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藍微塵の衣服  田中貢太郎 著

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幼い子どもを遺してこの世を去ることほど、辛く悔やまれることはない。亡くなった親にとって遺された子が愛されているか、健やかな毎日を過ごせているのか、気が気ではない。継母への想いは推し測れないものである。
“藍微塵”に込められた想いにもまた哀しみが募る。



【藍微塵】あい‐みじん あゐミヂン
① 縞(しま)柄の一種。 経(たていと)、緯(よこいと)ともに藍染糸二本ずつに濃淡の藍を用いた格子縞。 また、その布。 ② 「わすれなぐさ(勿忘草)」の俗称。
※精選版 日本国語大辞典より


『藍微塵の衣服』
著者:田中貢太郎

底本:「日本怪談大全 第二巻 幽霊の館」国書刊行会 1995(平成7)年8月2日初版第1刷発行
底本の親本:「日本怪談全集 第四巻」改造社 1934(昭和9)年

著者:田中貢太郎 (たなか こうたろう)
出身:高知県
生年:1880年3月2日(明治13年)
没年:1941年2月1日(昭和16年) 享年61

※「青空文庫」参考

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