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2021年のジェフのスタッツデータを勝手にグラフィック化してみた vol.2 〜選手 DF編〜

こんにちは。ジェフサポーターのいぬきちです。
現在「ジェフのスタッツデータを勝手にグラフィック化する」という企画を勝手に進行中でこちらはその記事になりますw
前回のMF編に続いて、今回はDF編をお届けします。

前回の記事はこちら

※スタッツデータのソースはFootball LABのデータを利用しています。
Football LAB様!非常に助かっております!ありがとうございます!


前回に続き簡単な説明になりますが、

選手スタッツは記録とCBP(Football LABの独自指標)で構成しました。
グラフィックの見方は以下のとおりです。

上段は選手の基本情報と、出場数などの記録を掲載。

下段はCBPですが、左側はシーズン値とリーグ比較になります。
数値と順位を見ることでJ2リーグ内で当該選手がどうだったのかがわかります。
ちなみに黄色いゲージはその項目でリーグ1位だった選手の数値と比較した長さになっています。

下段右側は90分換算値をチーム内比較でチャート化しています。
当該選手がどんなプレーでチームに貢献したか、得意なプレーは何かなどがわかります。
CBPの値は積み上げ式のため出場時間が多い選手ほど数値が高くなるので90分換算値は不公平感のない数値になるのでこちらを中心に選手を評価するのがよさそうです。

説明が長くなりましたがぼちぼちグラフィックをみていきましょう!

1. No.3 岡野洵

2020年の出場数10試合から26試合に伸ばした岡野君!
3CBでは主に右CBとして出場し、攻撃的なスタイルで我々サポーターを沸かせてくれましたね!
もともと前に潰しにいけるアグレッシブなタイプでしたが、まさかあそこまで攻撃的なプレーができるとは!
運ぶドリブルや速くクロスは崩しの形が作れないチームをおおいに助けてくれたと思います。CBなのにクロスから多くのチャンスを作り、1アシストをあげていてSB顔負けですよw
ただ理由はよくわかりませんが途中から出番が減少してしまいました。なんででしょうかね?尹さんからすると攻撃的過ぎましたかね?私は岡野君のプレースタイルめっちゃ好きですよ!

スタッツを見ると守備値はきちんとCBとして高い数値を残しています。
注目したいのは攻撃関連の数値ですが、クロス値がリーグ91位で100位以内に入っています。
ちなみに守備値リーグ30位以内に入ってるCBの選手でクロス値5ポイントを叩き出してる選手はいません!ドリブル値は田口より高いですw

90分換算値に関しては、CBPがチャンス構築に関連付けているので守備に関する項目が少なく、CBの選手はどうしても前目の選手よりチャートが小さくなってしまうので、その点を考慮して評価しないといけません。

可能性を見せてくれた岡野君ですが残念ながら2022年は町田に完全移籍となってしまいました。
アカデミー上がりなのでジェフで活躍する姿を見たい選手でしたが選手の判断を尊重しなければいけないので仕方がないですね…ジェフ戦以外での活躍を祈っています。

2. No.11 米倉恒貴

2021年も怪我に悩まされたヨネは、15試合出場(内スタメンは9試合)、出場時間は1000分以下で得点0アシスト数は1と残念な結果に終わってしまいました。本当にいつも怪我に泣かされていますね…

それでもチームが3Bになってヨネの良さを活かせる状況になったのは本人にとって良かった点ではないかと思います。
あの町田戦良かったですよね!アシストもしましたし、久しぶりにサイドで躍動するヨネを見たなって興奮しました(怪我さえなければもっと良かったのですが)。

スタッツですがリーグ順位は出場時間が少ないので低めです。その中でもクロス値だけは高めでさすがといえますね!
90分換算値では、攻撃値と奪取値が高く、少ない時間ながらもまずまずの貢献度だと思います。奪取値の高さはフィジカルモンスターらしさが出ていますね。
意外と守備値が高いのはセットプレー等で跳ね返し役ができているからでしょうか。

2022シーズンへの課題に関してはもう「怪我に気をつける」としか言いようがないです(^^;
チーム最年長になりましたし、このまま消えていく姿は見たくないので一花咲かしてほしいですね!

