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【2020松本山雅】vs水戸(7/15)A プレビュー

トップ画像は2018年9月1日のアウェイ水戸戦。写真は松本山雅FCのHPより。

1.今季初のミッドウィーク

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(画像:松本山雅FCホームページより)

中3日での連戦でアウェイが連続する山雅、前節は新潟相手に自滅・完敗も流れの中での守備は好調であることを改めて示した。
攻撃陣の奮起に期待したいところである。
対する水戸は、前節は山形相手に1-1のドロー。
今季まだホームでの勝利がなく、サポーターの目の前で奮起が期待される。


2.スターティングメンバー

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・松本山雅FC

フォーメーション4-4-2。

前節から5人変更と予想。
フォーメーションは4-4-2、
過密日程の中、初スタメンを飾る選手が多いと予想。
状態が不明の選手が多く、正確な予想は難しいだろう。
CBの怪我人が増えてることもあり、3バックで3連戦を臨むことは不可能。群馬戦の展望を先読みするに、4バックでこの試合に臨むことが得策だろうと考えた。


・水戸ホーリーホック

フォーメーションは4-4-2。

安東が契約により出場不可。
山形戦では3-3-3-1を使用も、中盤とサイドの疲労度を見るに、今節は4-4-2から入り、オプションとして変更することが予想される。


3.山雅の守備

水戸はSBが幅を取り、高い位置でボールを受ける4-4-2のオーソドックスなビルドアップ。
ボランチはCB-SB間(チャンネル)に落ちることが多い、下図では山田康太が落ちてサポートをする。

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山雅としては持たせることで、ビルドアップのエラーを誘いたい。
特に安東不在のため、サイドチェンジのスピードは落ちることが予想される。また、大外からのクロスは多いが受け手とあっていないシーンが多いため、4-4-2で中央を塞ぐのが得策か。

3-3-3-1の場合は、IHと落ち気味にプレーするFWの1人の計3人で左右前後を変えながら流動的に裏抜けを狙ってくる。

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山雅としては、相手WBから内側への配給をいかに遮断するかが勝負の分かれ目になるだろう。


4.山雅の攻撃

4-4-2からは、中央を閉めた堅い守備を展開。最終ラインと2列目がしっかりとブロックを形成するため、基本的にはビルドアップミスをさらってカウンターが理想。
彰人が右SH予想の理由として、中央ないしCB-SB間に、斜めの裏抜けをすることが有効であると感じたため。
イズマはサイドにに流れて持ちたがるため、攻撃時は位置関係が逆になり、SBを釣り出してくれるだろう。

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持たされた場合は、左サイドはアルヴァロが絞り、利弥が高い位置を取ることで、起点を作りながら、逆サイドからのダイアゴナルランと大外を使っていきたい。

3-3-3-1の場合、IHの戻りの遅さや中盤の幅の広さが目立ち、クロスフェーズでサイズのあるCBが跳ね返す形になっている。

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山雅としては中央のスペースを上手く使ってCBを引き出し、スペースを使う攻撃を展開できると、崩しやすいと思われる。


5.交代策

相手ボランチの層が薄いため、後半途中で3-1-4-2に変更すれば、数的優位が出来るため中央突破が可能。
久保田・セルジーニョ・杉本は交代で出てくるには十分すぎるほど強力であるため、60分時点で1点ビハインドなら勝ち点3射程圏内と考えることも可能だろう。

水戸が点を取りたい展開になった場合、ボランチを1枚減らして4-1-3-2への変更を千葉戦で披露。若くて思い切りのいい前線の選手を活かして得点を狙ってくるだろう。
また、そのように攻撃的に来た場合、SBの取る高さが5〜10mほど上がるため、カウンターでCB裏に持って行ければ、突き放すチャンスは多く転がってくる可能性が高い。

3-3-3-1への変更ももちろん考えらるが、その説明は上記にあるので割愛。
3-3-3-1スタートからの変化としては山形戦で行った4-4-2への回帰という形になるだろう。ただ、WB(SB)の選手が疲弊するため、層が薄い中どのように交代枠を使うのかは注目だ。


6.まとめ

個人的に、安東が出場できないことは水戸にとって間違いなく痛手であると考えている。
その中で水戸がどのようにマネジメントをしてくるかが今節のポイントだろう。
もちろん、山雅にとって替えがきかない左WB・SBの高木利弥はこの連戦のカギになるため、こちらのマネジメントも注目したい。

また、この試合はシンプルに攻めて、シンプルに守るチームとの対戦となり、個人個人の質が問われるタフな試合になるだろう。
今節初スタメンを飾る面々には是非、スタメンを勝ち取るアピールの場として奮起してもらいたい。