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ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けるにあたって考えたこと
はじめまして。うさぎです。
私は20代後半で2019年の暮れに品川近視クリニックでICL手術を受けました。今に至るまで問題なく快適に過ごしております。
以降では手術を受けるにあたって考えたことを簡単にまとめます。
誰かの参考になることを願います。
手術の動機ではなく、手術そのもについて知りたい方はこちらを読んだ方がいいかも。
なぜレーシックではなくICLを選んだのか
①ドライアイを悪化させるリスクが低いため
ICLでもリスクはありますが、レーシックの方がそのリスクが高いと報告があります。(Naves, J.S. Carracedo, G. Cacho-Babillo, I. Diadenosine Nucleotid Measurements as Dry-Eye Score in Patients After LASIK and ICL Surgery. Presented at American Society of Cataract and Refractive Surgery (ASCRS) 2012.)
私はドライアイだったので、これ以上悪化させたくないという思いがありました。
②レーシックと違って可逆性がある
これは心理的な部分が大きいですね。ICLは理論上は可逆性のある手術ですが、レンズの出し入れに伴い角膜の切開が発生するため、人的なミスが介入する余地があります。
とはいえレーシックですと手術した直後から不可逆という性質を受け入れなければなりません。私の場合は不可逆性を受容するリスクを下げることが心理的な抵抗感を拭うことと同義でした。
③レーシックより選択肢が少なく迷う必要がない
調べると分かりますが、レーシックは種類が多いです。自分の目にとって何がベストかは医者が検査結果を見て決めるのが通例ですが、屈折矯正手術は自由診療であるため、術式の決定権はこちらにあります。
知識が乏しい一般人は医者の勧める術式を選びがちですが、こういうときに怖いのは情報格差を利用されて過剰に高い術式に誘導される点です。
この点ICLは、乱視用レンズにするか、度数はいくつにするかだけなのでシンプルです。
手術費用と自分の年齢
これは減価償却に近い考え方です。
手術を受けずにこのままメガネとコンタクトレンズを使い続けた場合にかかる支出と医療費控除の金額を計算しました。
私の場合は手術費用が44万で、医療費控除の概算は5万以上です。
将来かかるメガネ代とコンタクトレンズ代が20万程度と計算し、
44-5-20=19で、19万円が償却できずに残ると考えました。
あとはメガネやコンタクトから解放されることで手に入る数々のメリットと19万円を天秤にかけ、「安い」と判断しました。
(ICLを勧めるブログの中には完全に償却できるように書いている例が散見されるけど、将来掛かる費用を盛っているように思います。)
病院選び
私は品川近視クリニックで手術をしました。
クーポン制度で次々と顧客獲得している様子がどうしても下品に映り、最初はあまり良い印象はありませんでした。
とはいえ手術が人の手によるものである以上、経験値こそが重要だと私は考えます。(ここは個人の考え方です)
その観点で病院選定を進めると、サピアタワーアイクリニックと品川近視クリニックが候補として残りました。
このサピアタワーアイクリニックの場合、ICL手術で有名な先生がいる反面、品川近視クリニックより数十万円高い金額を払うことになります。
ここで次の観点を与えます。
リスク許容度です。自分が将来の不確実性に対してどれだけのお金を払えるのかを考えます。
我々には有名な執刀医による手術とそうでない執刀医による手術の違いを確かめる術はありません。
ひとつ確かなのは、手術を望む全員が、術後に快適に過ごせれば良いと考えている点です。
ここで参考になるのが両病院のレビューです。
品川近視クリニックは過去のレーシックの件で悪いレビューが目立ちますが、ICLについては問題ありませんでした。
(個人的にはお医者さんの腕にパテックの腕時計が見えてドン引きしたという★1レビューが好きです。羨ましいですね。)
サピアタワーアイクリニックの方はgoogleのレビューを見る限りかなり高いですね。過去に汚点がないことからレビューの点数に差が出ていると考えられます。
ただ、こちらのブログでICLの失敗談を書かれている方がいるのですが、その方の記事を読み進めていくと、現在のサピアタワーアイクリニックの有名な先生が過去在籍していた病院で手術を受けたと読み取れます。
この点から、有名な医師がいようがいまいが結局のところリスクにそれほど影響しないと判断し、品川近視クリニックを選択しました。
とはいえ、目は一点物ですので十分ご検討ください。仮に成功率が99.9%の手術だとしても、0.01%を引いてしまった患者にとっては成功率0%の手術に他なりません。
家族への影響
これは上記のリスクの話とつながります。
私がもし既婚者であり、妻と子供を私一人の給料で支えなければいけない立場に置かれていたとすると、ICL手術に踏み切れなかったかもしれません。
私の道義心から考えるに、上記のケースで万が一の事態が起きた時に自分を許せる自信がないためそう考えます。
まとめ
・ICLを選んだ理由はドライアイを誘発するリスクが低い点と、心理的に抵抗感が少ないため
・40万円以上する手術に踏み切れたのは実質負担額と減価償却の考えを導入した上で、メリットと費用がバランスすると判断したため。
・病院選びにおいて品川近視クリニックを選んだのは過去の実績が豊富である点。サピアタワーアイクリニックを選ばなかった理由は、ICLの失敗談を読んでいたため。
・手術に踏み切れた理由は、私の手術によって影響を受ける家族がいないため。
以上です。
品川近視クリニックで手術を受けた時の話はこちらの記事に詳細を載せています。noteとはテイストが異なり、日記感が強めです。
何か不明点等あればお答えしますのでお気軽にご連絡下さい。
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