サンプルシナリオ 『ゲーム実況導入茶番』

 本シナリオは、私がはるか昔に作ったゆっくりゲーム実況の導入部分の茶番を、サンプルとしてシナリオに起こしたものです。使われているネタが古いですがご容赦ください。

以下、本文。

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  フェードイン。
  和室風の背景でパソコンに向かっているきめぇ丸。

きめえ丸「みなさん初めましてお久しぶりですこんにちはこんばんは。清く             正しいきめえ丸です。今回はわたくしきめえ丸が、『〇〇』を実況して参りたいと」

SE(音速移動)

きめえ丸「ん?」

SE(ガラスの割れる音)
画面外から霊夢と魔理沙が飛び込む。

霊 夢 「ちょっと待ったー」
魔理沙 「ちょっと待ったのぜー」
きめえ丸「あやややや。お二人ともどうされたのですか。実況中に乱入するのはマナー違反ですよ」
霊 夢 「いやいやいやいや。おかしいでしょ。なんであんたが実況してんのよ」
魔理沙 「その通りだぜ」
霊 夢 「ゲーム実況と言えば当然、主人公であるこの博麗霊夢さまに決まってるでしょ」
魔理沙 「すっこむのぜ(元)世界一位。いまやゲーム実況といえばこの魔理沙さまが大正義なんだぜ」
霊 夢 「は?」
魔理沙 「あ?」

  間。
  にらみ合う霊夢と魔理沙。

きめえ丸「まぁまぁお二人とも。これにはちゃんと理由があるのですよ」
霊 夢 「いったいぜんたいどんな理由があればあんたみたいな腐れ饅頭が表舞台にでてこられるのかしら」
魔理沙 「しっかりきっちり聞かせてほしいのぜ」
きめえ丸「(こいつら……)実はですね、この動画を制作しているうぷ主の当方での推しが、この私、きめえ丸なんです」
霊・魔 『は?』

  間。
  振動を始める霊夢と魔理沙。

霊 夢 「きききき聞き間違いかしら」
魔理沙 「まさかそんなそんなばかなことがああああるわけないのぜ」
きめえ丸「間違いではありません。うぷ主の最推しは霊夢さんでも魔理沙さんでもなく、きめえ丸です」

  ショックを受ける霊夢と魔理沙。
SE(ウソダドンドコドーン)
SE(きゅるってる!)

きめえ丸「あやややや。お二人には申し訳ないとは思いますが」

  きめえ丸どアップ。

きめえ丸「かわいくて、ごめんねぇぇぇぇぇぇぇ!」
霊・魔 『うぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

  元のサイズに戻る。

霊 夢 「どう考えたっておかしいわ。普通に考えて強くてかわいい主人公の私でしょ」
きめえ丸「霊夢さんのことは」
男(声)「強くてかわいくてがめつい女主人公はリナ・インバースでお腹いっぱいだお」
きめえ丸「だそうです」
霊 夢 「は?」

  悪い顔になる霊夢。

魔理沙「霊夢はともかく私はどうなのぜ。金髪魔法使いは王道なのぜ」
男(声)「幼女には興味ないんだよなぁ。え、幼女じゃないの」
きめえ丸「って身体の一範囲を見ながら言ってましたね」
魔理沙「あん?」

 悪い顔になる魔理沙。
 霊夢と魔理沙が画面右手にはける。

きめえ丸「おや、どちらに」

見送るきめえ丸。
間。

男(声)「うわっ、なんだお前ら。実況中に乱入するのはマナー違は」

SE(打撃音)
SE(激しい打撃音)

男(声)「うわなにをするやめっ」

  SE(ビームライフル)
  SE(チェーンソー)
  SE(マスタースパーク)

男(声)「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
霊・魔『お前もゆっくりにしてやろうかぁぁぁぁぁぁぁぁ』

  無音。
  間。
  パソコンに向き直るきめえ丸。

きめえ丸「ふぅ。やれやれ……」

  フェードアウト。

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