3. No.13 鈴木大輔

加入1年目からキャプテンに抜擢された鈴木大輔ですが、開幕前に期待値が上がり過ぎたせいかシーズン序盤はプレーに物足りなさを感じてしまいTwitter上でも心配する声が上がっていましたね。
しかしチームが3バックを採用してからプレーも安定し、41試合出場、出場時間はチーム1の時間を記録しました。

また、空中戦がめちゃくちゃ強いというわけではありませんがセットプレーから3得点をあげてDFで1番の得点数を残しています。

スタッツを見ると守備値でリーグ8位と素晴らしい数値を残しています。奪取値もリーグ45位と奮闘してくれました。
また、攻撃値とパス値でもリーグ100位以内の数値を残しており、ビルドアップの面で貢献してくれたことがわかります。
途中から使い始めた左後方からトップへの斜めのくさびのパスは効果的でしたね。ドリブル値0は見なかったことにしますw

90分換算値は、CBの選手なのでチャートが小さいですが守備値が非常に高く毎試合守備面で貢献してくれたことがわかります。
攻撃面に関しては、同じく横のCB(表現が難しいポジション。ドイツ語でハルプフェアタイディガーって言うそうです)だった岡野君と比較すると攻撃値は同程度ですがドリブルとクロスで貢献した岡野君に対して、鈴木大輔はパスと得点で貢献したといえます。

課題をあげるとしたらスピード…はもう厳しいので警告数の多さでしょうか。CBの選手なので5枚が多いかというとそれほどでもないですが少ないに越したことはないですからね(^^;

鈴木大輔については、数値では測れない声出しの評価がチーム内で高かったため、これだけの出場数と出場時間を獲得できたのだと思います。
めっちゃ良い声で冷静にロジカルに語る姿は信頼感バク上がりしますよね!あと、お子さんがかわいいですw

2022年もキャプテンを務めると思うので、ぜひチームを引っ張って目標を達成していただきたいと思います。キャプテン今年もよろしくお願いいたします!

4. No.15 チャン ミンギュ

2021シーズンで2年目となるミンギュは、36試合の出場となり、2020年より約600分ほど出場時間を増やしました。
主に3バックの中央CBとして左右CBのカバーで奮闘し、チームの守備力向上と失点数の減少に大きく貢献してくれたと思います。リーグ戦初得点も決めることができましたね

スタッツを見ると守備値でリーグ17位と素晴らしい数値を残しています。何度も左右CBのカバーに走り回っただけありますね!がんばったよミンギュ!
一方、攻撃面の数値では良い数値を残せませんでした。ほぼほぼ守備専任としてプレーした結果なのでこればかりは仕方ないです(^^;
ただし、得意のロングキックは2021年も健在だったためパス値ではまずまずの数値を残しています。

90分換算値では守備値がチームトップでした!当然っちゃ当然です(^^;
ただし、ミンギュの課題として警告数の多さがあります。退場も1回あるので、ここを改善できればもっと安定したプレーができるのでないでしょうか。
開始早々に危険なスライディングで警告とかまじでヒヤヒヤするのでもうちょっと落ち着いていきましょう(^^;
でも強気なミンギュのプレーが相手FWへのプレッシャーになっているとも言えるのでアグレッシブさは残してほしいです。何とかうまくやってくださいw

5. No.17 新井一耀

岡野君との熾烈なポジション争いで攻撃力が向上した一耀!また、ミンギュの代わりとして中央での安定したプレーも見せてくれて非常に頼もしい存在だったと思います。

得点数は鈴木大輔に続いて2得点をあげています。また、岡野君と並んでクロスから1アシストも記録しています。そういえば見木君のおしゃれヒールを演出しましたねw

スタッツを見るとCB陣の中では1番バランスの良い数値を残しています。
守備値はリーグ70位とまずまずの数値ですがCB陣の中で警告数が1番少ないのでうまく守れているのでしょう。
攻撃面でも攻撃、パス、クロスの部分で貢献しています。ちなみにクロス値の高さは岡野君と同じことが言えるでしょう。CBで4ポイント強はすごいです。

2022年の一耀に期待したいことはプレーの安定感を上げるです。たまに大きなミスをする場面があるのでそこは改善したい。
また、鈴木大輔より上背があるので得点数の向上にも取り組んでほしいところです。やっちゃえ一耀!

