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Fastly/ファストリー(FSLY)の最大顧客であるTikTok(ティックトック)の行方!?

businessinsiderによると、Fastly/ファストリー(FSLY)のCEOであるJoshua Bixby(ジョシュア・ビグスビー)は、同社の最大顧客がTikTok(ティックトック)であることを明らかにしました。その収益は全体の12%に及ぶとしています。

この発表は、普通であれば成長が著しい企業が顧客ということでポジティブに働くはずですが、今は逆に状況が複雑で致命的となる恐れがあります。

Fastly/ファストリー(FSLY)2020年第2期決算では、予想を上回り、ガイダンスも引き上げ、素晴らしい業績を発表しました。

しかしファストリー(FSLY)の株価は、約20%ほど急落することとなりました。

この理由は先述した、米中関係の悪化により、TikTok(ティックトック)が煽りを受けるからです。

その理由としては、同社の事業を(1)マイクロソフトなど米国企業に売却するか、(2)閉鎖するかの2者択一を迫られているからです。

もし(1)となった場合、マイクロソフトも、Azureとしてファストリー競合サービスを展開していることもあり、ファストリーのサービスから、自社のサービスに切り替えるのではないかという憶測が流れています。

次に(2)となった場合、閉鎖によりTikTok(ティックトック)からの収益(全体の12%)が全て消失してしまうことになります。

どちらにしてもファストリー(FSLY)にとっては、ネガティブな影響を受けてしまいます。

もしポジティブは可能性を探るとすれば、マイクロソフトが買収したとしても、引き続きその競争力のある高機能なファストリーのサービスを利用を続けてくれたとすれば、その急落したファストリー(FSLY)株価はすぐに穴を埋めて、再び上昇することが予想できます。

Fastly/ファーストリー(FSLY)の命運はトランプ政権やマイクロソフトなどにかかっている

トランプ政権は、TikTok(ティックトック)を運営する、中国のバイトダンスに、9月15日までに売却するか閉鎖するかの判断を求めています。

Fastly/ファストリー(FSLY)としては、その結果が出るのを待ち、結果を受け止めるしかなく、気をもんでいるでしょう。

私達投資家も、その成長が著しいファストリー(FSLY)の行方をしっかりウォッチしていきたいと思います。

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参考:businessinsider
提供:investorz.club

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