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2024.6.25
こないだはいけなくてごめん。緊急の呼び出しがかかっちゃって、どうしても他のひとに変わってもらえなくて。それで、ひさびさに出社したんだけど、とりあえず会社に着いたはいいものの、結局じぶんがやることはとくになくて、別のチームのひとがやる作業の完了連絡を待つだけの仕事だった。こんなんだったらわざわざ来なくてもよかったじゃんとおもったけど、来ちゃったからには待たなくちゃいけなくて、待っているあいだひまだったから、受けなきゃいけないe-Learningの研修の映像をずっと見てて、おなかが空いたからコンビニでプロテイン入りのカフェラテを買った。せっかくの会に行けなくなっちゃったし、あんまり食べる気になれなくて、たいていの空腹感はプロテイン不足だって言ってたよね？　それを思い出して、コーヒーだから眠気ざましにもなるし。カフェラテも飲み切って、ずっと待ってたけどなかなか連絡は来なくて、ビルのなかに入ってるコンビニだからビルが閉まる時間にコンビニも閉まっちゃうから、閉まる前に急いでコンビニにまた行って、インスタントのスープとホットスナックのフライドチキンを買って食べた。パンも買ったとおもう。サーバー室はめちゃくちゃさむいから、ブランケットを持ってきておいてよかった。
夜中になって、トイレに行きたくなって、トイレは下の階にあるから階段を降りているとき、ぜんぶの窓がもう閉まっているしエアコンもぜったいに切れているはずなのに、風が吹くみたいに、あしもとをなにかが通りすぎた。虫とかねずみとかそういうのではなくて、もっとあたたかくて大きさのあるなにかだった。小さめのいぬとかねこみたいな？　ねこだったら、もしかしたらもう死んじゃったうちの黒猫かもしれない。そういえばいつが命日だったっけ？　夏ごろだった気がするけど忘れた。あのときは暗かったから黒いとおもったけど、いま思い返すとそうでもなかった気がする。もし踏んづけちゃってたらごめん。元気ならいいけど。
トイレのある階に冷蔵庫がおいてあって、先輩がビールを隠しているのをひとつもらって飲んで、朝になった。別のチームがやる作業の完了連絡をもらって、確認してから会社を出た。明るいのか暗いのかよくわからないまだだれもいないオフィス街で、暑いのか寒いのかよくわからないからだになってることに気づいて、銭湯にいくことにした。風呂につかって、からだがあたたまってることが実感できて、あんしんしてもうすぐ出ていく家に帰った。