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年金需給額に影響!?マクロ経済スライドって何?

年金ネタです。

年金制度がうまくいってないというのはみなさんよくご存知。
だから将来に不安を抱いて投資や積立てや節約をしている。

今日は久々に、真面目な情報提供となりますが、何で将来、年金に頼れないのかって所です。

ガッツリ説明したら長くなるのでめちゃくちゃ噛み砕いて分かりやすく解説します。
詳しい人は突っ込みたくなるかもしれませんが、考える力がテーマの段階なので僕は細かいとこまでわざと言ってません。

もし読んで疑問出たら調べていただければなと。

そもそも老後の生活が苦しくなる、理由はいくつかありますが、
『インフレ』『年金受給額の減少』『生涯報酬の低下』『退職金の低下』
まあこのあたりですよね。

どれも事実として起きてることです。

今回は何で年金受給額が減るかです。

みなさんが知ってるのは少子化で年金保険料の納付額が減ってる、でも年金受ける老人が増えてる。

単純に収支のバランスが崩れたから、年金受給額が減らされている。

こういう解釈ですよね。もちろんこれは正解。

これに加えて出てくるのがマクロ経済スライドっていう制度。
これは2004年に年金に適用された制度のことをいいます。

マクロ経済スライドと密に関係しているのが、インフレです。
インフレは物価上昇。

本来、日本の年金制度は、物価の上昇に伴い、年金受給額も上昇させる物価スライド制。

でも少子高齢化、貧富の差の拡大、など様々な問題が生じ、年金受給額の減少を発生させています。

そこにさらにマクロ経済スライドが上乗せです。

マクロ経済スライドをめちゃくちゃ簡単に説明すると、物価が上昇しても年金受給額は上昇出来ないように押さえつけてやるぜ!って制度。

例えばある年の物価の上昇率が2.3%だったとします。
本来は年金受給額も2.3%上げないと生活のバランスが取れませんよね。

でもマクロ経済スライドのスライド調整率が1.4と決められた場合、
2.3-1.4=0.9%がその年の年金受給額の上昇率ということになります。

これほんとに噛み砕いてますので、本当は物価の上昇率からマクロ経済スライドの調整率だけじゃなく他にも細かい調整が差し引かれて、最後に上昇率が決まります。

このスライド調整率の計算はとても複雑ですが、
みなさんにとっては計算式なんてどうでもよくてその制度自体が邪魔者ですよね。

とにかくその制度がある事でインフレが進んでも年金もらえる額は上がらないってことです。

だからインフレになればなるほど銀行に預けてても目減りするし、年金もらえる額も上がらないし、老後の資金が不足するってことに繋がる訳です。

こういうことを具体的に知れば知るほど、何とかしなきゃと思いますよね。

もしくは楽観的に諦めモードになる人もいます。

たしかにこれだけ先行き不安があると諦めたくもなりますよ、国が周りからガチガチに固め始めているのですからね。

みなさんが働いてる会社はどうですか?
先行き明るい見通しですか?
給料アップ、ボーナスアップ、役職アップ、順風満帆ですかね。

みなさんのご主人が働いてる会社はどうですか?
仕事後帰宅されて毎日楽しそうに良い話ばかりされてますか?
それとも部長がどうとか会社がどうとか、給料が上がらないとか、実力認めてもらえないとか。どんな言葉が出てきていますか?

過去に安泰と言われた国家公務員でさえも毎年退職金の減少、年金受給額の減少、給与の減少(年功の上昇率の低下)が続いています。

常に周囲でネガティブワード飛び交ってませんか?

そんな時だからこそ運用が必要になってくるんですね。

どんなに厳しい時代にも逆境を解決して生きていける人は常に存在します。
お金の解決策は儲かる会社を自ら経営するか、それが無理なら運用するしかない。
まともに解決させるなら大きく分けてこの二つしかないですよ。

悪いことしちゃいけませんよ。
偽物の物を高額で売るとか、見知らぬお年寄りにおばあちゃん俺だよ俺とか言ってTELしたり。

そんなことで稼いだお金は活きないですからね。

合法に稼いだお金は国は税金払えば残りは自由にお使いくださいと言ってくれてますのでまともな方法で資産作りましょう。

『マクロ経済スライド』
聞いたことない人も多いでしょうし、それを知ることでさらに運用など解決に走らないといけないと感じてもらえるかなと思い今回はこのテーマにしました。


この記事はInstagramに2018年8月26日に掲載されたものを元にしています。

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