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1月7日公開オススメ映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 各ユニバースのヴィランを紹介!

やってきました、2022年。明けましておめでとうございます。

本年も、映画情報サイトの編集やライターとしてなどエンターテインメント情報を発信してきた松 弥々子、映画やテレビドラマなどの製作や制作現場で経験を積んできたkayserという犬好き・猫好きな二人が芸術やエンターテインメントの情報についてお知らせしていきたいと思います。

今回は、私、松 弥々子が担当します。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

さて、2022年の第一回目にご紹介するのは、1月7日公開の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。トム・ホランド主演の「スパイダーマン:ホームカミング」シリーズの第3作、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の第27作、そして「スパイダーマン」主演の映画9作目となる作品です。

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前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、スパイダーマンの正体がピーター・パーカーであることがバレてしまいました。全世界に自身がスパイダーマンだと知られてしまったピーターは、ドクター・ストレンジに「スパイダーマンの正体がピーター・パーカーである」という記憶を人々の脳から消してくれるように頼みます。しかしそのせいで、マルチバースからドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった強敵たちを呼び寄せてしまうのです。

と聞いても、「マルチバース? ドック・オク?」とわからない方もいるでしょう。

マルチバースとは、パラレルワールドのように別のユニバースが存在する、という考え方。この『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のあるMCU版「スパイダーマン」シリーズのユニバースではピーター・パーカーをトム・ホランドが演じてゼンデイヤ演じるMJと付き合っていますが、ピーター(トビー・マグワイア)&のMJ(キルスティン・ダンスト)が付き合っているユニバースや、ピーター(アンドリュー・ガーフィールド)&グウェン(エマ・ストーン)が付き合っているユニバースもあるという……。

そしてこの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、トビー・マグワイア版やアンドリュー・ガーフィールド版に登場したヴィランたちが、ユニバースを超えて登場してくるというのです。

今回は、映画版『スパイダーマン』の歴史と、各作品に登場するヴィランなどを紹介していきます。

トビー・マグワイア主演「スパイダーマン」シリーズ

サム・ライミ監督が手がけた「スパイダーマン」シリーズ。トビー・マグワイアがピーター・パーカーを演じ、キルスティン・ダンストがメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)を演じています。

2002年から3作が制作されました。

スパイダーマン / Spider-Man (2002)

「日本ではアメコミ・ヒーロー映画は当たらない」という定説を覆し、日本でも大ヒットしました。

本作では、ウィレム・デフォー演じるノーマン・オズボーンが「グリーン・ゴブリン」というヴィランに変身します。

スパイダーマン2 / Spider-Man 2 (2004)

本作のヴィランはアルフレッド・モリナ演じるオットー・オクタビアス博士が変貌した「ドクター・オクトパス」。通称「ドック・オク」と呼ばれます。

元々は物理学の天才で、自らが作った金属製の4本のアームを脊髄に直結させる実験をしていたところ、アーム内の人工知能が目覚めオクタビアス博士の意識を乗っ取ってしまいます。本来は思慮深くピーターも尊敬していた博士だったのに、悪に染まってしまったという哀しきヴィランです。

スパイダーマン3 / Spider-Man 3 (2007)

本作では、スパイダーマンが液状生命体「シンビオート」に寄生され、「ブラック・スパイダーマン」になってしまうという事態も。

さらに、このシンビオートがエディ・ブロックJr.に寄生し、「ヴェノム」というヴィランに変身。このヴェノムは『ヴェノム』(2018年)、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)として単独で映画化されましたね。

また体が砂で構成されている「サンドマン」も登場します。

そしてこの作品で忘れてはいけないヴィランというと、ジェームズ・フランコ演じる「ニューゴブリン」でしょう。このニューゴブリンの正体は、ピーターの親友だったハリー・オズボーン。父親のノーマン・オズボーン(「グリーン・ゴブリン」)を殺したのがスパイダーマンであることを知り、ピーターを襲ってくるのですが……。

