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米カバコETF(QYLD,XYLD,RYLD)を買う理由と買い方

私は現時点でカバコETF
を米株では主要銘柄として
保有しています
そして配当は
日米をあわせた全体で
税引き後で800万ほど
米株のみで500万ほど
になります

(保有資産)
🔹QYLD:530万
🔹XYLD:3000万
🔹RYLD:2000万

米株保有一覧
税引き後の日米配当
税引き後の米配当

なぜ個別株や指数重視ではなく
これらを買っているのか
その理由と買い付け方に
ついてご参考までに🙏

🔶買う理由
まずカバコETFの特徴は
高配当であること
この一点につきます
現在、買われている方や
検討されている方も
理由の大部分はそれだと思います
10%を超える配当銘柄は
とても希少です

しかしカバードコール戦略は
その運用仕様を
知見すればわかりますが
保険商品に近く
場合によって純資産から
その分配金を払い出します
その為、長期では右肩下がりに
なっていく傾向があります

QYLD

また経費率も0.6%程度あり
支払われる分配金も
税金が引かれます

つまり極端な言い方をすれば
自身が投資した資金を
運用し利益が出た部分は
加算されるが
利益がない時はそれから
払われる感覚という事で
投資という枠組みで
考えるとリターンは
大きいとは言えません

それがわかるなら
それには投資せず
VYMやVTI、DGRWなど
配当と成長がとれるETFや
指数投資の投資信託の方が
内部複利もあるし税金も
抑えられるし
いいのではないかと私も思います

しかしそれでも
私が保有しているのには
理由があります

それは
『資産形成後であること』です

指数投資が最も必要な時期は
私は資産形成中であることだと
思っています
ある程度の現金をコツコツと
貯めることよりも
指数に投資し長年の時間をかけ
経済成長の恩恵を受ける
しかし資産形成後では
どうでしょうか?
私は一億程度の
まとまった資金で
かつFIREしています
ここから20年後の成長よりも
日々の生活費が必要です

そして指数投資には
その構造ゆえの懸念事項があり
それが大きな理由となります

それは
『経済全体の暴落時には何もできない』
ということです
強いて言えば将来の戻しのために
ドルコスト平均を意識して
多く買うということ

指数投資の良いところは分散です
それはいわば平均値となります
その為、寄与度が高いものが
強ければ牽引しますが
その逆では下落していきます
今年のような金利上昇での
ハイテク株の下落があり
それがもし長期化すれば
指数投資は途中で切り崩すことは
かなり難しくなります
なぜなら成長し上昇するために
貯金ではなく指数投資
しているのですから
含み損で切り崩すのは
投資の意味もなくなり
相当な決意も必要です

そしてそのような経済や
地政学的ショックは
長期では何度も起きます
またそれはいつ起きるかは
誰にも予測ができません
つまり視点がとてもマクロで
予測が難しいため
ある時点で必ずお金がいる
という運用には向いていないのです
あなたが将来にお金が
必要な時に、〜ショックが
たまたま発生し
指数が大きく暴落した時
あなたはどうしますか?
その時、定年退職の時期かもしれません
それは運任せともいえます

つまり指数投資は
成長が最大化している時に
利確するか、
それを待つだけの余剰資金を
別に持っていなければいけません
あくまでこれは
私の個人的な解釈と意見です🙏

しかし配当銘柄の場合は
都度、税金まで払い出し
確定したキャッシュとなります
資産の倍増はなくとも
資金プラス運用益分の上積みが
期待できると共に
買い付けタイミングを
自身で測ることや
カバコ銘柄を選定することで
相場に合わせて
ある程度のリスクを
減らすことができます
そして受け取った
インカムを生活費に回しながら
現時点の人生に
活用することができます

またドル建ての
インカムを作ることで
今のような円安時にも
資産を目減させないことも
理由の一つとしています

そして今年の9月後半より
日本版のQYLD
2865:グローバルX
NASDAQ100・カバード・コール ETF
も出てきており今後は
XYLDも上陸します

これによりドル建て投資だけでなく
円建てでもインカム投資が
できるようになり
為替の影響に合わせた
買付もできるようになりました
日本版を活用することで
外国税を抑えることもできますし
買付の幅が広がることで
また一つ買い付ける理由が
増えました

最後に、資産形成中で
あってもカバコを買う
選択肢もあると思っています
それは自身の
現在の給料などインカムに
満足がいかない場合です
未来の資産の倍増ではなく
副業としてのインカム投資
であれば買う理由にも
当てはめられるかなと思います

