仕事のことで、毎日が苦しくて、辛い誰かへ
いつの間にやら、今のこの5社目の会社に入って、7ヶ月ほど経とうとしている。ちょうど1年前は、前の会社で働いていて、入社して100日経ったとか言っていた頃。「辛い」「辞めたい」しか頭になかったあの頃。多分、人生で一番やりたいことをやっていたあの頃。
毎日なぜだか、なんだか苦しかった。重い体を引きずるように出勤して、長い時間会社にいて、仕事は永遠に終わらないけど、終電だししょうがないから帰らなきゃ、って、会社の戸締りをしていた。つまり私が最後に会社を出てたってこと。休みの日も、仕事のことが頭を離れない。寝れない。なんなら休みの前日に仕事が入ったりで予定をドタキャンする、とか、試合の勝敗が当日にしかわからないから、休みが仕事になるのか、どれだけの仕事量になるのかもわからない、とか、そういうのもよくあった。
でも、どうしてもやりたい仕事だったし、私が一番そのポジションに合っている自信もあった。
けれど。
やりたいことを、体や心を痛めつけてまで、やりたかったか。
それは違う。違った。
そんな働き方をして、周りに心配をかける自分が、仕事の愚痴しか出ない自分が、心底嫌だった。
自分が嫌いな自分で生きるほど、惨めなことはないと思った。
だから、周りの人がどんなに好きでも、いい人たちでも、
どんなにやりたい仕事で、好きな仕事でも、
辞めた。金曜に決めて、月曜に言った。それくらいの勢いで。
もう結構時間が経ったのに、今でも、思い出すと、悔しくて悲しい。
ただ。
新しい会社で、新しい仕事をしている今の私は、もう、苦しくない。辛くない。
仕事のストレスとか、信じられないくらい、少ない。てか、ほぼない。
自分でも信じられない。
たまたま、今日夕飯を一人でふらっと外で食べてて。隣に座ってた女性2人組の会話が耳に入ってきて。どうやら同僚らしく、延々と会社の愚痴、あの人は仕事ができない、あの新人はどうかしてる、あーだこーだ言っていた。
そうだ、仕事って結構ストレス溜まるものだった。忘れてたかもしれない。
私も、すっごく苦手な人が同じチームにいたり、近いチームの上司だったりしたこともあった。上司に露骨に嫌味を言われたこともあった。
でも、環境を変えまくってきた今、全ては過去だし、どうでもいいことだったと思える。別に、苦手な人から学んだことなんて、特にないとも言える。ただただ薄気味悪く私の頭に居るだけ。どんな人からも学べることがある、なんて、そんな脳内お花畑なこと、信じない。
この二人組みたいな、ぐちぐち言ってる人たちが世の中にわんさかいると思う。でもそれって、側から見てると、結構不快なんだなって思った。
妙に明るいテンションで、妙に早口で。
そんな不愉快なテーマで1日3回しかない大切なご飯の1回を消費すんなや、とか思ったり。
必ずしも転職しろ、とは言わないけど、環境を変えたら、そんな愚痴が出てこない環境に行けるかもしれないのに。
どうして愚痴を言ってまで、その環境に居続けるんだろう。まさか、道はそこにしかないわけないのに。愚痴を言い出したら、環境の変え時なんじゃないのかなぁ。私は、同僚の愚痴を聞くのも、すっごい嫌だった。嫌ならさっさと辞めろやって思ってた。そういう人に限って、辞めないくせに。
これが中年のおじさんとかだったら、本当に目も当てられないな。
男女差別かもだけど、仕事の愚痴を言う男性は、かっこ悪い。
余談だが、私は、父が仕事の愚痴を言うのを聞いたことがない。
兄からも、聞いたことがない。
仕事の愚痴を聞くのは、生きる愚痴マシーンのような、母からばかりだったなそういえば。でも母の場合、愚痴と同じくらい他のポジティブなこと、クレイジーなこともたくさん聞いてるから、相殺されて大して気にならない。
話は戻り。どうしてもやりたかった、やり続けたかったけどただただ苦しかった仕事を捨てて、次に自分を拾ってくれた仕事、環境では、愚痴を言うことなく、苦しい顔もせず、日々淡々と、時に楽しく働いている。
環境を変えると、人生が結構変わる。
もしも今自分が盛大な愚痴マシーンで、電車の窓に映る顔がゾンビみたいだな、って思っちゃう人は、ぜひ環境を変えてみてほしい。ポーンと。
大切な短い人生が、愚痴や暗い顔で占められて、苦しいよー、辞めたいよー、ってたかが仕事で思っちゃうなんて、アホらしくない?もちろんたかが仕事、って思ってない人もいると思う。それはそれでいい。ただ私にとっては、仕事は人生の一部にしかすぎない。
辞められない事情があるんだよアホか!って言う声もあるとは思うけど。そんなん、辞めない言い訳やろなって思ってしまう。特に、20、30代なら。怖いだけなんじゃないの?って。もしくは、それほど苦しくないんだよ本当は。
本当に苦しいなら、自分のため、自分を心配してくれる人のために、逃げてほしい。
周りの同僚がどれだけ優しくても、あなたを直接助けてくれないのなら、ただ声をかけてくれるだけなら、そんな人たちのことなんか、一ミリも気にしなくていい。行動で、本当に自分の負荷を取り除いてくれる人たちだけを信用すればいい。
私は、会社員なのに仕事の無い暗黒時代も、仕事に溺れた暗黒時代も味わった。(無職もキツいけど、窓際もかなり辛かった)
どちらの時も、周りの人たちはとてもいい人たちだった。
一緒に働く人たちは確かに重要だけれど、ぶっちゃけ、日本人って大体優しいから。特に、大手の企業は。
だから、そういう中でも自分が辛いなら、周りの人のことなんてどうでもいい。次の会社でも、どうせみんな優しくていい人たちが待ってるから。もしくは、無理に会社員しなくてもいいんだとも思う。
誰のために生きているのか。
今が全てじゃないから。
もっと幸せになれるから。少なくとも今よりは。
ずっと転職しまくってる私は、1社で働き続ける人のことを本当に尊敬している。そして、転職してより幸せだなとようやく思えている今の自分のことも、よく頑張ったな色々と、とも思っている。自分がこう思えているからこそ、今、なんらかの事情で苦しいなと思っている人にも、あんな苦しい頃があったなぁと思える日が来てほしい。
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