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センターに写真を贈ろうプロジェクト、無事寄贈が終わりました!

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2019年8月にスタートした「センターに写真を贈ろうプロジェクト」
3/8と3/16に分けて写真と写真集を無事寄贈することができました。

みなさまのお気持ちをやっと形にすることができました。
ほんとうにありがとうございました!

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2019年6月に、処分するための施設から生かすための施設へと生まれ変わった神奈川県動物愛護センター。
「きれいになってよかったね。犬たちも幸せだね。」
人間の目線だとそうなってしまう。
犬たちの本当の気持ちがより一層伝わりにくくなる。
犬にとっての幸せは冷暖房完備のきれいな個室に住むことじゃない。
犬は関りを求めてる。
旧センターの終わり位からずっとそのことが気になっていました。

新センター開所式の日やその後、参列者さん等から聞こえる言葉はまさにそのまま。そして犬たちの様子も思った通り。
新センターには旧センターの面影は皆無で、
歴史を知る術は古い職員さんのお話を聞くしかない。
でもいつでもだれでも聞けるわけではない。
旧センターでのすべてがあったから今があるのに。
そして棄てられた犬たちの気持ちは何も変わらないというのに。

見学会で伝えるということも続けたいと思いつつ、それだけでは足りない。いつも見ることのできる歴史をのこせたら。。。
そういう思いからスタートしたプロジェクトでした。

当初は77万円という大きな目標を立て計画し、いろんなイベントでご寄付や募金をいただき順調なスタートを切っていましたが、2020年初春からコロナの世界になり、イベントも出来なくなりました。

それでもずっとご支援くださってる方がいらっしゃいました。
みなさんのお気持ちを形にせねば。。。とずっと思っていました。

1年半が経ち、目標達成より、今あるお気持ちを形にしよう!と内容を見直しました。
A2サイズのパネルを二枚、A3サイズのフォトボードを20枚弱に絞り、その分写真集にすべてを込めようということに。
その結果、こちらの方がベストだったと感じています。

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16日にお話を伺ったら、さっそく、見学にいらした方に写真を使いながら忘れてはならない過去の歴史をお話しすることができたとおっしゃっていただきました。

写真集は、ご覧くださった方が暗い気持ちになるだけではない、最後は明るい気持ちで「犬って最高だね」と思ってくれたらいいなという想い、犬たちの気持ちを代弁するように写真も言葉もつづりました。

写真を展示して旧センター時代からお世話になっていた方々に見ていただきました。
「そうだったよね。」
「こうだったんだよね。」
「いろいろあったよね。」
写真を見ながら、きっとこの二年あまり表に出さなかった気持ちを思い出すようにいろんな話をしたり、過去いた印象深い犬たちの話をしたり。
涙を流したり笑ったり。
とてもとてもいい時間を持てました。

言葉にできないお辛い思いをした方もいるけれど、もうほとんどの職員さんはその一番つらい部分を経験したことのない世代。
まだ少しはいらっしゃる時代に間に合ってよかったと思いました。

「過去として忘れる」のではなく「忘れずに昇華して過去のすべてに感謝し今を生きる」ということがいいように感じました。

5年間、いろんな職員さんやボランティアのみなさん、そして動物たちから本当にたくさんのことを教えてもらい背中を見せてもらい生き様を見せてもらい。
たくさん笑って、たくさん泣いて。言葉にできない感情をたくさんたくさん噛みしめて。
やっといま、一つの形にできたと思っています。

たくさんお世話になった方々が今年度で退職なさるそうで。
その方たちがいる間に一緒に形にすることができて本当にうれしく思いました。

わたしは一ボランティアでセンター職員ではないけれど。
いままでずっといろいろ本当にたくさんのことを助けていただき、サポートしていただき、護っていただいたり、フォローしていただいたり、元気づけたり、元気をもらったり。同志のように感じています。

みなさん全員と出逢えて本当によかった。すべての人がいたからこの形ができたのだと実感しています。

代々お世話になった職員さんとボランティアのみなさま。
お気持ちを寄せてくださったたくさんのみなさま。
ずっと応援してくれていた友人たち。

そしてどんな時も私を支えてくれて引っ張ったりブレーキかけたり、私に欠け切ってるところをたくさんたくさん助けてくれたスイミーのふたり。

そして、神奈川県動物保護センターの施設と、センターから空へかえった命たちと生活していた犬や猫や動物たちのすべてに。

ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!!!
こころからの海と同じくらい深い感謝をこめて。

                        2021.3.18 犬丸美絵

写真や写真集は、神奈川県動物愛護センターの1F図書室にてご自由にご覧いただけます。コロナが落ち着いて、センターに行けるときが来たら是非ご覧くださいませ。

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【殺処分時代に籍を置き、辛い時代を過ごし。その貴重すぎる歴史をたくさんたくさん聞かせてくださいました。絶対に忘れません。他では決して得られない大切な糧になりました。ありがとうございました!】

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【写真集をご覧になりながら、無言で写真の犬を撫でていたのがとても心にグッときました】

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【5年間ずっといらしてお世話になってきた犬神様のようなIさん。すごい方なのです。犬を見る目、犬の扱いがとにかくスゴイ!!雑居房にたくさんの犬たちが大所帯で暮らしていた時代に犬たちを管理するということがどんなに過酷か。Iさんのお話はあまりに貴重でどんなに勉強になったことか。
最初はたぶん、「変なのが来たな」と思われたのかぜんぜんお話しできなかったのだけど(笑)ずっと通ってるうちにいろいろ教えてくださったりいろんな話をして下さるようになり仲良しに(^^)
退職なさるとのことで記念にマスクなしで撮ろう!と。大切な一枚(^^)
こんな重鎮のような貴重な経験をされている方々がリタイアなさるのは何とも惜しい。。。
センターに通わなければ絶対に会えなかったであろう犬道の大先輩。
たくさんありがとうございました!】

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【写真集にサインしたほうがいい!ということになり、サインなんかしたことないからわからない、どうすりゃいいんだ?って言ってたら、これお手本にしたら?と見せてくれたものがあまりにベタすぎて大笑い(笑)テプラ自体懐かしすぎるけど、「有名人のサイン」って、、、なんてベタな。。。
彩さんのサインがもらい事故でごめんなさい(笑)】

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【ザラバン紙にペンの試し書きしてたものを、「ここにいれといていいかな?」と。もう大笑いすぎてお腹痛かったです。「有名人のサイン」ファイルに入ったままかも(笑)】

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【結局、仕上がりはいつもの落書き(笑)】

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【カメラマンも写真家も肉体労働。偶然にも後ろの旧センターからいる子犬の人形と同じポーズ(笑)】

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【感無量。。。】

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【こんな気持ちで始めたプロジェクトでした。】




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