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少しずつ見えてきた子ども達の世界

誕生日月に手形をとる。自分は経験がありませんが、保育園では取ってくれます。親としては嬉しい。成長を感じるというのはもちろん、思い出というか、わたしは好き。

うちの学童でも誕生日月に手形と足形もとります。面倒がる子もいますが、親目線で言うと嬉しいのよ、と伝えてみたり。最後完成した用紙を持って写真を撮るとき、面倒がってもちょっと微笑んだ顔をしてくれたのが嬉しかった。

働き始めた当初は、全てが不安でとりあえずニコニコして過ごしていました。今では子ども達ともしゃべれるし注意もするし、遊ぶようにもなりました。

低学年は保育園の延長という感じで、まだまだ慣れない姿がほほえましい。やんちゃな子もいるけどね。高学年をも煽ったり、暴言吐いたり、ちょっかい出したり、いたずらしたり。すごいよね、慣れ。

2年生の子たちは後輩ができたからか、お姉さんお兄さんに見えるから不思議。年相応の子がほとんどの中、あなた本当に4年生?と思うような、学年聞いて違和感を感じるほど成長の早い子もいる。

生活環境で本人の性格ってできあがるから、学童での時間が子ども達にとって少しでも良い刺激になるようつとめたい。

学校にお迎えに行くこともある。本当にいろんな子がいる。中学生やんって、見た目の子ってどこの小学校にも数人いて驚いたり。髪の毛サラサラでインナーカラー入れとる子とか。おしゃれ~。通り過ぎる子たちを見すぎて学童の子が来たん見逃しそうになる。あぶない。

うちの学童にはドラえもんに出てくる、出木杉君のような顔の子がいる。性格は全然真逆で元気っ子。外で遊ぶの大好き。そして彼はモテる。見た感じ恋愛にまだ興味があるようには感じられないが、わたしも初めて彼を見たとき、はい、この子かわいい。と思った。

マスクから覗いていた眼だけでもかわいいと思ったのに、マスク外してもかわいいのか君ぃ!口元が香取慎吾ちゃんみたいでね、口角が上がっとんの。羨ましい。わたしの理想とする口元です。学童内で誰が誰を好きとかって話をほとんど聞いたことがないので、みんな恋愛には興味ないのか隠しているのか。気になるようで全く気にならない。

しかし「出木杉く~ん」と絡んでいく女子がいる。彼女はおそらく出木杉君のことが好き。好き言うても顔が好きなんか何が好きなんかわかりません。いや多分、顔やな。絶対顔、顔以外ある?だって出木杉くんほとんどマスクしとったもん。とりあえず呼び方が甘い。出木杉く~ん。

と、そんな話を20代女子スタッフに話したら、卒業していった子たちの多くが出木杉くんかっこいいと言っていた。と教えてくれた。なにそれ、今度そこらへん詳しく教えて。

子どもの世界はこちらから積極的に関わらないと一生知ることはない。自分が子どもの時は大人に対して「なんでこんなに流行っとんのに知らんの!?」と思ったけど、大人になり「知らん」の連続だ。子ども達が遊んでいる時は近くで見守っているが、ゲームの話やら流行っている歌を何度も何度も何度も歌ったり、知らんことがたくさんある。

それを話のネタとして子ども達に聞いてすぐググって「へ~」と知る。スマホでググるとすぐ子ども達が寄ってきて「これがなー」「それをなー」とやいのやいの言いながら教えてくれる。面白い。

いろんな子がおる。見ているだけで面白い子もおるし、話しかけたらめっちゃしゃべるやん、って子もおる。塩対応な子もおる。苦手な子もいます。人的にあなたそれあかんのっちゃう?って感じる子も。いろんな子たちの世界を知るために、今日も笑顔で対応していく。

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