不満日記　14　顎髭短髪中年キャラのルーツを探る

半年以上続いた夜勤生活が終り、朝起きて働いて夜寝るという生活が始まった。お日様の下での労働が想像以上につかれる。日光は毒だ。以下日記

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怪獣8号の連載当初に話のテンポが遅くて期待値より面白くないとYoutubeの配信で言ったら「好みの問題」「楽しもうと思って読めてない」「考えすぎ」と言われたが、今は当初の褒めていた人達が消えて批判の的になっている。こうなってくると俄然逆張りが発生して怪獣8号を応援したくなってくる。5chのまとめサイトを巡回した結果日比野カフカのあご髭に改善の余地があるのではと思ったり思わなかったり。

30代短髪あご髭・短髪・すこし子供っぽい所も残りつつ常識もあるキャラクターってなんか常套句の様にいつの間にかアニメとか漫画にいるけどルーツは何なんだろう。

僕がすぐに思い出すのは2014年から連載が始まった「亜人ちゃんは語りたい」の主人公の高橋鉄男だ。亜人達へのよき理解者として魅力的なキャラクターだった。好奇心旺盛で自由な所もありつつ年齢相応の落ち着きがあり亜人達が懐く描写も自然に感じた。（実際の30代が落ち着きがあるかは別として）。そういうキャラクターを描くのに”あご髭”は絶妙なアクセントだったと思う。あの髭は恋愛へのブレーキにもなる。かといって思春期との断絶を感じさせないカジュアルさも兼ね備えている。年齢を感じさせる記号は他にもあるだろうがこの絶妙なポジションを確立できるアイテムとしてあご髭は優秀だったと思う。主人公があご髭を生やしていなかったら亜人との恋愛という方向性もあったかもしれない。主人公の目じりにシワがあったら亜人は主人公に相談しに行かなかったのではないかと妄想する。

最近はいろんな作品であご髭がっちり系男子（？）を見る事が出来る。頼りがいがりつつも遊びがあるのが良いのかもしれない。しかしこう増えてくると食傷気味にもなってしまう。昔の深夜アニメの主人公がみんなキリトみたいな髪型にうんざりしたのと同じ現象だ。漫画だとジャンプ系の読み切りの主人公がだいたいつんつん黒髪なノリと同じかもしれない。（そういうルールがあるのか？）

そろそろ新しいパターンが生まれてもいいんじゃないか？髭を毎朝剃れる男は素敵だ。実際顎髭生やした30代なんて自由な業界でしか見ないのだから、髭を生やさずに頼れてかつ若さもある30代が活躍する漫画が描ければ結構売れるかもしれない。

そういうキャラクターいたかなと思い返すと地獄先生ぬ～べ～の鵺野 鳴介はけっこういい線いってた気がする。古い漫画ですまん。顔だけ見るとおじさん的記号が無いのにしっかり年上の頼れる存在として描けていた気がする。何となく眉毛と服装にヒントがありそうだ。しかし良く見ると日比野カフカの眉毛とぬ～べ～の眉毛の形が一緒じゃないか！こういう符丁の連鎖から陰謀論が生まれるのだ。裁きの日は近い。カフカ君も髭を剃ったらいいんじゃないか？

恋愛にならないぐらいの年の差美少女に慕われて適度にラッキースケベに合うあごひげ30代の髭スレイヤーがT字剃刀片手に暗躍する近未来SF漫画が次に流行るのかもしれない。