Roland A-90 電子ピアノ分解修理
突然の故障!
大事な人から譲り受けた電子ピアノ、ある日弾いていたら突然「パキッ」と音がして、鍵盤が沈んだまま戻らなくなってしまった…。
A-90は20年以上前のモデル。たしかに古いのだが、良いものは良い。突然の故障にびっくりした。
サポートに問い合わせするも...
まずはRoland公式ホームページから故障問い合わせの電話をしてみた。型番と症状を伝える。
「古いので部品が一切なく、修理はできません。」
とのこと。
自分で治してあげよう。
じゃあ自分でやるしかない。
ここで諦めない。まずはググる。
そうすると同じような症状を解決したという記事がでてきた。
とりあえずこれ読んで、めちゃくちゃ参考にしました。
修理!
原因は内部のハンマーアクションの破損。
今回の鍵盤だけでなく、全てのハンマーが劣化していたので全部補強しました。もはやオーバーホール。
結局丸2日かけて修理しました。
こうして見るとなかなか壮観。
凄いことした感あります。
修理の様子は動画でお届けします。
YouTubeのプレイリストにまとめました。
修理できたけど...
思ったより全体が劣化していたので、一時的に補強はしたものの、正直本番で使うのは怖いような気がします。モヤモヤを抱える。いつ爆発するかわからないような状況。
しかし電子ピアノをここまでバラして修理できたという達成感と実績は自身になりました。ここまでやるクラシック出身ピアニストはなかなかいないだろうと思います。
そして気のせいかもしれませんが、気のせいだと思いますが、修理後の音が普段よりもめちゃくちゃキレイに鳴ってました。嬉しかった。大事な楽器、できる限り長く付き合っていきたいものです。
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