見出し画像

Suicaの正式名称は「Super Urban Intelligent CArd」

今や生活に欠かすことできないSuica。交通機関での乗車のみならず、スーパーやコンビニ等で買い物をする際にも必要な存在となりました。地方の交通系カードとの連携も進んでおり、日本全国で利用できるカードです。

ところで、そもそもSuicaとはどのような意味なのでしょうか。『JR東日本会社要覧2013-2014』によれば、Suicaは「『スイスイ』行ける『IC』『カード』」の意味だそう。略語としては、「Super Urban Intelligent CArdの略
とのことでした。

Suicaを「かざす」では読み取りエラーが続出。そこで「タッチ」という表現が生まれた

ところで筆者は以前、Suicaに関する記事を書いたことがあります。その記事は、媒体自体が廃刊となってしまい現在は存在しないのですが、大まかな内容としては、「タッチ&ゴー」というキャッチコピーができるまでの話でした。以下、おぼろげながら記事の内容を思い起こしながら書いてみます。

***

Suicaが完成するまでの過程での話。Suicaが世に出る前のフィールド実験の段階では、モニターの人に「電波でカードを読み取るので、読み取り機の上に『かざして』ください」と説明していたそうです。

しかし、「かざす」という言葉が抽象的すぎて、人によって様々な動きをしてしまい、読み取りエラーが続出したそう。そこで、モニターの方に「自動改札の読み取り機にカードを『タッチして』ください」と伝えたところ、無事Suicaを認識できるようになったといいます。

実は、自動改札機がSuicaから情報を読み取るには、読み取り機の上の半径10cmの半球状の内側にカードがなくてはならず、しかもその半球内で0.2秒の滞空機関が必要なのです。それをすべての利用者にやってもらうためには、「かざす」ではなく「タッチ」と伝えることが求められたわけですね。

***

ということで、タッチするというSuicaのキャッチコピーには、読み取りエラーを減らすという側面もあったようです。ちょっとした豆知識でした。

おまけ①:Suica出改札システム取扱機器

ちなみに面白いのは、上記JR東日本会社要覧の「Suica出改札システム取扱機器」の箇所。

全体像を見るとわかりやすい

このようなシステムになっているようです。こういうのが好きな人は、ずっと見ていられますよね。

おまけ②:東京駅のビューゴールドラウンジ

余談ですが、以前、東京駅のビューゴールドラウンジに行きました。

なかなか快適

コーヒーなど飲み物のおかわり自由、お菓子付き、お土産(飲料)付き。コンセントもあるので、サクッと仕事したいときにも便利です。

よろしければサポートお願いします!