見出し画像

43歳だけど一輪車が楽しすぎる!!!

こんにちは。漫画家でイラストレーターで隠れデザイナーもやってる
きびのあやとらです。

突然ですが皆様は「特技」をお持ちでしょうか?
私は昔から何事も長続きしない性格で特筆すべきスキルが無く、履歴書の趣味特技欄は毎回空欄。

大人になってからも色々やってみましたが実りなく(ダンスは色々手当たり次第に、和太鼓に弓道、乗馬はお金なくて断念、ジャズギターも習ったりして合宿まで行ったのですが全く弾けるようにならず)産後に始めたベリーダンスが唯一継続している趣味でまもなく5年目になるのですが、これはもはや趣味の域も超えてる気はするし特技というには烏滸がましい気もするし。

とにかくなんかこう滑らかに「特技は⚪︎⚪︎です!」って言えたらかっこいいのにな〜なんてずっと思っていました。


35年ぶりの再会

今年娘が小学校に上がり、学校での様子を聞くことが日々の楽しみになっていたのですが、ある日「今日は一輪車やったよ!」と言われた瞬間、私の細胞の一部分がグワッと沸き立つような感覚がありました。

一輪車…なんか知らんけど昔めっちゃ流行ったなあ…(多分ホッピングブームの後)ほんで私めちゃくちゃ上手かったなあ。
小2くらいだから35年前(え、すご)かあ〜。毎日校庭を縦横無尽に走り回ってたっけ。
あのふわっと体が浮くような、羽が生えるような感覚、最高なんだよなあ〜…今も乗れるだろうか??

そう思った刹那、気付けば「大人 一輪車」で鬼検索をしていました。


一輪車がやってきた!!

なんの苦もなく大人用一輪車(20インチ)は見つかり、1万円程度で買えることがわかりました。
「置く場所は?」「どこで練習するの?」「全く乗れなかったら?」
こういうことをとにかく一切考えない性格なため、ふと我に帰ったら注文が完了していました。これこれ、これですよ。衝動買いこそ我が人生。

夫に「一輪車買っちゃった!」と言うと「すごいね!売ってるんだね!」といつもの若干ずれた返事が返ってきて(夫は何を買ったかよりも、なんでもネットで買えることに感動したりすることが多い)安心しました。

そうして待つこと数日、ついに一輪車がやってきました!!
当時毎日snsに日記を投稿していたのですが、私の浮かれっぷりが伝わり面白いです。初日乗れてないし。

乗れんのかい
いや乗れるんかい
楽しいな〜

普通に乗れるしめちゃくちゃ楽しい!けど予期せぬエラーも

一輪車乗れる!と思っていたのは記憶の中だけで実際に乗れなかったらどうしようというのは少しあったのですが、壁づたいに恐る恐る乗ったのは初日だけで、すぐに勘を取り戻して行きました。

乗れる乗れる!めっちゃ乗れる!
めっちゃ気持ち良いしめっちゃ楽しい!わー気分は小学生だ!最高!
しばらく夢中で乗りましていたら、あることに気付きました。
脚が嘘みたいに痛い。めちゃくちゃに疲れる。

自転車と違い1つの車輪をダイレクトに回し進むのでとにかくめちゃくちゃに脚が痛いし疲れる!!!!10分も乗ればもうガックガク。そして全身でバランスを取るためちょっと乗っただけで汗だく。記憶の中では快適な乗り物だったけど、どっちかといえばスポーツだな、と。
(痩せるかな?と思いましたが全く痩せず。無念)

そうなのです。あの頃何時間乗り回しても余裕だったのは、疲れを知らない小学生の体だったから。技術は戻ってきても体力は戻らないのです。
手放しで乗るのができるようになってからも、すぐに下半身が悲鳴を上げるので10分乗っては休んで、また乗ってと繰り返しました。

暑い夏の日は陽が落ちてから、寒くなってからはなるべく明るい時間に練習に行きました。別に一人でも恥ずかしいとかはないのですが、練習するときは必ず娘と一緒に、練習しながら親子の時間も持つようにしていました。
一石二鳥。

そうして乗り続けるうちに脚だけが疲れない乗り方を徐々に体得していき、やっとカクカクじゃない滑らかなカーブができるようになりました。
体の力が抜けてくると本当に気持ち良くて、本当に買って良かった〜と思います。

身バレ防止のため背景ガッサガサですみません。いつか背景の写り込みが一切ない空間で乗りたい

とにかく何でもやってみようね〜

そんなわけで。まだまだですが「特技」といえるくらいにはなれたかと。
ベリーダンスで頭やお腹に剣を乗せて踊ったりするのですが(あ、これも特技と言える?)、いつかそういう小道具と組み合わせた一輪車パフォーマンスができたら良いな〜とほんのり夢見ています。

本当に何を目指しているのか自分でもわかりませんが、年齢を重ねるほど身体能力や記憶力は衰えるので、やってみたいなーと思ったことは1日でも早くやってみるのが正解だと個人的には思います。

そういえば、ちょうど私が一輪車を買った頃に夫が北辰一刀流という剣術を始めたのですが、我が夫ながらこれがなかなか様になってまして。
お互いに長く続けられる趣味を見つけられて良かった〜なんて思っていたのですが、ある時彼の身内が「なんのためにやっているんだ?何になれるんだ?」と心底わからないって感じで聞いてきたのです。
気持ちはわからなくはないのですが、意味のないことや利益にならないことに時間やお金を使うのは勿体無いと捉えているんだな〜と。

人それぞれなので良いんですけど、ベリーダンスやってますって言うと一定数「プロになるわけでもないのになんでそんなに頑張っちゃってんの?笑」「所詮趣味でしょ〜ほどほどにね〜」みたいに言う人はいて。どこまでやるかは私が決めることだし、なんというか長年かけてそういう発想になっちゃってるのは大変おさみしいことですなーと。

まあそんなわけで、これからも一輪車を楽しんでいきたいなと。
ターンにしたりカッコよく乗りこなしてみたいっす。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?