簡単に説明するということは嘘をつくことだしその嘘を許容することでしか簡単に説明できない
アミノ酸系の界面活性剤は低刺激である。両性の界面活性剤は低刺激である。そういった言説はたくさんある。
正確に言えばどちらも嘘なのだけれど、正確に言おうとしたとたんに理解されなくなる。というかそれ以前の前提知識が複数必要になるため「いったんそういうことにしておく」という事を経なければおそらく何も説明する事ができない。
正確性を犠牲にして嘘をつくことを良しとするしかない。
ということをずっとモヤモヤ数年抱えていたのだけれどまあ全然無理だなと思うことにした。
そもそも数千時間学習したのちに”理解する”状況になれるのに、数時間程度で何がわかるというのか…
わかったつもりにさせる。
そういうものがとても苦手だったのだけれど、社会はどうやら「わかったつもり」の人がほとんどで、「わかったつもり」でまわっている。
わかったつもりになれるYouTubeだったり、わかったつもりになれるInstagramだったり、わかったつもりになれるメーカーの説明だったり。そういうのが求められている。
ただ、わかったつもりにさせる側が背景をきちんとわかっている場合と、わかったつもりになっただけのヒトが自分の影響力を高めたいという理由で他人にわかったつもりにさせるために説明している場合で悪質度はかなり変わってくるんじゃないだろうか。
ここから先は
1,231字
このマガジンを登録すると最低月に2本とってもためになるnoteが読めます。気分がのるとたくさん上がる可能性もなくはないかもしれない・・・・。
いぬのしゃんぷーやの秘密とか
¥1,000 / 月
日々の思う事やちょっと表に出せないお話しをしていきます。 あまりエビデンスバチバチの内容ではなく個人的感想レベルの肩の力を抜いて書けるやつ…
取材費や研究費に使わせて頂きます。おなかがすいたらぼくの晩ごはんがアップグレードします。