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このマンガ、映像化してほしい!『桃源暗鬼』

今回はkayserが担当します。
2022年今年最後にお届けする記事は、「このマンガ、映像化してほしい!」企画第13弾。しばらく振りのこの企画です。多くのマンガが存在する中、アニメ化やドラマ化される作品は、ほんのひと握り。2022年はマンガでも特に人気の作品が映像化されてきました。

今回紹介するマンガは既刊12巻、2年半も連載が続いている人気作品。いまだに映像化されていないのが不思議なくらいです。その作品は、「週刊少年チャンピオン」にて絶賛連載中の『桃源暗鬼』。昔話の「桃太郎」を題材にしたバトルアクションです。それでは、早速紹介します!

マンガ『桃源暗鬼』とは

『桃源暗鬼』は、漆原侑来原作のバトルアクションマンガです。2020年より、「週刊少年チャンピオン」にて連載が始まりました。きっかけは、本人の持ち込みだとか。その時点で、編集者の目に留まり、連載されることになったそうです。

もともとチャンピオンに連載されていたヤンキーマンガが好きだったため、同誌に持ち込んだ漆原。本作でも、主人公はヤンキー気質たっぷりなキャラクターです。

漆原本人曰く「イケメンを書くのが好き」とのことで、本作でもさまざまなイケメンたちが登場します。それせいか、ファンレターの大半が女性とのこと。チャンピオンでは今まであり得なかった層に広がっているようです。

元美容師という異色の経歴を持つ作者から放たれる『桃源暗鬼』。TikTokで紹介されたことで、SNSで話題となり、多くのファンを獲得。著名人からの紹介、水曜日のカンパネラとのコラボなど、目が離せない人気作品となっています。

あらすじ

鬼の血を継いでいることを知らずに育った主人公・一ノ瀬四季。血の繋がらない父・一ノ瀬剛志に育てられました。剛志はもともと、鬼と戦う桃太郎機関に所属していましたが、四季を引き取り、隠れてひっそり暮らしていました。しかし、同機関の桃屋五月雨の突然の奇襲に遭い、剛志は、四季を守って命を落とすことに。

父を殺され、その敵を討ちたいと羅列学園に入学する四季。羅列学園は、鬼機関の若手育成の場所。四季はそこで、教官の無陀野無人や仲間たちと出会い、徐々にその力を覚醒していきます。桃太郎機関が鬼の一斉排除を目的とする一方、鬼機関は長きに渡る戦争を終わらせるため、話し合いを持ちたいと考えていました。

そんな中、繰り広げられる鬼機関桃太郎機関の戦い。さまざまな出会いと試練に遭いながら成長していく四季や仲間たちの姿を描きながら、鬼と桃太郎の戦い描いています。

もともとの昔話「桃太郎」では、鬼が悪者でしたが、本作ではひと味違ったものに。鬼の視点から描いているのも魅力のひとつ。新しい鬼物語として人気を博しています。

こんな風に映像化してほしい!

『桃源暗鬼』を映像化するのであれば、これはアニメしかないでしょう。作品の持つ最大の魅力であるバトルアクション、鬼、桃太郎のそれぞれの技などアニメーションとなり、動きがついたところで、さらなる面白さに繋がるはずです。

とにかく鬼と桃太郎のバトルシーンは非常によくできています。鬼も桃太郎も、それぞれ血を使った技を使うので、ビジュアル的にもなかなか刺激的となることでしょう。

また、アニメ化されるとすれば、それぞれのキャラクターに人気の声優が選ばれていけば、作品の人気もますます上がるというもの。イケメンキャラクターだからこそ、イケメンボイスの声優陣がキャスティングされることは想像に難しくありません。

加えて、バトルアクションに精通しているアニメ制作会社や監督がチームに加われば、そのクオリティも期待できることでしょう。アニメ化してほしいマンガのランキングでも、上位を獲得するなど、その注目度の高さが窺えます。

すでにマーチャンダイジング展開は進んでおり、人気の高さを現しています。これだけの要素が詰まっているのであれば、原作権は争奪戦になるのではないでしょうか。

ここだけはおさえてポイント!

『桃源暗鬼』の魅力にバトルアクションを取り上げましたが、もうひとつ大事なポイントとしては、物語やキャラクターの面白さも上げられます。

登場人物たちが、それぞれのトラウマや葛藤を抱えながら戦う姿、主人公の真っすぐさ、仲間たちのバラエティに富んだキャラクター。そんな彼らが、物語が進むにつれ、どんどん成長していく様も心に響きます。どれをとっても本作の魅力にひとつです。

「仲間がいるから強くなれる」という作品に込められた強いメッセージも大事なポイント。個々で強くなるには、心を育てること誰かのために、誰かを守りたい、1人じゃないという思いが心を強くすると。これこそが、本作の最大のテーマなのかもしれません。

どんな形で映像化されるにしろ、この思いをきちんと表現できるものでなければいけません。こんなに真っ直ぐな作品だからこそ、多くの人に知ってほしいと強く願います。

まとめ

今回は、漆原侑来原作の『桃源暗鬼』を紹介しました。アニメ化して、それを見てほしいのはやまやまですが、まずはマンガを読んでみてください!そして、お気に入りのキャラクターを見つけてみてください!

kayser


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