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小論文の書き方のヒント

「何を書いたらいいのかわからない…」
「課題文から何を読み取ればいいのか…」
そんな小論文のお悩みありませんか?

何を書けば正解がわからないから、どこかで読んだ文章をなんとなく真似してみたり、難しい言葉を並べてごまかしてみたり、原稿用紙が中々埋められず苦戦しますよね。

小論文は「どう書くか」ではなく「何を書くか」


今回は、小論文の書き方についての大きなヒントを二つお伝えします!



①小論文には正解がある!?


例題:格差社会について、あなたの意見を述べなさい。

この例題の場合、あなたならなんとまとめますか?
格差社会は悪いもの、みんなが平等になるべき
ということを書きたくなった人、いるかと思います。

ここでは、そのような個人的な感想は求められていません。
大切なのは出題意図について考えること。
この出題の場合、読み手は格差社会について出題して何を聞きたいと思っているのでしょうか。
格差社会への個人的な恨みを聞きたいわけではないというのがわかりますよね。
格差社会への問題点と解決策が聞きたいのです。
読み手にメリットを与える答案であることが受かる小論文です!

A.格差社会の問題は低所得そのものよりも、一度ネットカフェ難民になってしまうと再び正社員としての安定した生活に戻れなくなってしまう点にある。住所不定のままでは社会的な信用が低く再就職が難しい。行政には、このための環境を作ることや市営住宅の提供を求めたい。

小論文=問題点+解決策!



②「意見を述べよ」にはこれを書こう!


例題:今日の天気について、あなたの意見を述べよ。

こんなざっくりとした問題が出たら固まってしまう人が多いのではないでしょうか。
「そんなこと言われても…」と書くことが思いつかないという人は大体ここでつまずいています。
それは、何を答えたら「意見」というのかを知らないからです。
では、そもそも「意見」って何でしょう?

今日は天気がいい          = 意見ではなく事実の説明
今日は天気がいいから嬉しい     = 個人的な感想
今日は天気がいいから散歩へ出かけよう=    意見

違いに気づけましたか?
意見と意見ではないものの違いは、「賛成/反対」が成り立つかどうか。
つまり、「意見」とは、「何かを提案すること」である!



小論文に対して何から手を付けていいのかわからなくなってしまったときは、まずは問題解決を目指しましょう。
問題解決のために何ができるかな?どんな意見が生まれるかな?
そうやって問題に取り掛かるとなんとなく道筋が見えてくるでしょう。
練習の時点で、いきなり問題解決を考えることが難しければ、まずは言葉を磨くことから始めていきましょう。
困ったときは、このヒントを思い出してくださいね!



参考:鈴木鋭智,小論文のオキテ55,KADOKAWA,192p


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