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ぬるっといこう

最近「シャーマンキング」をまたイチから見始めた。


「まぁ、なんとかなるって~」が口癖の主人公。朝倉葉、それを取り巻く仲間たち。少年漫画にあるまじき緩さなのだけれど、やるときはきっちりやる。そんな主人公だ。


物語りでは「正義と悪とそうでないもの」たちが描かれるのだけれど、考えさせれることはたくさんある。なかでも好きな言葉があって、主人公葉の許嫁である「アンナ」のセリフだ。



あたしは「オレが世界を救う」なんて奴はもちろん信用しないし 「やってやるぜ」ってガツガツした熱血マンが大キライ だってそんな奴らに限って己の欲望むき出しでしかも口先ばっかり オレがオレがって普段調子の良いこと言ってる割には困難にぶつかるとすぐへこたれる



この意味が最近やっと、ふんわりとわかってきた気もする。本当に何かを成し遂げようとしたときには「オレ」はきっと必要ないのだ。



ぼくも含めてヒトは何かと「自分」を主人公にしたがる生き物だと思っていて、それでもべつにいいとは思うのだけれど「何か」を成し遂げようとしたときにそれはとても邪魔になる。もちろん自分の中では自分が主人公なのだけれど、外から見たときに自分が主人公である必要はまったくないのだ。



今ぼくは人生で一番何かを成し遂げようとしているわけなのだけれど、あまりガツガツと「やってやるぜ」みたいな感情が昔ほどなくなってきた。「まぁ、やるかぁ~」という感じでこつこつとやっている。細かい場所でのテンションの上げ下げみたいなことはあるのだけれど、全体でみるとぼくのテンションはずっと「低空安定」。



無駄にテンションを上げる必要もないし、きちんとやるべきことをやって、筋を通して、誰から見ても「ただしい」方向に進んでいるときに他者の目を気にしたり、ライブ感で煽って期待感を上乗せするようなこともしなくていいはずだ。



いまは、まだ。



できるだけひっそりと、息をころしながら、前に進んでいく。



ミジンコがイワシになって、マグロになって、イルカになって・・・



いつか、クジラになれたときに。



海の上に出て大きなジャンプをするそのときまで。




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