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読書感想文攻略 たった一人の、オリンピック

読書感想文めんどくさいよね。

夏休み終盤、訪問先では軒並み「読書感想文」という魔物とこれから戦おうとしている子がほとんど。ただ、戦うすべを知らずに立ち向かおうとしているのを見ると、まるで通信教育で空手を習ったから大丈夫みたいな、ほんとにそれで大丈夫か?みたいな気持ちになります。
 なにか攻略法はないのかと国語の先生に聞いてみると、ちゃんとあるんですよ攻略法が。貴重な攻略法が書かれた資料をあらよっとコピーして持っていく算段をつけました。
 ただ、もうひとつ高い壁がありました。「何を読むか?」。普段本なんか読まない小学校高学年男子が読む、しかも、残り一週間弱の短期決戦ということは、なるべく短い、分かりやすい、書きやすいものが必要です。
 パラリンピックの開会式を見ながら、何がいいかなと思案している中で思い出したのが「スローカーブを、もう一球」という本。スポーツノンフィクションの金字塔で、江夏がスクイズをカーブで外す江夏の21球が有名な本です。
ですが今回はこの中の、「たった一人の、オリンピック」で書けないかと思いついたのです。文庫で30ページくらいの短編だけ読み、「この本の中で一番印象に残ったのは、たった一人の、オリンピックという話です」なんてリードを書けば、短期決戦に持ち込めるのではないか。そんな姑息な手段を思いついたのです。

作戦としては、
①たった一人のオリンピックが印象に残った
②簡単なあらすじを書く。
 金メダルを取ろうとして、本当に代表に選ばれたけどモスクワ五輪ボイコットで出られずに引退した人の話。
③読んだ感想
 思い立って日本代表になったことはすごい!
④今の自分に頑張れることはあるか?
 これは人それぞれ
⑤まとめ
 結果ではなく、努力したということが大切で、自分も中学で勉強や部活で大変になるかもしれないけど、この人と同じように諦めないで頑張ってみようと思う。

こんな構図で書けるのではないか!
なんかうまく行きそうな気がするぞ。しかもこの話の津田さんは、小6で東京五輪観てる、今の自分もオリンピックはテレビで観てる、なんてタイムリーなんだ!


いうことで、なにかの参考になればいいなって。
でも、冒頭でモスクワ五輪をボイコットしたとか、瀬古と宗兄弟とか、予備知識は必要だなぁ。

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