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2021年のジェフのスタッツデータを勝手にグラフィック化してみた vol.1 〜選手 MF編〜

こんにちは。ジェフサポーターのいぬきちです。
2022年J2リーグ開幕までもう少しとなりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年も「ジェフのスタッツデータを勝手にグラフィック化する」という勝手な企画を実施したいと思い、冬眠から目覚めましたw
今年はチームだけでなく選手個々のスタッツグラフィックも作成しています!(めっちゃがんばりました!)

今後何日間かかけて、Twitterで小出し→Noteでまとめといった感じで投稿していきますので最後まで見ていただけると嬉しいです!

※スタッツデータのソースはFootball LABのデータを利用しています。
Football LAB様!非常に助かっております!ありがとうございます!


まずvol.1として、MFの選手のスタッツから始めたいと思います。

選手スタッツは記録とCBP(Football LABの独自指標)で構成しました。
グラフィックの見方は以下のとおりです。

上段は選手の基本情報と、出場数などの記録を掲載。

下段はCBPですが、左側はシーズン値とリーグ比較になります。
数値と順位を見ることでJ2リーグ内で当該選手がどうだったのかがわかります。
ちなみに黄色いゲージはその項目でリーグ1位だった選手の数値と比較した長さになっています。

下段右側は90分換算値をチーム内比較でチャート化しています。
当該選手がどんなプレーでチームに貢献したか、得意なプレーは何かなどがわかります。
CBPの値は積み上げ式のため出場時間が多い選手ほど数値が高くなるので90分換算値は不公平感のない数値になるのでこちらを中心に選手を評価するのがよさそうです。

説明が長くなりましたがぼちぼちグラフィックをみていきましょう!

1. No.4 田口泰士

怪我のため前半戦をほぼほぼ欠場した田口ですが、15節から復帰して27試合(内スタメンは27試合)に出場し、非常に素晴らしい数字を残しています。

特に攻撃とパスの数値が高く、チーム1のゲームメイカーとしての能力を発揮してくれたことがわかります。

さらにCMFとは思えないシュート値の高さには驚かされます!リーグ29位って何ですかその数値は(^^;
得点は2点と少ないですが、FKやミドル、ボレーなどで際どいシュートを打ちまくっていた結果といえます。
2022シーズンは得点数増加も期待したいですね!

あとは相変わらずの奪取値の高さ!
テクニックだけでなく読みの鋭さやインテンシティーの高さがデータに表れていることが田口のすごさを物語っていますね。その結果たまにやりすぎちゃって警告が多いのが難点ですがw

確実に2022シーズンも不動のスタメンというかチームの司令塔だと思うので、怪我だけには注意して2021年より良いデータを残してもらいたいです。

2. No.5 小林祐介

ジェフ1年目だった小林祐介ですが、怪我もあって24試合の出場に留まりました。
出場した試合では前情報通り素晴らしいボール奪取能力を発揮して中盤を制圧!あまりのすごさに「鬼神」とまで呼ばれる試合もありましたねw

その奪取能力は当然数値にも表れていて中盤の守備に貢献してくれたことがよくわかります。
正直インテンシティーの高さはチーム1ではないでしょうか。警告数の少なさからも強さとうまさ、タイミングが絶妙なんでしょうね。私的にかなり好きなプレースタイルです!
警告の多い選手は祐介にコツを教わった方がいいよw

また攻撃やパスの数値も悪くない結果でした。ボール奪取後にシンプルに前の選手やサイドの選手につなぐシーンが多かったのでその辺が数値に影響してそうです。
奪ってすぐに空いている選手につなぐ。簡単そうに思えますが、周りが見えていて判断力が良い証拠でもあるので素晴らしい能力だと思います。

3. No.14 小島秀仁

前半戦に田口の穴を埋めるべく奮闘してくれたのが小島秀仁です。
ただし前半戦のチームの不調に引っ張られてしまったのか後半戦はほとんど出番がなく物足りないシーズンとなってしまいました。
リーグ戦終盤には手術に踏み切ったこともあり、怪我の影響でコンディションを落としていたのかもしれません。

データとしては、やはり攻撃とパスの数値が高く、得意なプレーは出せていたのかなと思います。スルーパスの質はやっぱり高いですよね。
ただし1アシストはちょっとさみしい数値です(^^;
まあチーム自体崩しの形がなかったので小島だけの責任ではないですけど…
CMFの中では守備の数値が高いのもその辺が影響してるんでしょうね(^^;

術後の状況がわからないのでなんとも言えませんが、2022シーズンは試合でもSNSでも存在感を発揮してほしいですね!

