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専門医資格の取得と更新

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2019年1月の記事一覧

専門医の資格は必要か。

4つの専門医資格をもっている。今年もうひとつ専門医試験を受ける予定もある。自分の近くにいる医師たちとくらべて、この資格の数は平均的かちょっとだけ多いくらい。ただし、いまのところ、内科医は専門医資格を持っていても持っていなくても、国家資格と保険医の申請をしていれば業務はできる(はず)。今の職場からは専門医をはやく取るようにとか指示されているわけでもない。 じゃ、なんで受けるのか。目の前の人間の病気を診ていればそれでいいじゃないか。 資格をもっているメリットは、医師側と、病院

受験すると決めたら受験する

日常業務をしながら、持っていてもいなくてもいい資格をとるための勉強をするのは大変だ。 勉強があるから試験があるからと日常業務より資格取得を優先していいよと言ってくれる上司はまずいない。もしそんな上司がいたなら、普段から自分はまったく当てにされていないのではないかと不安に思ってしまう。その場合は資格取得より日常業務を先に全部片付けたほうがよさそうだ。 専門医の資格なんて、普段から患者を診たがらず何も仕事ができない、時間に余裕があって教科書を丸暗記するのが得意な医者が持つもの

試験をつくる側にもメリットがある

年末にお歳暮でいただいたミカン計3箱をやっと食べきった! さて。国家資格以外の資格は、受験する側にも受験させる側(試験と資格を企画する側)にもメリットがある。 受験する側のメリットは先日noteに投稿した。 では受験させる側のメリットはなんだろう。 ・受験者の知識技術レベルの底上げ ・資格取得者が、正しくその知識技術をつかうことで、世の中が良くなる などなどのきれいごとだけでなく、 ・資格取得者が活躍すると受験させる側の権威が高まる ・受験希望者、資格取得者が増え

まずやることは受験条件の確認

内科系の専門医の資格がほしくなったら、まずはじめにその分野の学会に入会しよう。有名なところでは日本内科学会、日本消化器病学会、日本循環器学会などなど。 東洋医学、スポーツ医学、健康診断、旅行医学、宇宙医学、温泉医学、などもある。分野はとても幅広い。自分の趣味と関連した分野を選ぶのも面白いかもしれない。 そしていよいよ専門医の受験条件を確認しよう。一般的な条件としてはこんな項目が挙げられる。 ①日本の医師免許をもっていること ②医師としての人格と見識をもっていること ③