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【革命物語】「SFC入門」という授業を開講するために。 #4

オンライン下を通して、SFCの課題を自分なりに見出した。それらは大学生活を送る分には何の影響もない。しかしそれらが解決しなければ、未来で活躍できることはないだろうというのが感想だ。

その自分なりに見出した課題感とその解決策を提言から引用したのが下記である。

 SFCのオンライン授業を通して実感した課題は「時間・場所を越えてSFCを感じられるようにする」ということだ。
 そこでその課題を解決するために「SFCを拡張する」必要があることがわかった。その一連のプロジェクトで「休学のすヽめ」があったりするわけだが、もっと前提として「拡張すべきSFCとは何か?」を見出す必要があると感じた。
 それは個々人が見出すべきことでありながらも、それ自体を考えるきっかけ自体が「SFCを拡張すること」につながるのではと結論づけた。

 てことで、そのような機会を題して「SFC入門」と呼ぶことにしてその授業を2021年春学期後半(だいたい6月)に自主的に開講してみようと考えました!

慶應には「慶應義塾入門」という授業がある。福沢諭吉の精神から、脈絡と受け継がれる意志を解釈して慶應の精神を獲得しようという授業である。しかし「SFC入門」はないのである。

SFCの精神を獲得する授業として「SBC入門・実践」や「未来創造塾入門」があるが、これらは「SBC」というプロジェクトをもとに開講されている授業である。また「SFCスピリッツの創造」という素晴らしい授業もあるのだが、これは2019年・2020年限定の授業でありすでに閉講してしまった。あとは「環境情報学」「総合政策学」というものはあるが、これは精神よりもSFCにある学問の広がりを学ぶもので、私が目指す「SFCの再考」とは別のものだと考える。

そういうわけでSFCを考える授業として「SFC入門」を開講する必要があると考えた。

この授業の設計概要を示す。

<目的>
• ひとりひとりが自分なりにSFCでやりたいことや活用方法などを見出せるようにすること。
• 全体で周辺課題を解決するためにSFCムーブメントを起こすこと。 
<ターゲット>
• 新入生または熱意を持つ人たち。
• 特にやる気はあるけど、なにからやったら良いか わからないという人たち。SFCの活かし方や関わり方に疑問がある人たち。

具体的な内容はまだ検討中で公開できないが、試さなければわからないということで2021年6月を目処に授業設計を急いでいる。ただ概要的なことは決めてあるので、参考程度に見ていただきたい。

・テーマ「SFCらしさが何かを考え、現状のSFCに革命を起こすプロジェクトを考案せよ。」
・プロジェクト・グルワベース
→SFCに関わるキーワード(多様性や未来など)をグループで議論し、自分なりの答えを見つける。
→またグループ内での答えを見出し、そこから「SFCらしさ(スピリッツ)」を定義し、SFCに革命を起こすことができるプロジェクトを考案。メンターがつく。
→最終発表で考案内容を発表し、長期休暇を使って実践まで行う。(形式はビジネスでもイベントでも何でも良い)

SFCを考える機会というのは意外と少ないのではと思う。AO受験者であれば、SFCをじっくり検討しその活用方法を見出している場合が多いが、筆記受験者含め必ずしも全員がそういうことを経験しているわけではない。そして何の疑いも持たず、敷かれたレールの上を行くのも今の時代に適していないし、いざって時にサバイバルできないだろう。早めに考えるきっかけが見つかるということは、その後の生きやすさにつながると思われる。この授業がそんな経験の一つとして活かせればと願う。

またこの授業の目的は「ムーブメントを起こす」ことである。それは内部からも外部からも必要だと捉えている。そこでこの授業内容・プロジェクト実践を Youtube などのソーシャルメディアで公開することで、外部への刺激にもなると考える。またその行為自体ももともとの課題感である「SFCの拡張」につながる。

ここまでを実現するには様々な問題が生じるが、1個ずつ検討していきながらスピード感を持って実践したい。そしてこれが半永久的に続く、ムーブメントにつながればと思う。それがSFC革命に間接的につながり、より良い未来の礎になれば幸いだ。(滝本)

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