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【ご報告】虹の橋を渡った子たちの同窓会「お坊さんと一緒に」

2023年8月22日
真っ青な空に秋を感じさせる雲が美しい日でした。
今回で8回目、そして特別バージョン
京都市上京区にあるお寺「心城院」さんにて
虹の橋を渡った子たちの同窓会
「お坊さんと一緒に」
を開催いたしました。

可愛い紙ナプキン♡

まず参加者のみなさんの簡単な自己紹介の後、お坊さんの自己紹介とペット遍歴からお話をしてくださいました。

🪷🪷🪷🪷🍵

ペットを失った時はどのような形であれ、何かしらの儀礼を行うことはとても大切で、そうすることによって失ったことを昇華しやすい。
儀礼によって一区切りつけられるのです。
ペットの場合、何か決まったことがある訳ではないので、可能ならお経をあげると言うような宗教的な儀式、またはいつもと違う何か大きなことをする。
例えば、大切なものを手放す決心をした人が、そのためにテレビ番組に依頼して壮大なことにチャレンジして区切りをつけていますよね。

失って悲しいのは当たり前で、それをいかに柔らかくするかが大切です。
悲しみや心の痛みを思いすぎると、なかなか治りません。
その子がいてくれてことで良かったことや、気がついたことがたくさんあり、それらを自分の中で勲章に思えるようになりましょう。

そして今ここにいないのではなく違う形ですぐそばにいる、その子との関係性が変わっただけで、それによって接し方も変わっただけです。
人が仏壇に向かって故人に話しかけるのと同じように、何か媒介になるもの(写真など)に話しかけたりお水や食べ物をお供えする。
これは形が変わっただけでそこにいる、会えない子たちに会える方法なのです。

🍵🪷🪷🪷🪷

お坊さんのお話はわかりやすく、そして心に染み渡るように入ってきました。

お坊さんのお話を
皆さん真剣にお話を聞いておられます。

🌈 🌈 🌈

後半は参加して下さった方からの質問やお話に対してお坊さんからのお話です。

🔹魂はいつ無くなるのですか。
→無くなりません。
仏教的には四十九日までは霊として存在しています。
例えば、お鍋に入った水は沸騰させていくと無くなってしまいますが、それは無くなったのではなく、水蒸気という違う形になってすぐそばに存在している、ということなのです。

🔹ペットのお骨を自分たちのお墓に入れることってどうなんだろう
→墓地がOKなら副葬品として入れられます。
ペットのみのお墓にしたい場合はペット霊園にお墓をたてることになります。
(京都市の場合)

🔹亡くなった子の足音を聞いたり姿を見たりして、存在を感じる
→その人にしかわからない、その人なりの感じ方です。

🔹あんなに一緒にいたのに最後看取れなかった
→見せたくなかったのかもしれません。
それはそれなりに理由があると思いますが、どちらにせよ辛いことです。

🔹こちらの都合のいいタイミングを見て、その時に亡くなっているように思う
→結果から見てそう言えるのであって、本当のところは誰にもわかりません。

🔹事故など想定外の時に失うと悲しみが長引く
→その場合、納得できず心が反発して悲しみが長引きます。
一般的に悲しみが和らぐのに2年必要と言われますが、この場合は医療にかかることも必要になることがあります。

🔹追いかけるように亡くなったり、亡くなった子が連れて行ったのかなと思うことがある。
→悲しみで免疫力などが弱ったり、睡眠不足になり体調不良になったり、そのせいで持病が悪化しやすいです。
注意力も落ちるので、事故などの危険が高まります。

🔹最近になってグリーフケア(残された家族の立ち直りを助けること)について日本ではまだまだ足りないと言われている
→日本において昔から広く仏教が信仰されていて、その役割を担っていました。
その儀礼はグリーフケアとしてとても理にかなっていました。
お通夜で通夜振る舞いをし、大勢の人たちで故人の話をしたり聞いたりすることで、悲しみが和らいでいたのです。
時代の流れでそれらがどんどん縮小されており、グリーフケアと言われるものが足りなくなってきていると言う事情があります。

🌈 🌈 🌈

その他にも、火葬について、ペット霊園について、献体について、その他時々雑談など、参加者の皆さんでたくさん語り合いました。
それでも足りないような気がしながら、夕方お開きとなりました。

気がついたら夕陽になりかけてました😅

参加してくださった皆さま、ありがとうございました!
心城院のご住職と奥様、細やかなお心遣いと、たくさんのお話ありがとうございました😊


今回お話をしてくださったお坊さんのお寺「心城院」さんのホームページです。
京都御苑や梨木神社の東側にある本禅寺さんの塔頭寺です。

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