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メタバース、この時代を、自分という存在で、どう生きていくのか。

こんにちは。

Facebook社がMeta社になりましたね。

これに呼応するように、VRやメタバース関連の株が上昇し(Roblox株が爆上がりしたのは笑いました)、ついにはディズニー社もメタバースへの参入を計画していると発表しました。

月曜日にもnoteさんがVRとメタバースに関するセミナーをやってましたね。

僕にとっては非常にワクワクすることも多く、個人の趣味としても会社としても関係する部分は多い領域です。

しかし、多くの方々はまだまだメタバースって何?という人が多いでしょうし、次から次へと出てくる新しい言葉や技術や概念に、パンクしている人も多いのではないでしょうか。


時代は変化する

ずっと昔から、常に時代は変化して来ました。
ホモサピエンスが増える前の時代から、我々が文明を構築してからも。

この数百年を見るだけでも、何度も移り変わってきました。
国家、民族、宗教、そして近代に入り産業という革命が起きました。

現在はロボット・AI・IoTなどの第4次産業革命の中だといわれていますが、既に第5次への道も見えています。
時代の変化には、テクノロジーと環境が大きな影響を与えます。

テクノロジーの変化についてはまた別の機会にするとして、現代はあまりに多くの情報や変化に晒されているということは、間違っていないでしょう。

そういったあまりに大きな物量を処理することで、我々は日々精一杯であり、疲弊しています。

だからこそ、現代は多くの人が簡単でわかりやすいものを好む傾向にあるのかもしれません。

簡単で、わかりやすい

我々の世界は本当に複雑であり、常に変化し合い、影響し合っています。

その複雑さは日々増すばかりで、全てを完全に理解し認識している人間など、この世界に存在していないのではないかと思えます。
(あなたは普段使っているパソコン・インターネット、普段食べている食品、普段従っている法律、普段関わっている団体や人間について、どれぐらい知っているといえでしょうか?)

しかし、理解できていないことを理解できていないことをして持ち続けることは、多くの人にとってしんどくて面倒です。

だから、わかりやすいことが好きであり、理解した気になるのが好きです。
(書きながら、めちゃくちゃ僕自身にも当てはまります)


わかった気になる

心理学や発達に関する研究や論文にも、そういった「分かりやすく、怪しい」ものもあるそうです。
ハーバードビジネスレビューなんかは、その特性が少し強い気がします。眉唾とまでは言いませんが、ほんまか?みたいな理論や、で?みたいな研究も載っていますね。

そういったものが一概に悪い訳ではないですが、実際の対人支援にはあまり使えないことが多かったります。

本当に、実務として対人支援に関わっていると、机上の空論をたくさん実感することがあります。

昨日の記事にもありますが、結局成長や発達は人によるものであり、目の前に人に寄り添っていくしかありません。

理論やフレームを優先して上手くいくことは、ほとんど無いのです。


自分の物語を探す

結局、いつもお伝えしている「自分の物語を探していく」

ということに言葉通り、自分自身も、クライアントも、自分独自の物語を構築していくしかありません。

仮に技術、成果、到達点、ゴールは同じだったとしても、そこへの過程は違います。

地図は同じだったとして、そこへの行き方、タイミング、その道中の経験、それらは全て違って当然です。
それこそが、その人の人生であり物語となっていきます。

ありのままを観察する

結局、対人支援の基本は目の前の人を観察し、理解しようとし続けること。
そこから対話し、取り組み続けていくことです。

我々は、多くのバイアスを通して外の世界を見ています。これは、避けがたい事実です。

完全にバイアスを外すことは出来ないが、自分がどんなバイアスを持っているのかを自覚して取り組んでいくことは大切かと思います。


時代を学ぶ

クライアントの悩み、課題は、必ずその時代・社会と結びついている。
今日を生きる人に寄り添い際に、今日の世界を無視することは不可能です。

今がどんな時代で、どんな流れで、どんな動きなのか、ある程度把握していなければ本質的なものも見えなくなってしまいます。

そういう意味では、加藤さんが仰っていたように。対人支援者は社会文化人類学的な視点を持っていないと、本当の意味で寄り添うことは難しいのかもしれません。

歴史、時代、最新のテクノロジーや未来、こうったことも、日々少しずつ学び、考え、解釈し、自分の物語に取り入れていくことが必要です。

強み診断士の中級コース以上では、そういった観点での学びも少しずつ提供していっています。




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