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TeaかCoffieか?それが問題だ。

小学6年の頃、先生が歴史の授業で

「戦国時代の武将たちはすごい度胸が必要な決断をズバズバ下してたんだ。そういう人が生き残る。」

と言ってたけど、今は、それはある種の幻想だと思う。

生き残りつつ目的に近づくために必要なのは「どうでも良さそうな選択肢」を慎重に選び続けることだと痛感する。現実はとても地味。そして、仕事が複雑になればなるほど、どうでも良さそうだった事が後から非常に重要な鍵だった、ということがとてもよく起こる。会社経営はまさに、地味な選択の連続だ。

もちろん、その「非常に重要な鍵」を間違って捨てちゃってた時に、力づくでドアを蹴破るような力も必要だけど、それはあくまで非常対応。非常対応だけを繰り返しても目的にはたどり着けない。

「どうでも良さそうなこと」の決断は難しい。どっちを選んでも大差なく見える。でもそれはその選択肢の本質がわかってなくて選ぶべき基準が見えてないから。選択肢そのものがどうでもいいのではなく、重要さがわかっていないからどうでもよく見えている。

決断力は訓練できるスキルなので、どうでもいいことに悩んでしっかり結論を出すクセをつけるのがいい。

そう思って僕が30半ばから始めたのが「食事メニューで悩まない」というトレーニングだ。「何食べたい?」と聞かれたら明確な答えを出す。「またそれ?」と言われてもめげない。レストランでもウェイターが来るまでに食べたいものを決める(たまにウェイターの顔を見て決める)。

そしてその結果、太りました、という、そういうお話でした。そしてそれもまた栄養バランスを含めた些細な選択ミスの積み重ねの結果で…

おわり

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