音楽家のための名言集

言葉の力は凄い。
人生に影響を与えることがあります。

音楽をやっていて、誰かの言葉が励みになったり、パワーをもらったり、心の支えになったり、戒めになったり、モチベーションに繋がることってありますよね。

この記事では僕が影響を受けてきた言葉を紹介します。

(2018年5月29日にホームページ上のブログに書いた記事の移転です。)

「今は根を張る時。しっかり根を張った者が大きな花を咲かせられます。」

師匠の言葉。
僕は10歳でピアノをはじめ、中3で音楽高校の存在を知り、なんとか入学を果たしました。ところが周りは幼少からエリート教育と努力を重ね、コンクールで名を馳せる子ばかり。友達が大活躍するのを横目に、小学生がするような基礎の基礎を特訓していました。「俺は井の中の蛙だったんだ...」と知り、自信喪失。劣等感に苦しむ日々。メンタルも超繊細になりました。そんな僕にかけてくれた師の言葉。この言葉でグッと踏ん張り前に進む事が出来ました。今でもこの言葉自体が心の支え、根になっています。

「千里の道も一歩から」

これも師に言われました。
目先の成功に捉われず自分のやることをやる。
大きなことを成し遂げるには、小さなことを気が遠くなるくらい積み重なるしかない。

「蓮の花」

蓮の花は、泥の中で茎(蓮根)を伸ばし目に見えない水面下で成長します。そして花が咲いてようやく地上で日の目をみることができる植物。

しかも
・泥が濃ければ濃いほど大輪を咲かせる。
・泥の中で育つのに泥色に染まらない。
・地上に出て咲いた花は必ず完璧に咲く。(咲き損なわない)
師の「しっかり根を張った者が大きな花を咲かせられます。」を体現したような花です。

「基礎が大事」

ありがちと言えばありがちなのですが、何を習得するのにもやはりベースとなる基礎が大事で、これはいまだにずっと感じています。一生大事にしていくことではないかと思います。

「君はいいものを持っている。だけれど君は基礎をまったくやっていない。基礎がない。基礎を習得したうえで君のいいものをだせれば、とてもいい演奏になるよ。」
これは自己流でピアノを弾いていた時期に出たコンクールの講評で言われた言葉。この言葉を信じてつらい基礎の修行を、根を張る修行を耐えました。

「今を生きる」「今を楽しむ」

演奏の本番っていうのは今までの全てが出ます。
余計なことを考えてその雑念による緊張や不安は絶えません。
なにが不安か考えてみたら、「失敗したらどうしよう」「あの難所が不安」「暗譜大丈夫かな」「人のどう思われるのかな」と、大抵は未来や過去のことを気にしています。心が今その瞬間・その場所にいないのです。
今まで上手くできていることさえ不安になってきます。
今その瞬間に意識を向け楽しむ、音を聴く、今に集中することが大事だと思います。
これは本番の日だけ急にはできません。メンタルも日頃から心がけてトレーニングします。

「ポジティブ」

日頃から何が起きてもポジティブに捉えるようにすることで、動じない前向きな精神に鍛えられます。僕はすごくネガティブな時期があったのでポジティブトレーニングをしました。

どんな悪いこと、嫌なことが起きても、「全ては自分の成長のために起きているんだ」と発想を変換するトレーニングです。

○失敗したときの考え方
「失敗は成功のもと」(ことわざ)
「私は失敗したことがない。1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」(エジソン)
「成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」(エジソン)

○嫌われたとき、批判されたとき
「好きの反対は無関心」
「無関心を好きには変えられないけど、嫌いは好きに変えられる」(NON STYLE 井上)

○怒られたとき
「怒るのもエネルギーが要る。自分のためにそのエネルギーを使ってくれている」

今では習慣になったので何が起きても生きるのが楽しいです。
ある意味ノーテンキなアホになるってことです。

「生きてるだけで丸儲け」(明石家さんま)