6. No. 22 小田逸稀

左SBや左WBで24試合に出場した小田君!
前半戦の多くの試合でスタメンとなり、2得点2アシストの記録を残しました。前半戦の貢献度は非常に高かったと思います!
一方、後半戦は怪我の影響もありほとんど出番がありませんでした。

スタッツを見るとクロス値とドリブル値でリーグ100以内の数値を残しています。その数字の通り推進力のあるドリブルからのクロスでチャンスを創出していましたね。また、ジャンプ力を活かした空中戦の強さでセットプレーのターゲットしても活躍してくれました。

90分換算値でも攻撃、パス、クロス、ドリブルといった数値が高く、攻撃面で貢献してくれたことがわかります。

残念ながら2022年はレンタル元の鹿島に復帰することになりました。
1年間と短い期間でしたがジェフでプレーしてくれたことに感謝します。
ありがとう小田君。WBは不足気味なので鹿島で困ったらいつでも声かけてくださいw

7. No.24 伊東幸敏

本格派SBとして加入した伊東!序盤戦で起用された際は、冷静なプレーとキックのうまさで貢献してくれました。
しかし、3バックへのシステム変更によってその後は出場機会がなくなり、厳しいシーズンとなってしまいました。

スタッツでは出場数の少なさもあり全体的に低い数値となっています。
90分換算値でも50点未満の数値しか残せませんでした。
ちなみにチャートの下側が丸々0点のように見えますが、よ〜く見てください。パスレシーブ値に薄っすらと黄色い線が見えるはずです(^^;
0点だったドリブルとシュートに挟まれておかしなチャートになっていますが35点という数値を残しています(^^;

2022年はJ1降格組の大分に移籍し、敵として戦うことになります。
大分であれば伊東の良さを発揮できそうなので怖い存在になるかもしれませんがジェフで見せられなかった本来の実力を見せてほしいという気持ちもあります。がんばれ伊東。そして3バックになった件はごめんよ…

8. No.29 溝渕雄志

栃木への期限付き移籍から復帰した溝でしたが、シーズン通してスタメン出場はなく3試合の途中出場のみとほとんど試合に絡めませんでした。
出場時間も90分以下で結局夏に再び栃木へ期限付き移籍となり、本人としても不本意な結果になってしまったと思います。

スタッツはジェフでの数値のみとなります。その数値でのリーグ順位は不明だったため記載していません。シーズン途中で期限付き移籍となった選手は同じ状態となります(^^;
90分換算値は、途中出場しかないこと、そもそも出場時間が90分ないのであえなく断念…
悪気はないんだ溝(^^;グラフィックなしだと存在を否定することになる気がしたからさぁ…

2022年はジェフを満了となり、その後の情報がまだありません。
何とか次のチームが見つかることを祈っています。ありがとう溝!

9. No.33 安田理大

2021年はバックアッパーとして怪我人の穴を埋めてくれた安田は、35試合に出場し3アシストの記録を残しました。
左右SBから左右WBまで対応した安田は、ベテランとしての仕事をきっちりとこなしてくれました。

スタッツを見るとクロス値とドリブル値で非常に優秀な数値を残しています。この辺はさすがですね。
特にクロスはチームの武器になっていましたし、唯一ソロモンの高さを活かすクロスを上げられる選手だっただけに契約満了には正直驚きました。

90分換算値では攻撃値でチーム1の数値を残しています。クロス値やドリブル値も非常に高い数値で攻撃面の貢献度はチーム上位でしょう。
近年所属したベテラン選手の中でも貢献度が高い選手だといえます。それだけに満了となったのはもったいないと感じてしまいますね(^^;

2022年はJ3の松本山雅に移籍することになりました。これだけ良い数値を残しているので敵として戦うことがないことにホッとしています。
安田選手!ジェフに来てくれてありがとう!

おまけ. DF全選手比較

DF全選手の90分換算値チャートを並べるとこんな感じです。

まとめ

vol.2としてDFの選手のスタッツをまとめました。
守備の選手のチャートはCBPの特性上小さくなってしまうため評価が難しかったです(^^;
でもこの選手達を中心にリーグ2位の失点数を達成したわけでチームへの貢献度は総じて高かったといえます。

2022年も守備がベースになると思うので、残った選手と新たに加入した選手とで早めに意識を統一し、強敵であっても簡単には失点しないチームを作り上げてほしいですね。目指せリーグ最少失点!


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