、、しているところに、目に飛び込んできたのが彼女の作品でした。

第47回日彫展 優秀賞《浮雲〜夢の中へ〜》上松真弥
画像提供:作家本人

浮いている…?

浮いとるやん!

なんというバランス。
全体的にゆるやかなフォルムで柔らかな印象を受ける。が、ツンと反り上がった足先が女性の凛とした強さと美しさを表現している…。

と、不思議な感覚にとらわれながらぐるぐると鑑賞しているところへ作家(上松氏)登場。
どちらからともなく言葉を交わす上で、愛媛県の出身であることが判明した瞬間、私の脳裏に浮かんだのが、

「いつか、彼女の展覧会を五百亀記念館で開催したい!」

でした。

2022年、伊藤五百亀没後30年の記念の年、5年越しの思いがようやく叶った展覧会が「上松真弥 彫刻展」なのです。

まさしく「夢、膨らんで」

残念ながら、本展では、出会いのきっかけとなった《浮雲〜夢の中へ〜》を展示することはできなかったのですが、真弥さんの空想と夢の世界が、展示室いっぱいに広がっています。

展示様子
撮影:五百亀記念館
2013年《風遊び》上松真弥
撮影:藤原

華奢な手足の造形がボリューム感を際立たせています。

おしり、サイコー。

ではまた。


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