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【毎日コツコツやることの大切さ】電験三種の結果と反省点、今後投稿予定の記事


こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。


すみません、久々の投稿になります。

と言うのも、2/20と21で電験三種(第三種電気主任技術者)の試験があり、そのための勉強をしていました。。

電験三種の詳細や将来性については別途資格シリーズでまとめますので、今回は結果のみお伝えします。

・理論 25/100
・機械 45/100
・電力 60/100(合格!)
・法規 30/100

令和5年度第三種電気主任技術者下期試験


難易度により調整されることもありますが、全科目6割(60点)が合格点なので今回は電力のみギリギリ合格、後は散々な結果に終わりました。

今回は反省と今後の方針も込めてこの記事を書いています。


今回の反省点

1.「直前集中型」という悪魔の習慣


結論、これにつきます。

私は、子どもの頃から夏休みは散々遊びまくって、宿題は終わる直前になってまとめてやるタイプでした。

でも、このタイプの方って意外と多いのではないでしょうか。

うちの妻もそうです(笑)


よく言われる話ですが、「夏休みの宿題」というシステムは良く出来ていて、やる前は膨大な量に感じますが、毎日コツコツやることでそこまで負担に感じずに終えることができます。

逆に私や妻のように遊び呆けていた人は、夏休みが終わるときに絶望しながら徹夜覚悟で終わらせることになります。

何より、この毎日コツコツやる習慣を身につけるというのがカリキュラムの真の狙いであり、これは仕事でも、投資でも、貯金でも、筋トレでも、noteの執筆でも同じことです。


子どもの頃の習慣というのはなかなか変わらないもので、この習慣が身につかないと特に仕事では苦労することになります。

そこで、1社目でのメーカーでの仕事を振り返り、仕事でこれがいかに大事なのかを実感したエピソードをご紹介したいと思います。


※少し長くなるので、興味の無い方は3に飛んで下さい。(もし、読者様の中でメーカー志望の就活生や投資に興味がある方がいたら読むことをおすすめします。)


2.何よりも納期が優先される製造業の闇とは(仕事でのエピソード)



私は大学卒業後、営業職を8年ほどしていたのですが、営業はノルマや納期に追われます。例えば、「TELアポを月に100件する」「この見積は週末までに送る」などです。

私は1社目ではメーカーで数千万円~数億円の大型電機設備の営業をしていたので、見積といってもポンとすぐに送れるわけではありません。

主に以下の工程を踏むことなります。

①顧客から見積依頼書を受領する

②上長に経緯を説明し、原価積算部門に詳細と納期を伝達する

③自社の技術担当部門と打合せを重ね、見積にあたって取り入れた方が良い仕様などを詰める
 *見積依頼書に詳細スペックの記載がない場合は、営業が依頼元の担当者と打合せを重ね、詳細を聞き出す必要があります。新人の頃は自分が何を売っているかもよく分かっていないので、最初はこれが一番大変です。

④大抵は競合他社がいるので、見積提出前から依頼元の購買担当者や技術担当者と関係を構築し、情報入手と自社製品のアピールを行います。
 *既存顧客なら楽ですが、新規顧客の場合は大変です。また、購買は価格や納期、技術はアフターフォローや操作性など重視する点が異なるので、それぞれに適したPRをします。そのためには自社の製品の強みを理解していることが前提です。発注を貰ってからの方が大変ですが。。

⑤原価積算書が届いたら見積を作成し、余裕を持って忙しい上長(課長、部長)に確認を取り、社印を申請し、ようやく提出となる。
*納期が切迫しているなど特段の理由がない場合、大抵の場合は数回の値下げ(ネゴ)の要望があるので、それを考慮して金額を検討する必要があります。


いかがでしたでしょうか。
銀行や不動産といった営業とはまた違った大変さがあります。

新人の頃はこういった流れや製品について全く理解していないので、これを身につけるには指導担当の上司に大きく左右されます。

営業部門の上長・技術部門・顧客などとの関係構築力も大事ですが、何より大事なのは事前に決められた納期から逆算し、余裕を持って対応することです。


なぜ大事かと言えば、仕事では何よりも納期が求められるからです。
(メーカーの営業であれば、見積を提出する納期、設備を納品する納期など)

私の顧客は売上高数兆円規模の超大企業だったので、納期が遅れるようなものならそれはそれは大変なことになります。


・見積提出が遅れる 
 → 依頼元の信頼を失い、競合に受注を奪われる可能性が高くなります。

・設備納品が遅れる
 → 受注後に「製作が立て込んでいるため、当初のスケジュールから数ヶ月遅れます(よくある)」と伝えても「はい、分かりました。お待ちしてます」とすんなり通るわけではありません。希望の仕様と納期で製作することをコミットして受注を貰っているからです。最優先で対応するよう強烈なプレッシャーをかけられ、最悪遅延損害金を請求されます。

何より最悪の終わり方は、系列の会社も含め二度と依頼が来なくなり、食いぶちを失うことです。
そうなれば新規開拓に力を入れるよう命じられ、適正がない社員は精神的に病んでしまいます。(数ある営業で最も大変なのが新規開拓です。)



ただ、これは余談なのですが、例え希望納期が標準納期の半分だとしても、何としても受注するように命じられていました。なぜなら、会社の社長や役員は売上さえ取れればよく(特に現場のことをよく知らない営業・事務系出身の場合が多い)、「売上さえ取れればいいから、何とか間に合わせろ!」と営業部長に伝えられ、それが営業担当者に伝えられるからです。