「感謝」「ありがとう」

感謝しあえば平和でハッピーになれます。力沸きます。

「美しい音楽は美しい環境から」

音楽科の高校の担任の先生がいつも言っていた言葉。

「はきものを揃えると心が揃う、心が揃うとはきものが揃う」

小学校の校長先生が言っていました。

「師匠のスパルタ名言」

厳しい言葉を受けると悔しいけど、なにくそ!と思って踏ん張るエネルギーにすれば、ものすごい力がでます。レッスンの印象に残った厳しい言葉を僕は紙に書いて忘れないようにしていました。

思い出すと言われたときのショックをリアルに思い出す。笑

「雑」
「雑もいいとこ」
「甘い」
「音楽であれ」
「ただ漠然と弾くな」
「心してかかれ」
「批判的に聴く」
「集中、他ごと考えない」
「丁寧に」
「問題点を解決して」
「雑!」
「弾きなおす癖を治して」
「批判的に!」
「弾けてるつもりになってるだけ」
「やばいね。」
「大変厳しいね。」
「.......。」
「うん。」

「感性のための理性」

音楽的な理屈、理論を学ぶけど、あくまで理論でしかない。それらは表現のためのベースにすぎない。理を基礎として身に着けたうえで、それか感性が超えていくときにいい表現ができる。(レッスンにて)

「技術は技術でしかない」

音楽家にとって技術の完璧さは呪われた宿命。だが技術はそれ以上でも以下でもない。技術は音楽のためにある。演奏メカニックの追求は大切だが、それは表現するという意味での技術の一部でしかない。(リストの公開講座にて)

「演奏聴きに行くからここまであがってこい!」

とある有名ピアニストの譜めくりをしたときの激励の言葉。

「楽典・ソルフェは捨てろ音符はリズムでしかない。音符でしかない。」「楽譜は便利な道具であって音楽ではない。」「人間はめちゃめちゃだ。理性や法律があるから抑えられているだけ。それを開放しなさい。感情を出して表現しなさい。」

声楽の先生の言葉。
なかなか思い切った表現ができない学生に向けてレッスンで熱く語っていたときのです。

「もうできたと思ったものをやり直すのは10倍つらい。でもやらなきゃだめ。基礎を馬鹿にするな。」

弦の先生。過去に演奏した曲をもういちど学ぼうとしている生徒に対してかけた言葉。

「今後を仕事をするうえで大事な日の遅刻は気を付けた方がいいですよ。」

とある試演会にやむを得ず遅刻してしまったとき、後でわざわざ呼び出してかけていただいた言葉。事情は関係ない。学生の甘えた考えを改めてくださった。

「連絡をしなさい。」「ちゃんと連絡しなさい。」「早く連絡しなさい。」「連絡が遅い人はダメ。」

親、担任、師匠、音楽業界人、さまざまな人がいつも言います。何をするにしても、連絡の誠実さは信頼。たとえ後ろめたいことでも、「待ってください」、でもとりあえず連絡する癖を心がけよう。

「本番は普段の2、3倍のエネルギーを使います。」

師の言葉。当たり前のこと、わかっててもたまに忘れている。

「練習の半分は録音して自分の音を確認している。同級生や先輩に演奏を聴いてもらってボロクソに言われる。それが勉強になる。」

師の言葉。音楽は一生勉強。

「進歩が遅いから人の何十倍もやらなきゃいけない。やってやって、それでもだめ。」

師が自身のことを語った言葉。

「本番前はガムシャラな練習になりがちだけど、それは意味がない。よく考えてイメージして。」

師の言葉。

「隣の芝は青く見えるけど、よく見たら自分の芝も青いんだよ」

師の言葉。

「演奏中にミスを反省しない!」

指揮者の言葉。反省は演奏が終わってからでいい。すぐに今演奏している音に集中しなさい。

「今日やれ!今やれ!今日やらない奴は明日やらない来週も来年もやらない!」

指揮者の言葉。
「明日やろうは馬鹿野郎」という有名な言葉もありますね。

「楽しく!でも頑張りすぎない!」

コンサートホール社長の言葉。

「お客さんがいてのコンサート。わざわざ足を運んでくれる有り難さに感謝を。」

コンサートホール社長の言葉。

「謙虚に。傲慢になるな。だけど自信をもって楽しく今を生きろ。」

父の言葉。

「いつまでも学生気分か。そんな風に教えた覚えはない。帰れ。」

担任の言葉。教育実習で再会しご指導を受けるもいきなり大激怒させてしまう。大人になったつもりだったけど甘かった。社会人になるということはどいうことか自覚させていただきました。きっと今でも甘いし、いつだってどこか甘いと思って生きねば。

