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黄肌鮪に命を教わる

はいこんにちわー☆
cookingcreateのたかです!
今回も美味しい料理をお届けしていきますね!

いや~、ここまで私は200投稿以上も料理の投稿を続けてきていますが
その中でも一番大変だったのが今回の黄肌鮪(きはだまぐろ)の解体でした。

もちろん今までも煮込み料理から焼き物、揚げ物と幅広い投稿を重ねていてどれも私は本気でした。

しかし今回は本気の本気で大変な作業となりました。

僕ね、沖縄行って黄肌鮪釣ってきたんです。(2019年4月)

飛行機乗り継ぎで島まで半日。

早朝から港を出てポイントまで船で二時間。

波は高いし、スコール降るし、風強いし、その中、手釣りですよ。

電動リールとか使わず手巻き。

釣り始めて三時間くらい経ったとき、ようやく仕掛けに食い付いた。

そこからは力と力の勝負。

黄肌鮪は普段泳いでる速度は30~60㎞、最高速度は100~160㎞。 海の中ですよ、恐ろしいスピードです。

さらに凄いパワーでした。

釣り上げるまで二時間かかりました。

映画見れちゃう時間中ずっと本気で力入れ続けるってのを想像してみてくださいよ。

その二時間僕は何を考えていたか。 

『僕に釣り上げられたら鮪は死ぬ、この荒れた海で力負けして海に引きずり込まれたら僕は死ぬ、絶対にこの勝負勝つ!』って思ってました。

釣り上げた時は感動しましたよ。

横たわり暴れまくる鮪は38㎏。 釣りで感動したのは今回が初めてかもしれない。

釣り上げてすぐエラと内臓を漁師さんがとって活き締めに。

記念撮影してるときはその処理の後なのですが僕の膝の上でビクンビクンって動いてるんですよ、命を意識させられました。

港に戻り発送の段取り。

送料12000円…爆

すぐにフォロワーさんに
『みんなに配りたいから解体ショーやろう!土曜日やろう!俺忙しいから場所確保よろしく!段取りよろしく!告知よろしく!てか全部頼むわ!』って丸投げ(笑)

でも二人が連携して土曜日当日は場所がクソど田◯にも関わらず、僕を含め都市部から15家族、約30人も集まってくれた☆

子供達もたくさん。

みんな鮪の姿なんて生で見たことないから発泡スチロールの蓋開けただけで大興奮。

そこから解体ショースタート。

解体担当の二人が多くのギャラリー見てる中、悪戦苦…いや、サクサクスムーズに捌いていく。

鮪の頭の周辺にどんどん大きな柵が積み上がる。

一部、刺身にしてその場で試食タイム。

釣り上げてから5日熟成なのですぐ食べれる。

逆に釣り上げたすぐなんてマグロは筋肉の塊なのでゴムみたいで酸味(乳酸が溜まるから)もあり美味しくないのです。

来てくれたみんなに食べてもらい大人も子供も美味しい美味しいと笑顔✨

試食用もたくさん切ったけど全部きれいに無くなりました。

捌いたマグロも骨の隙間、頭の肉、皮、目玉まで全て各家庭の元に配られました。

僕ももちろん食べた。刺身めちゃくちゃ美味しかった。

その夜、来てた方のストーリー見ててもいろんな料理を作って食卓に並ぶマグロを見る事が出来ました。

何かね、それを見ながら感慨深かったですよ。

生きてる姿から調理された姿まで一環して見れましたからね。

しかもその間たくさんの笑顔を通過しながら。

僕が釣った魚が15家族の体の一部になった。

大袈裟ですが、一つの命が15家族の命を繋いだ訳ですよね。

今回、捌いた人、見学した人、みんな良い経験出来たと喜んでくれた。

ある人は子供がとても喜んでいて、スーパーに行ってマグロの刺身を見たら、『マグロって最初はもっともっと大きいよね!』って言ったと。

お肉も同じですよね、牛や豚がどうやって捌かれて精肉されてるか見る機会が無いから、命のありがたみを忘れがちになる。

それを学べる機会を提供出来たのは価値があったのかなと。

僕自身もとても大きな学びになりました。

食を通じて命を学ぶ。

こんなことをお伝え出来るのも料理アカウントで発信し続けてきたからこそ…

はい、料理垢の方ごめんなさい。。 
あれ、かといいつつ投資垢も中途半端だし、僕は何垢なんだろか。

とりあえず仮として長文垢に籍を置いておきます。

来てくれたみんなありがとう!

公園の遊具のように僕で遊びまくった子供達、さらなる筋肉痛をプレゼントしてくれてありがとう!(笑)


この記事はInstagramに2019年4月28日に掲載されたものを元にしています。

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