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新幹線に乗っていると見かける「727」の看板の正体に迫る

新幹線に乗っていると、ふと見えてくる看板があります。それが、「727」という数字が書かれた看板です。いきなり目に入ってくるので、気になっている人も多いと思います。

調べてみると、化粧品メーカー「セブンツーセブン化粧品」の広告看板だそう(参考)。高速で通過する新幹線の乗客にインパクトを与えるため、「727」と書かれたシンプルなデザインになっているようです。また、テレビやラジオでのCMでは埋もれてしまうため、あえて野立て看板にこだわっているとのことでした(参考)。広告費にお金を割くのではなく、商品の開発費にお金を回しているようです。

ちなみに「5~7分間隔で1本見えるぐらい」を目安に看板を配置しているのだとか。新幹線車内ではほとんど外を見ず、ずっと読書をしている筆者にとっては、2駅通過ごとに1本見えるか見えないかという印象ですが、実際はそんなにたくさん看板が立っているのですね。

なお、看板を立てるにも地主の許可が必要ですが、なかなか応諾してくれないことも多いようで…。詳しくは「アノ看板の裏エピソード」に詳しいですが、何度も何度も足繁く通い続けることで、看板を設置してもらっているそう。「そこまで言うのなら…」と地主に思わせる熱意があの看板にはあるのです。「727」の看板を見たら、看板を立てるまでの苦労にも思いを巡らせたいところ。美の追求と、新幹線利用者への訴求は両立できるのです。

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