「感謝するのは当たり前。感謝の気持ちは大事だけど、思っているだけでは伝わらない。行動で誠意を伝えるのも感謝。」

自分で気づいたこと。

「チャンスの神様には前髪しかない」

大学入学式での学長の言葉。過ぎ去ってしまったチャンスは振り返って掴むことができない。きたときにすぐ掴め!

「人を喜ばせたい。人と会うのが好き。仕事は趣味の延長。」

イベント企画者の言葉。

「気を遣って疲れるのはいいこと。とことん誠実に気を遣いなさい」

TV番組の深イイ言葉にて。

「ツメの甘い気づかいは気づかいじゃないんだ!!」

聖☆おにいさん ブッダの言葉。

「1万時間の法則」

なんでも1万時間努力すればその道のプロになれるという法則。
1日3時間なら10年。6時間なら5年。
一時期、悩んだりつべこべせずにとりあえずこの法則を信じて10000時間を達成してみようと頑張っていました。

「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」

ダルビッシュ有の言葉。
間違った方向に努力して、先週より悪くなっているとレッスンで怒られたことがあります。

「大変そうに見せないでエンターテインメントするからエンターテイナーなんですね。」

ひばりプロダクション 加藤和也氏の言葉
裏で血のにじむような努力をしていても、それを感じさせないパフォーマンスを心掛けろというストイックな世界で生きる人ならではの言葉。

「努力をすることというのは、うんこをすることと同じだ。1.踏ん張ること。2.毎日すること。3.水に流すこと。4.その姿は決して人には見せないこと」

クレヨンしんちゃん 野原ひろしのことば。

「才能がない、センスがないって理由で諦めるのは違う。才能はつけるものだし、センスは磨くもの。」

レッスンでの言葉。

「医者が必要であるように、教育が必要であるように、同じように芸術が必要であるということが当たり前に浸透する世にしたい。」

アウトリーチの師の言葉。

「本当に感動すると言語化できない。」

アウトリーチの師の言葉。アンケートが無記入だからコンサートがよくなかったとは限らないという考え方。

「出会いというのはみんな平等にあって、その中で君が必要なものを選んでいったというだけのこと。わたしは何もしてないよ。」

恩人の言葉。「こういう出会いがあり、今があるのはあなたのおかげです。」と感謝を伝えたところこの返事。

「よかったよ」「感動した」「癒された」「また聴きにきます」「追っかけます」

お客さんからの言葉。嬉しいです。

「ブラボー!」「(拍手)」

演奏後のブラボーめっちゃ気持ちいいです。

「自由に楽しくピアノ弾いてなにが悪いんですか?」

のだめカンタービレ のだめ
この原点の気持ち大事。

「好きこそものの上手なれ」「初心忘れるべからず」

ことわざ。これも原点に関する言葉。

「色々不安だろ?なあ、イライラするしなあ。それなあ、大人になっても不安だし、50過ぎてもイライラするから、そのままでいいんじゃないすか。物事解決するよりも、イライラしたまんまさ、ロック聴きゃあいいじゃん。うん。」

甲本ヒロト

かっこいい。

「売れてるのが良いものなら世界一うまいラーメンはカップラーメン」

甲本ヒロト

たしかに。世界一良い音楽ってなに?なんて聞く意味がないね。

「人はなにか一つくらい誇れるものをもっている。なんでもいい、それをみつけなさい。勉強がだめだったら、運動がある。両方駄目だったら、君には優しさがある。夢をもて、目的をもて、やればできる。こんな言葉に騙されるな。何も無くていいんだ。人は生まれて、生まれたまんまで生きて、死ぬ。これだけでたいしたもんだ。」

ビートたけしのことば。








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