🔶買い方
カバコETFの買い方として
考えなけらばいけないことは
三つあると思っています

1️⃣買い付け時期
自身の給料がでたら余りで
カバコを定期的に買う
という方も多いかと思いますが
私はそれはしません
カバコは前段の理由により
長期で右肩下がりとなるので
定期的に積み上げるより
大きく下げた時、
そして相場に合わせて
買い付けることを重視しています
なぜならカバコは
成長の恩恵が受けられないので
買い付けタイミングの
依存度が高いためです
高いところで買うメリットは
どこにもないのです
指数も同じと思われますが
それは違います
指数は成長にかけるので
上がっている場合でも
買い増しには意味があります
成長に乗るというトレンドが
あるからです
しかしカバコには
それはありません
ですのであくまで連動する
指数が下落し
なるべく高配当率に
なった際に買い付ける為
資金は貯めます
数ヶ月投資できないことも
ありますが
それは問題ではありません
もし定期的にするのであれば
配当落ちの日を狙い
買付するのがお勧めです
配当落ちを狙うと
その月はもらえず
分配が来月に1ヶ月分ずれるから
もったいないマインドが
働く方もいると思いますが
自身の資産の払い出しに
税金をかけて払われるだけの
可能性を前提に考えれば
下げた時に買う方が
お得である
というマインドが働きます

そして連動している
ナス、SP500、ラッセル2000の
下落の水準に合わせて
なるべく底打ちのタイミング
または出来高が高く
反発を生みやすいタイミングで
対応するQYLD,XYLD,RYLDを
買い付けます

実際にこのような買付を
行うことで
例えば今年のような
金利によるハイテク落ちが
あった際にも
分散しリスクを軽減できます
最も良くないことは
『配当率が高いという理由だけで
定期的にそれを買い付ける』
ということです
配当率が高いということは
それだけ下落しているという
事でもあります
それが下落途中であれば
単純に資産を減らしてしまいます

2️⃣買付量と保有量
買い付ける量は大事です
用意できた余剰金で買う
ということだけすると
長期ではリスクを軽減できません
ある程度、溜まってここだという
買い付けタイミングで
多く買い付けますが
やはりそこでも下落が途中だなと
判断すれば全部は買い付けません
期待値で分割し
その比率分のみ買い付けます
その為、QYLDに2割、XYLDに4割
残りは取っておく
といったような買付もあります
金利や小型企業の成長など
ファンダメンタルにも合わせて
自身で期待値で配分を決めます
そうする事で
長期的な資産の目減りリスクを
より軽減することができます

保有量もとても大事です
株資産全体のうち
私は米日で6:4の比率
そして米株では現状は
9割はカバコになっています
この比率はとても高いもので
一時的なものです
これは私の資産形成の
最終形態が
まだ先にあるためです
資産の形成は終えても
次にやるべきことがあります
それはカバコの下落を
抑えることです
それに合わせて保有量を
調整していきます
それは次で説明します

3️⃣カバコの下落を抑える
まず前段にあるように
カバコは長期では
右肩下がりになります
一時的に戻しはありますが
そのままただ買い付けていっても
いずれは資産割れを
起こす可能性は高い

その為、FIREに必要となる
インカムを作り出し
そのインカムからの
余剰金を複利に回す流れの中で
それを抑えられるように
調整していきます

余剰金で買付する時
その資金でまたカバコを買うのか
指数ETFを買うのかの2択を検討します
その基準は
『まだインカムが必要なのか』
という点が優先度となります
まずはインカムが
自身が必要としている
例えば月の生活費に
到達したいのであれば
それまではカバコを
優先的に買い付けます
そしてある程度
インカムの到達に目処が
立ってきた場合は
下落の耐性を優先にする為
同じ配当銘柄でも
VYMなど蛸足配当ではないETFや
DGRWなど成長もとれ
分配が早いETFを買い付けます
カバコと違い
相場の成長にあわせて
上昇し下落耐性があるETFを
買い付けることで
カバコの下落を補わせます

重要な事は
カバコからのインカムだけで
生活費を捻出して
FIREしたりしないことで
あくまで下落していく耐性分を
そのインカムから
補うことを前提にし
仮に30万の生活費が
必要であれば
50万ほどのインカムを
カバコより生み出し
20万は下落耐性が高い
成長ETFに投資をしていくのが
私のお勧めで
私はこれに向けて
現在進行形なのです

私は学費や生活費を考えると
配当は税引き後で1000万を
目指しています
つまりあと200万程足りません
それまではカバコの比率を
高くして優先的に投資し
インカムを増加させながらも
途中指数の暴落があれば
少しだけVYMなども投資しますが
まだ優先ではありません

その先で目標に達したら
カバコ投資はやめ
インカムから生活費を抜いた
余剰金で指数を買い続け
今のPF全体の年利5%を
3%程度まで下げることで
カバコや高配当利回りが
継続できない場合においても
代替えできる銘柄がある
低い利回りにすること
そして社債や国債などの
より堅い運用にも回し
PFを分散し
株と債券とインカムの
バランスをとり
老後に向けたスタイルとする
それが私の最終形態となります

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『まとめ』
カバコは高配当で
一見とても魅力的です
しかし長期では下落が
あることを前提に置いて
投資する必要があります
インカムかインデックス投資かの
議論の多くでは
複利と税金の効率だけで
良し悪しを考えがちですが
色の使い分けが
必要だと思っています
比較し捨てるものではなく

『今の自分の人生に
必要なところを補う為に
お金に働いてもらう投資』

『未来の経済成長に
資産を託す投資』

これらを別々に考え
しかし組み合わせることが
投資の最適解なのではないかなと
私は思います🙏

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