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空中戦対策(議論)

【定義】空中戦

文書や資料の提供がなく、発言のみで議論がなされること。また、発言のやりとりが続くばかりで、結論の出ない会議のこと。

終わりなき議論が永遠と続く

 仕事で打ち合わせをしていると、最終目的を共有せずに、議論が永遠と繰り返されることがある。資料の準備がなく、参加者が自分の言いたいことを言い続けて、どこに話が落ち着くのかが分からない。
 このような時に、空中戦で議論しているという意識を共有することが大切である。また、資料がないことにより情報が不足していることも問題である。打ち合わせ時に何が客観的な情報なのか、何が主観的な情報なのか分からないため、議論が建設的に進んでいかない。
 これらの問題を解決するためには、以下の対策を実施することが必要である。

対策

・打ち合わせ中に空中戦で議論していることを共有する
・打ち合わせの冒頭に議論の目的と目標を宣言する
・打ち合わせ前に使用する資料を提示する
・打ち合わせの時間を30分以内にする
・打ち合わせの議事録をとり、結論と結論に至った経緯を明記する
・打ち合わせの参加者を5人程度に絞る
・5人の中には議論の決定権を持つ人を含める

 この対策を実施することで、打ち合わせを建設的で意義のある議論の時間にしていきたいものである。何かよく分からないけど、打ち合わせばかりで先に進まないというときは、大抵これらの対策を実施していないと思われる。
 ただ根本的な問題は、このような対策をとるには事前準備するための時間が必要ということである。時間がないから空中戦が飛び交う打ち合わせが慢性化しているのであり、時間の確保(余裕さ)ができるようにするしかない。どこかの段階で、これらの対策をしていない打ち合わせはしてはならないというような組織的なルール作りが必要だと思われる。

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