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【久遠の呪祓師】に登場する『楢崎邸』を、作者本人が作ってみた【マイクラ大正建築部】③

※こちらは作者の個人的な趣味であり、プロモーションの意図は一切ございません!

さて、三回目となりました、マイクラ大正建築部。
前回はコチラ。

今回は、こだわったお屋敷の各部屋を見ていきますよ!

【第弐話】中盤に登場する部分――一階各部屋

桜子が多ゑさんと一緒に、お屋敷巡りをする順にご紹介します。
まずは、テラスから。

テラス

玄関を中から見て左手にあります。
籐椅子が置かれていて、多ゑさんのお気に入りの場所のひとつです。
そこからは、庭を一望できる……予定が、なんかでっかいのをドンと立ててしまいました……。
いいんだよ、自己満足で。
(勝手に入り込んだ牛は無視してください)

そして、このテラスと玄関の間にある壁には、ちょっとしたギミックがあります。

猫用扉

ズバリ、猫用扉!
このお屋敷の飼い猫・クロは、いつでも出入り自由なのです。
(未登場ですが、シロという彼女もいます)
適当に遊んで、お腹が空いたら煮干しをもらいに帰ってくる気ままな生活をしています。
そのうち彼女も連れ込む予定です。

次に向かうのは、食堂です。

食堂

大きな長テーブルがドンと置かれた、レストランみたいな空間。
これは、亡きご主人が仕事の関係上、来客が泊まる場合も多く、そういう方々が利用できるよう、大きなテーブルになっています。
後方の戸棚には、ご主人から海外出張のお土産にもらった陶磁器の食器や人形が飾られています。
(本当は硝子扉の棚です)
目の不自由な多ゑさんは、高級食器を触って認識するので、簡単に渡される桜子はヒヤヒヤものです。

その後、向かうのは、お屋敷の向かって左部分。
応接間の奥になります。

プライベートスペース

ここは、多ゑさんと亡きご主人のプライベートスペースとなります。
かつてはベッドがふたつあった寝室に、ご主人が集めた本が並ぶ書斎。
思い出の詰まったこれらの場所の中でも、最も多ゑさんが気に入っているのが……

茶室

元々洋間だった場所を一部茶室に造り変えたこの部屋。
お屋敷のお手伝いをしてくださった方を迎えては、お茶をお披露目するのが多ゑさんの趣味なのです。
そして、窓の外には睡蓮池。
モネの「睡蓮」の絵画そのままに誂えられたこの庭の景色が、多ゑさんの大のお気に入りです。

多ゑさんは、亡きご主人と、当時としては珍しい駆け落ち婚をしています。
出征する軍人さんへの慰安袋を通してのやり取りで恋に落ち、復員し挨拶に来たご主人と結婚をするのです。
……実はこれ、私の祖母が祖父と出会ったエピソードでもあります(うちの場合は昭和ですが)。
現実は、そこまでロマンチックではなかったようですが、多ゑさんご夫婦は実に仲睦まじいご家庭を築いていました。
そんな様子を、【第弐話】ではお屋敷を通してご紹介しています。

今回はこの辺で。
次回は、作中には登場しないものの、こだわって作った一階生活スペースをご紹介します♪

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