そして、受注を獲得したとしても、技術部門にその納期を伝えるのは営業担当者です。当然、「そんな納期で出来るわけないだろうが!」とキレられます。技術が営業を嫌うのはこれが大きな理由の1つですね。営業もそれは分かっているものの、顧客や営業部の上長との板挟みなので、受注した以上は曲げられない。(納期が遅れる方が後で恐ろしいことになるため)


短納期で受注する→営業と技術の関係悪化→残業や仕様ミスが増え、人件費を圧迫。残業を嫌い辞める社員が増える→納期までに顧客の要求スペックを満たせず信頼を失い、納品後に発生したトラブルは無償対応となる→当初予想の利益額を吐き出し赤字受注となり、全員が不幸となって終わる



これは私のメーカーだけに限ったことではなく、「その製品を作れるのが自社しかいない、又は他社にはマネできない製品の強みがある」といった優位性がないメーカーは、大抵このデスマーチを繰り返すことになります。


就活で大企業に入った方が良いというのは、一般的に大企業であるほどこういった優位性を持っていることが多いためです。
(優位性があるからこそ、売上や社員数を拡大して成長し、大企業になっている)

私のいた会社はある程度の市場シェアを誇り、既存顧客から依頼こそあるものの、顧客はト○タなどの世界的な大企業なので、強気に出られずこの闇に飲まれていました。

自動車関連業界(特にト○タのお膝元)で働いている人には常識というか暗黙のルールですが、他の全ての依頼を犠牲にしても、何よりもト○タからの依頼が最優先です。



2023年世界販売台数No.1など、圧倒的な優位性を持っているからこそ、社内で自○者が出ようが、ト○タからの依頼には絶対服従なのです。

先日のダイハツの不祥事も、ズバリこういった理由が原因です。同じ業界の闇を経験していた私にはよく分かります。


また、製造業の革命的会社である「キーエンス」が、なぜ売上高営業利益率54%(製造業の平均は4%)を叩き出せるかといえば、ファブレス(自社に工場(fabrication facilityを略してfab)を持たない(less)で、設計や開発に特化する)というビジネスモデルが根本にあるためです。


工場を持たないことで経費を抑え、短納期を実現し、製品自体の品質や性能も良いとなれば、売れれば売れるだけ儲かります。

そうなると競合優位性が上がり、顧客側から依頼が来ることで営業としても売りやすく、投資家からもお金が集まり(直近5年間で株価は90%強上昇)、会社側も利益を社員に還元することで良い社員が集まるという、好循環ができています。参考に2023年の平均年収は2279万円(製造業の平均353万円「令和3年賃金構造基本統計調査による」)と高年収で有名なテレビ局や総合商社を超えています。


3.noteと積み立て投資で毎日コツコツの習慣を身につける


話が脱線しましたが、毎日コツコツやる(納期を守る)ことは資格の勉強でも仕事でも非常に大事なことなのです。1社目でこれを叩き込まれたことで少しは習慣化できたつもりでしたが、その後転職を繰り返し、今は納期に追われることがない主夫という立場のため、すっかり忘れていました。

これを忘れることなく、精進したいと思います。

ただ1つ自分を褒めるとすれば、最近はCBT試験導入で易化していると言えど、電験三種は合格率10~20%台、目標勉強時間1000時間という難関資格です。(参考までに、宅建の勉強時間が300~400時間です。)

そして、数学物理が大の苦手で、過去問を解き始めたのが試験の2週間前という私でも、今回電力科目に絞って勉強し、なんとか1科目合格できたのは良かったです。

資格取得において大事なことは、納期(試験日)から逆算してコツコツ勉強することが一番ですが、少ないコストでリターンを取ること、限りある時間で頻出分野に絞って勉強すること、そして資格を取った先を見据えることです。

電験は税理士などと同じく「科目合格制度」が取り入れられており、その試験以降、合格した科目の受験が最大5回まで免除されます。
試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば晴れて第三種電気主任技術者試験合格となります。

今後は3科目だけ勉強したら良いので、残り5回の試験で合格できるよう、コツコツと勉強したいと思います。

投資も同じです。今年の1月から投資家待望の新NISAが始まりました。
詳細は長くなるので別の記事で取り上げますが、私はこの記事を執筆した2月23日時点で既に1年間の最大枠360万円を投資しています。

バブルとも言える今の好景気がいつまで続くかは誰にも分かりませんが、投資で大きく稼ぐ人の特徴は、増やせる「タイミング」で大きく投資することです。相場は上昇と下落を繰り返しています。不況が来ると思ったら決済し、次の上昇相場に備え貯金する。そして上昇相場がきたら、資金を投下して大きく稼ぐのです。


今後の投稿予定の記事について

今後、3月が終わるまでに投稿を予定している記事は以下の通りです。
(変更の可能性があります。)


(QOLシリーズ)
・【自分専用の秘密基地】仕事や勉強が捗るQOL爆上がりの作業部屋の作り方

(投資シリーズ)
・【過去の大失敗を風化させない】新NISAの方針と運用結果(2024年1-2月)

(主夫シリーズ)
・専業主夫に向いているケースと向いていないケース
・【NARUTOの名曲】「悲しみをやさしさに」が心を楽にしてくれた


書きたいことが多く、毎回1つの記事が長くなってしまうので、コンパクトに分かりやすく文章をまとめるスキルを身につけたいものですね。

それでは今回はこれで失礼します。


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