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イギリスのチャレンジャーバンクを使いこなそう【#1 導入編】

チャレンジャーバンクという名前を聞いたことがありますでしょうか?古くからの歴史や実績に支えられたメジャーな銀行と異なり、フィンテックを活用し実店舗を持たず、口座開設もネットで完結、ユーザーの利便性を第一に掲げた新しいタイプの銀行です。そして私が駐在しているイギリスは、多くのチャレンジャーバンクが拠点を構えており、自分もTranferwise, Revolute, Monzoという3種類のサービスを活用しています。何回かに分けてその特徴や、私なりの使いこなし方を紹介していきたいと思います。

イギリスのチャレンジャーバンクとは?

イギリスのチャレンジャーバンクと言うと、Tranferwise, Revolute, Monzoが有名です。冒頭お伝えした通り、どの口座も開設が本当に簡単です。私の場合イギリスに在住しておりますので、住民カードであるBRPカードやパスポートをアプリで撮影していくだけで、本当に簡単に口座開設ができてしまいます。Monzoに関してはデビッドカードも自動的に送られてきて、すぐに街中でも利用できます。

チャレンジャーバンクは銀行なのか?

それぞれ特徴があるのですが、まず一番大きく違うのがMonzoは名実共に銀行であり、万一破綻してもイギリスのFinancial Services Compensation Scheme (FSCS)、要は預金保障制度に加入しているため、85,000ポンドまでの預金額が保障されるのに加え、給与口座にも指定できます。

それでは他の2つのサービスが危険かと言うと、イギリスのFCA(Financial Conduct Authority/金融行動監視機構)の承認を受け、ユーザーの預金はBarclaysなどの大手銀行に分割して預けられているため、万が一TransferwiseやRevlouteが破綻しても、その預金は守られることになります。(但し、仮に預け先のBarclaysが破綻した場合は、その限りではないということになりますが。)大切なお金を預ける訳ですので、この辺は押さえた上で行動したいですね。

Monzoの口座開設に関しては、Chiyoさんのブログで詳しく書かれていますので、そちらを是非参照してみて下さい。

どのように使い分けるのが良いのか?

私はTranferwise, Revolute, Monzoの全ての口座を開設して、使ってみました。それぞれに長所・短所があり、目的別に使い分けると良いと思っています。買い物、現金引き出し、日本への送金など、その目的は様々です。その用途別の特徴とおすすめの使い方をこれから数回に分けてまとめていきたいと思います。

一点注意ですが、口座開設にあたってMonzoを最初に開設すると自動的にTransferwiseの口座も開設されるのですが、そうするとTransferwiseの初回手数料無料特典が受けられません!(私も失敗しました・・。)Monzoより先に以下のリンクからTransferwiseを申し込むと良いと思います。

こちらのリンクから口座開設を申し込むと、初回の500ポンドまでの手数料が無料になります。是非活用して下さい。Transferwise 口座開設はこちら