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『歴史街道』2021年5月号に、真田信繁に関する読み物が掲載されています。

 先月号に引き続き、4/6発売の『歴史街道』5月号に原稿が掲載されています。

 今回は「立花宗茂と真田信繁」という特集の一本として、信繁の九度山蟄居時代から大坂夏の陣にかけてのエピソードを読み物として書いています。

 真田信繁さんというのは、一般的には「真田幸村」という名前でよく知られている人ですね。まあ幸村とか言っちゃうと、時代考証にうるさい向きの人たちがざわざわしちゃうので、記事中では使っていませんが。

 ちなみに私、どちらかというと信繁よりも、お父さんである真田昌幸の方が詳しいです。

 というのは、以前に若き日の真田昌幸を主人公の一人に据えた、『塞ノ巫女』という作品を書いているからです。

 若き日の真田昌幸(武藤喜兵衛)が、小梅という名の歩き巫女(くノ一の一種)の少女とともに、山本勘助が呪術によって甦らせたクトゥルーの邪神と戦うという、時代考証にうるさい向きの人たちがざわざわするの必至の時代伝奇小説です。

 単行本時には『忍び秘伝』というタイトルで出た本なのですが、文庫化に際して改題しました。親本の方は大藪春彦賞の候補にもなったし、本当は単行本と文庫でタイトル変更するのはあまり好きじゃないんだけど、何でそんなことになったのかはお察しを。ちなみに私が自分で考えて付けたタイトルは『塞ノ巫女』の方です。

 装画は、後に『機巧のイヴ』シリーズの表紙を担当してくれることになる、獅子猿さん。ていうか、私、この表紙の小梅ちゃんがすごく気に入っていて、yomyomでのイヴ2の連載時に装画を担当するイラストレーターがなかなか決まらなかった時に担当者に相談を受け、「だったら獅子猿さんにお願いできませんか」と提案したのがきっかけ。結果、大成功となりました。イヴは表紙買いしている人、けっこういたと思うので。

 あと、講談社の決戦シリーズの一冊、『決戦!川中島』でも、真田昌幸を主人公にした「影武者対影武者」という短編を書いています

 気になる方はこちらも是非。

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