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『二つの鞄』 夢野久作 著

Io   イオ
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もしも、普段何気もなく使っている“物”自体にプライドや“品格”があったとしたら…。そのプライドが使う側の“人”には、どれくらい伝わっているのだろうか。
“物”が壊れてしまった時、その“物”の用途が果たされたことになるのだろう。


初出:『九州日報』大正12年11月20日(1923年) 
著者:夢野 久作 ゆめの きゅうさく

生年:1889年(明治22年)-1月4日
没年:1936年(昭和11年)-3月11日

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