空質問というコンテンツが面白すぎる、わらふじなるお

お笑い好きの人ならタイトルを見ただけで、
人の顔まで浮かんだと思います。

お笑いマニアの人が何と言おうが知りませんが、
俺は空質問を作り出した「わらふぢなるお」が、
結構好きなんですよね。

noteでお笑いマニアの人の記事をよく読ませてもらうんですけど、
最近よくあるM-1系の記事でコアな人ほど良く書いてるのが、
「オチが読めた」「笑いが少ない」のこの二つなんですよね。

確かにM-1は別格ですから、他と見比べて賞レースとして考えたら、
ちょっと弱いんかも分からんです。

ただ冷静に考えてみてくださいよ。

空質問ってコンテンツ

馬鹿程面白くないですか？

「店長って、この店結構長いんですか？」

「10年くらいやってるかなぁ」

「えぇっ！？　全部でですか？」

「うん…全部で…」

「年数がですか？」

「年数が…
いや君さ、空質問ばっかりしてるよね？」

「口でですか？」

そりゃわろてまいますやん。

しなくていい無駄な質問に空質問ってカテゴリーつけられて、
それを面白い人達が研究し尽くして話してるんでしょ？
笑わんわけないですやん。

いやぁ本当にこの空質問ってコンテンツ、
まじですげぇと思うんすよ。

そもそもさ流行るネタって
何かしらのコンテンツを持ってると思うんすよ。

ぺこぱのノリ突っ込まないもそうじゃないですか、
今までにあったか無かったかは別にしても、
何かしらのコンテンツ性を持ってると思うんですよ。

そういう意味でわらふぢなるおの空質問って、
着眼、発想的にすごいもんを作り出したなぁと思うんすよね。

加えて空質問を極めてるからさ、
漫才を見ててもコントを見てても、
空質問を笑いに変える技術が半端ないんすよ。

フリの客の違和感を泳がせる感じもそうやし、
空質問ってわかってからの煽り方といい、
ツッコミの間、空質問の質、展開の抑揚等々、
空質問をどうすれば面白いかを知り尽くしてるんすよね。

コンテンツがしっかりしてて、技術がすごいからさ、
コントに入れても漫才に入れても空質問は面白いし、
それを作って極めてる二人がすごいなぁと思うんすよね。

しっかりしすぎてるがゆえに、
賞レースで披露したら「見たことあるネタだ」と
敬遠されてしまった感もあるんでしょうが、
誰が何と言おうと俺はわらふぢなるおの空質問が大好きなんすよ。

勿論他のコント、漫才もめちゃくちゃ面白いんですが、
もしまだ見たことがないという方がいらっしゃいましたら、
ご覧になられてはいかがでしょうか。

目でな。