4. No.16 福満隆貴

1年目から36試合出場と主力として活躍してくれた福満は、スタッツでも素晴らしい数値を残しています。
3得点となかなか点が取れませんでしたが、アシスト5回は見木くんと並んでチーム1位の数値でした。

2021シーズン前半戦は、右SHや右のシャドーで出場しチームの攻撃を牽引していました。福満がいないと攻撃が機能しないと感じる試合も多く、貢献度が高かったと思います。

しかしシーズン中盤では、チームの調子が上がらないことや福満自身が得点などの結果を出せなかったこともあり出番が減ってしまいました。
このままの状態が続くのかなと残念がっていたところにまさかの右WBへコンバート!24節でスタメンに返り咲くと結局シーズン終了まで不動のスタメンとして活躍しました。

スタッツを見るとその活躍ぶりが表れていて、攻撃、パス、クロス、ドリブル、パスレシーブの数値はリーグ100位以内に入っています。
特にクロスの数値はリーグ28位と素晴らしくアシストが多いのも納得です。

90分換算値で見ると攻撃の数値がほぼ満点で福満がジェフの攻撃を支えていたことがよくわかります。
クロスの数値はチーム内だと50点超え程度ですが、これは1名ずば抜けた数値を叩き出した選手がいるのでその影響です(^^;

2022シーズンの課題としては、やはり得点とアシストの増加でしょう。
福満の能力なら2021年の倍となる6得点10アシストぐらいはいってほしいです。
あとはスタミナ面の向上とかっこいいゴールパフォーマンスを考えることかなw期待してます!

5. No.18 熊谷アンドリュー

2021シーズンも怪我に苦しんだアンドリューは21試合の出場に留まりました。
前半戦は最初の2節以降出番が遠のきましたが25節からスタメン出場が続きます。その間は、得意のボール奪取とビルドアップで貢献。
さらに田口と共に押し込んだ後の前線での崩しに貢献しました。

スタッツを見ると攻撃とパスの数値が非常に高く、上記にあげた点で貢献できたことがよくわかります。パスに関しては90分換算値でチーム1位の数値でした。

そして少ない出場時間ながらも奪取値はリーグ56位と素晴らしい結果を残しました。
当然90分換算値はチーム1位で17.94という数字を叩き出しています。実はこの数値、90分換算値リーグ1位の川崎颯太選手(京都所属、奪取値合計はリーグ2位)の数値を大きく上回っています(川崎選手は15.89)!
もちろん状況が違うので簡単には比較できませんが、それでも凄まじい数値であることには間違いありません。

ジェフのボールハンターとしては小林祐介選手もいますが、2人はタイプが異なります。
小林が先に動いた相手や好機と感じ近づいてきた相手をからめ捕る『慶舎(けいしゃ)』タイプとするならば、アンドリューは自ら動いて火をおこしにいく『麃公(ひょうこう)』タイプといえるのではないでしょうかw
何言ってるのという方!詳しくはキングダムを読んでくださいw

2021年のアンドリューからはポジティブな変化を感じました。
それは数値からもわかるので2022シーズンは怪我に気をつけつつ、2021年のようなプレーができるのであれば、田口の相棒として多くの試合に出場できるでしょう。アンドリュー期待してるよ!

6. No.20 矢田旭

2021シーズンもなかなか試合に絡めなかった旭は出場時間を大きく落としました。
それでも25節〜30節はスタメンで出場していて、不死鳥の如く舞い戻ってくるあたりさすがだなと感じていました。

スタッツを見るとやはり旭の特徴が出ていますね。
ボールに触ってパスを散らしてリズムを作っていく選手なのでパスレシーブの数値が非常に高く、ゴール前に入って合わせるシーンも意外と作れるのでシュートの数値も高いです。
なかでも一番褒めたいところは少ない出場時間ながら2アシストしていることで旭の強みといえます。