アンドリュー・ガーフィールド版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ

マーク・ウェブ監督が手がけた「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ。アンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカーを演じ、エマ・ストーンがヒロインのグウェン・ステイシーを演じています。

2012年から2作が制作されました。

アメイジング・スパイダーマン / The Amazing Spider-Man (2012)

本作のヴィランはリス・エヴァンス演じる「リザード」。爬虫類の再生能力を研究していたカート・コナーズ博士が人体実験を行いトカゲのようなリザードに変身してしまいます。

アメイジング・スパイダーマン2 / The Amazing Spider-Man 2 (2014)

本作にも、複数のヴィランが登場します。

まずはサイのような強化スーツを着た「ライノ」。ポール・ジアマッティが演じています。

そして、ジェイミー・フォックス演じる「エレクトロ」。ハリー・オズボーンが経営するオズコープ社の電気技師が、作業中の事故により電気を操る電気人間になってしまいます。ニューヨーク中の電気を吸収し、その電気でスパイダーマンを襲ってくるのですが……。

さらに、もう一人。本作にも「グリーン・ゴブリン」が登場します。本作のグリーン・ゴブリンの正体は、ピーターの親友であるハリー・オズボーン。デイン・デハーンが演じています。

MCU トム・ホランド版「スパイダーマン」シリーズ

そして、いよいよ登場するのが、ジョン・ワッツ監督が手がけたMCU版「スパイダーマン」シリーズ「アベンジャーズ」の存在するユニバースであり、スパイダーマンもアベンジャーズの一員として認めてもらおうと頑張っているところ。これまでのユニバースより、ピーターの幼さや軽やかさが際立っています。

このシリーズでは、トム・ホランドがピーター・パーカーを演じ、ゼンデイヤがヒロインのミシェル・ジョーンズ(MJ)を演じています。

また本作ではピーターの育ての親であるメイおばさんをマリサ・トメイが演じています。前2シリーズのメイおばさんからグッと若返ったことから“美しすぎるメイおばさん”と話題になりました。

2017年から3作が制作されています。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming (2017)

本作のヴィランは、マイケル・キートン演じる「バルチャー」。“チタウリ”の兵器の残骸などを利用してパワードスーツやハイテク武器を作り、それを駆使してスパイダーマンと戦います。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム / Spider-Man: Far From Home (2019)

本作のヴィランはジェイク・ギレンホール演じる「ミステリオ」。トニー・スタークの経営する「スターク・インダストリーズ」で働いていたホログラム技術者であるクエンティン・ベックが、自らのホログラム技術で架空の敵モンスター「エレメンタルズ」を作り上げ、ピーターに近づいてくるのですが……。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home (2021)

そして、いよいよ1月7日に公開となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

予告編を見ただけでも「ドック・オク」「グリーン・ゴブリン」「エレクトロ」「サンドマン」「リザード」らが登場していることが見てとれますが、どのように登場するのでしょうか。ヴィランとしてピーターと戦うのか、それとも……。そして、これらのヴィランを演じた俳優たちも登場するのか? 期待と想像はふくらむばかりです。

アニメ作品

「スパイダーマン」シリーズには実写版だけでなく、アニメ版の映画も存在します。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンらが監督を務め、2018年に公開されました。

スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse (2018)

本作のスパイダーマンは、高校生のマイルス・モラレス。ピーター・パーカーが死亡し、マイルスがピーターからスパイダーマンの座を託されます。「スパイダーバース」というタイトルからもわかるとおり、別のユニバースから別のピーターやスパイダーグウェン、ペニー・パーカー、スパイダー・ハム、スパイダーマン・ノワールといったさまざまなスパイダーマンがやってきて、共闘することになるのです。

本作には「キングピン」「プラウラー」「ドクター・オクトパス」「スコーピオン」「トゥームストーン」らがヴィランとして登場しています。

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