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フランス留学中の保育園事情について(涙の冬編)

ついにこの記事に着手する事が出来ました。

というのも、9月から娘がフランスの保育園に通えることが決定したからです!

この問題に向き合い続けてはや半年…
今回のテーマはJouy-en-Josasでの保活についてです。

長いので季節ごとに分けて記録します。


・Jouy-en-Josasの保育園(crèche)事情

フランスは、3歳から幼稚園に通うことが義務教育となっています。
なので3歳以上のお子さんを持つママさんは、自分で幼稚園を探すことはしなくて良いそうです。

3歳未満のお子さんを誰かに見て欲しい、という場合の選択肢は以下のように思われます。
・crèche(クレッシュ)…日本でいう保育園のようなもの。市が介入しているものと、していないものがある。
・assistant(e) maternelle(アシスタントマテルネル)…資格を持った保母さん?が、自宅で4人までの子供の世話をする。
・babysitter

ジュイにある保育園は、主に以下の3つです。
・L'lle aux enfants…ジュイの駅近くにあり、HECから近い。市の介入型。
・Jardin d'Emilie…HECから1番遠い。市の介入型。
・Les Petits Chaperons Rouges…バスに乗って行く距離だがJardin d’Emilieからは近い。パリでもよく見かける大手企業?のよう。

・La maison bleue…HECから5分ほどの距離にあるが、この地区の管轄はジュイではないらしい。
ここは私の拙いフランス語力での理解としては、企業提携保育園の様に思われます。
ホームページから問い合わせをしたらフランス語で電話が来て、???となっていたところ料金をメールで送りますと言われたのですが、企業の割引が入らない場合とんでもない金額でした。
ちなみに、モンテッソーリ園のようです。

・渡仏前の情報収集

我が家はHECの先輩で、保育園に通っていたという日本人ご家族にオンラインで話を聞きました。

その方の話では、
・日本からメールで問い合わせを行っていたが、保育園から返信はなかった。
・そのため渡仏後にアポなしで保育園に突撃して、交渉したところその保育園に入れてもらえる事になった。
・オムツをあまり変えてもらえなかったり、日本の保育園のクオリティを期待しない方がいい。
という情報でした。

我が家も先輩に倣い、日本からメールを手当たり次第に送りました。
その先輩のお子さんが通っていた保育園(les petits chaperons rouges)から、「いつから入園希望ですか?」という返信が来て、その後「あなたのお子さんはウェイティングリストに入っています。」という返事があったので、私たちは保育園に入れる!!と安心してしまっていたのですが…
ウェイティングリストはただ待ってるだけなんですよね!!
初めての保活だったので、完全に理解出来てませんでした😱恥


・1月、市役所に行く


HECに到着してから、まずは娘2人で市役所に行きました。

jouy-en-josasの市役所
学校からは6132のバスで行けます。

私のフランス語力では全然説明が分からなかったのですが、翻訳機を使って対応してくれました。個人情報や、預けたい日程などを記入する書類を渡されて、なるべく早く提出するように言われます。その時に出生証明書のコピーと、フランス語の住居証明を出すように指示を受けました。

また市が管理しているアシスタントマテルネルのリストをもらうことが出来ました。

係の方に、「いつから娘保育園に入れますか?」と聞くと、
さっきまで優しかったのにいきなり「それは私の仕事じゃないから分からない」(無表情)
フランスっぽいーーー!!🇫🇷

とりあえず市役所の前の踏切を渡り、オリンピックのマークのビルでその事について聞けと。
そのビルがなんだったのか未だに分かってないのですが、そこでの説明によると、
・毎年4月に選考が始まり、9月から保育園がスタートする。
・ジュイアンジョザには待機児童が沢山いる。一刻も早く書類を出すべし。
とのことでした。

・保育園に突撃

その日、このまま帰るわけには行かないと、les petits chaperons rouges(赤ずきんちゃん達という意味)に突撃しました。
ちなみにジュイの市役所から歩いて行ったのですが、道のりが完全に登山でした⛰️

ベビーカーでは行けません…

保育園のチャイムを鳴らすと、今日は担当者がいないので、明日以降に電話するか、また訪問して来てと言われました。
ハイキングしたのに収穫なし…

・保育園にアポ取り&話し合い

次の日、まずは自力で電話をしましたが、「直接会って話したい」というフランス語が通じず、、
フランス語が話せる友達に電話してもらい、直接会って話す約束をしてもらいました。
(その時に、「フランス語が分からないのに直接会って何を話すの?」と言われたそうです、ごもっともだけど厳しい〜🥹)

担当者=園長先生(女性)のことだったようで、当日はHECのフランス語が話せる日本人の方と一緒に行きました。(夫は授業)
前日にはフランス語の個別レッスンをして、想定問答までやって臨みました。
園長先生に色々とこちらの事情を説明したところ、スタッフに受け入れ可能か聞いてみる、とのこと…
基本的に何を聞いても、「それは私の仕事じゃない」とのことであまり答えにならない事が多かったです。
あまり期待できないかも…とすごすごと帰ったのですが、なんと次の日、受け入れ可能とメールが来たんです!!

保育園から来たメール

・CAF問題

しかし、ひとつ問題が解決すると次の問題が立ちはだかります…
それは、保育園に入るためには、CAFが必須と言われたら事です!!

要求された書類リスト

CAFは申請中であると返信しましたが、以下のどれか一つが必ず必要と言われました。
・Un bulletin de salaire(最新の給与明細)
・Une attestation CAF(CAFの証明)
・Unavis d'imposition(納税通知書)

私たちは日本に籍があり、夫は学生で私は現在無職のためいずれの書類も用意出来ない、
日本の納税通知書でもいいか?と聞いたところ返信がなくなり…保育園に問い合わせしても、園長は私には分からないの一点張りで、結局CAFの申請が通るまで保育園に通う事は出来ない…という事になってしまいました。

・assistante maternelleも満員

市役所からもらったアシスタントマテルネルのリストには、全員にSMSでフランス語でショートメッセージを送りましたが、ほぼ全員、今は新規の受け入れはないとの事でした。
1人だけ、水曜と金曜のみなら受け入れ可能と言ってくださる方がいましたが、その方もCAFがなければ世話をする事は出来ない、との事でした…😭


以上は1月〜2月までの出来事です。
まだまだ困難は続くのですが、長くなるので冬編という事でここで終わりにします。

保育園問題は私もとても苦労して辛かったので、お悩みや質問ある方がいれば、コメントやDM頂ければ可能な限りお伝えしますので、お気軽にどうぞ!!

それではまた🐰

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