残念ながら旭は2021年で退団となり、2022年は愛媛さんでJ3リーグを戦うことになりました。ありがとう旭。活躍を祈っています。

7. No.25 末吉塁

開幕前に西部さんから期待の声があった末吉ですが、前半戦はなかなか試合に絡めず、途中出場も少ない状況でした。
しかし25節に左WBのスタメンとして出場すると最終節まで不動のスタメンとなりました。

スピードもアジリティも備えた末吉のドリブルはサイドで相手の脅威となっていましたし、フィジカルが弱いながらも守備でもかなりがんばってくれていましたね。
クロスの質も試合を追うごとに上がっていき、最終的には3アシストという結果を残しました。

スタッツを見るとその辺が数値に表れています。
クロスではリーグ20位、ドリブルでもリーグ57位と素晴らしい数値を残しています。
90分換算値では、クロスの数値がチーム1位で、攻撃やドリブルの数値も非常に高く、攻撃面でチームに貢献してくれたことがわかります。ちなみにクロスの数値0.75はリーグ1位の数値でもあります!しゅごい(゚Д゚;)

課題としては、スタミナ面でしょうか。18試合のスタメン出場がありながら1432分の出場時間はちょっと物足りないですね。
その辺をクリアしつつ、2022年はアシスト数の増加に期待します。10アシスト位してほしいな〜w

8. No.32 高橋壱晟

2021シーズンは、ボランチ、WB、CBなど多くのポジションで出場機会を手にした壱晟!
34試合に出場して様々な役割をこなしてくれました。

スタッツを見ると色々なポジションで出場しただけあってバランスの良い数値となっています。なんでもできる壱晟だからこそのスタッツですが、本人としてどうなんでしょうか(^^;
壱晟のことだからチームに貢献できれば問題ないと思っているかもしれませんが…

相変わらずのシュート値の高さは流石ですね!中盤から後ろ目のポジションが多かった割に3得点という結果も素晴らしいです。でももっと取れるよ君なら!

90分換算値でも、サイドの選手が高くなるクロスやドリブル以外は60点以上と高い数値で非常にバランスがよく、貢献度の高さが伺えます。

2022年はどのポジションで出場するのでしょうか(^^;
一人のサポーターとしてはやはり本来のポジションであるボランチで活躍してほしいところです。
何はともあれ昨年の経験が今年に活かされて、飛躍の年となってくれることに期待しています!がんばれ壱晟!

9. No.39 見木友哉

2020年は中盤での出場が多かった見木君ですが2021シーズンはトップ下や左のシャドーなど、前目のポジションで起用され見事覚醒!
チーム唯一の全試合出場!スタメンも41試合と完全にチームのキーマンに成長しました。

その他の記録面でも素晴らしく、14得点5アシストを記録して見事2桁得点を達成しました。有言実行なのでさらにすごい(゚Д゚;)
得点ランクはリーグ5位ですよ旦那!

スタッツの方はというともう脱帽もので、リーグ50位以内の項目が7つもあり、内2項目はトップ10に入っています。
さらに攻撃面の数値が高いのは理解できるのですが、奪取値の高さが異常です!思い起こせばたしかに前線でばんばんボール奪取していましたね(^^;

90分換算値でも攻撃、パスレシーブ、シュート、ゴールの数値が非常に高く、フィニッシャーとして貢献してくれたことがわかります。当然ゴール値はチーム1位です。

これだけ活躍した見木君ですがあえて課題をあげるとしたら取るべきところでの決定力の向上とアシスト数の増加でしょうか。どこかで本人も言ってましたしね。20得点10アシスト位を目指してほしいです。

2022年のさらなる活躍と「見木が昇格させた」を実現させてくれることを期待しています!頼むよミキティー!

おまけ. MF全選手比較

MF全選手の90分換算値チャートを並べるとこんな感じです。

まとめ

vol.1としてMFの選手のスタッツをまとめましたが、2021年のMFの選手は一人もデータ無しがなく、みんなある程度の出場機会を得られていました。
旭を除く全選手が更新した珍しい年となりましたね。

特に中盤CMFの選手たちの競争は激しく、各選手が持ち味を出せていたと思うので全員更新となったのかなと感じます。2022年も競争が激しそうなので選手からすると気が抜けない1年となるのでしょうね(^^;

出られる人数は限られていますが全員活躍してほしいと思ってしまいますねw
ということで2022年もみんながんばってくださいw雑な終わり方で申し訳ございませんw

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