転職活動の時のエージェントについて

直近のnoteのどこかで、転職エージェントについて気が向いたら書く、と書いたので、書いてみる。どこまで名前とか出していいのかわからないし今はだいぶ転職の仕方も変わってるだろうけれど、まぁあくまでこういうパターンがあるんだな、程度で。

1回目の転職は、24,5歳で無職で、いろんなネットワーキングのイベントに行っていた。特に、この時は外資系のマーケに行きたかったから、とりあえずコネ探しだ、ってことで日本にいる外国人が集まりそうなイベントを探していて、実際色々行っていた。その中で、明らかに周りの人よりもフォーマルな格好をしている人は高確率でエージェントのリクルーターだった。そういうspontaneousな繋がりを経て、転職をサポートしてもらう会社に出会った。イベントで会った人の上司が、こういう会社興味ある?って教えてくれて、うん!よくわかんない、聞いたことある気がするけどとりあえず受けてみるよ!って軽いノリで受けた。その時はまだジュニアのはず、しかも経験は営業しかないのに、なぜかPRマネジャーのポジションで。今なら笑えるし、そんなことしないけど笑 多分、ブティック系エージェントで、受ける先は外資系のポジションに割と特化というパターン。社員もほとんど外国人。CVも英語だしやり取りも英語だし、まぁ外資系行きたい場合はこういうパターンもある。ただし、見極めは非常に難しい。この時はラッキーにもいいエージェントで今も連絡し合うような感じだし、転職後の会社にも合っていた。でもそうじゃないパターンもある。

2回目の転職は、いろんなエージェントを留学先から活用させてもらってた。MBA留学の場合は、MBA留学生を対象にしたエージェントがちらほらある。留学前とか留学中とかいろんなタイミングで出会うことになる。(メッセージが送られてくるとか、彼ら主催のイベントがあるとか)大体が日本のエージェントで、日本人MBA留学生に特化していて、MBA採用しているところを主に繋いでくれる。まぁ最終私はトリッキーなダイレクトでの採用になってしまったので、そこまで言えないけれど、そういう専門なエージェントもあるよ、ということで。MBAに興味のない、普通の中途採用ポジションはもちろんだけど、そんなに数持ってないからか、競争率の高いところを受けちゃう流れになりがちかな、とも思った。

3回目の転職は、LinkedInの一本釣りだった。ダイレクトメッセージが来て、こういうポジション興味あるー?っていう。内定するまで、全て電話かメールかメッセージのコミュニケーション。日本の会社を受けてたけど、英語を使うポジションだったからか、エージェントも多分外資に特化した、外国人リクルーターだらけな印象。1回目の転職と似たような感じかもしれないけれど、今思えば、最初の方がガツガツしていなくて丁寧に人を見てくれている感じがして、この時のエージェントはもしかしたらノルマが厳しくて、もしくは給料がインセンティブベースとかで、なんとか入社してもらわないと、みたいのが強かったのかもしれない。結果的に、私は確かに今までのキャリア、やりたいことと完璧に合致した会社にスルスルっと入社した。エージェントにはそこまで手伝ってもらった記憶はない。色々リクルーターに質問したことも、ポジティブなことばっか返答されているなと思ったことも、もしかしたらあったかもしれない。でも、私もこのポジションにどうしても行きたかったし、結局会社なんて、入ってみるまでわからないから、博打を打った部分もある。結果論ではあるし、エージェントの責任とまでは言わないまでも、私は結局この会社をすぐ辞めた。人生で一番悔しかったかも、ってくらいズタズタボロボロになって。エージェントを選ぶ、というのは縁もあるし難しい点ではあるけれど、何か強引さを感じたり、良いことばっかり言うなって思ったり、そういうところのセンサーは本当に鋭敏にしておくに越したことはないのかもしれない。

4回目の転職。もう転職も慣れてきて、しかもまた無職だったから、こっちから過去お世話になった複数のエージェントに「今こんなポジション探してますー」みたいなメールを送った。あと、初めて日系の大手エージェントも使った。日系の大手エージェントは、プラットフォームがあって今こういうステップです、みたいなのをきっちり管理されてたり、電話とメールで全部やる、みたいな感じで機械的だなーってすごい思った。電話も親切だけど、こんなに働いててこの人たち大丈夫?って私が心配になった。私は、機械的なプロセスの中に自分が居る、私は彼/彼女の駒、って感じちゃうのがものすごく苦手なので、丁寧にアシストいただいていたけど、違和感だらけだった。あと、やっぱり、ガチで英語使う系のポジションを繋いでくれるのは、正直日系大手だと難しいかも、と思った。そして、初めの転職の時にもいくつかポジションを紹介いただいた日系のブティック系のエージェントで、もともと私が興味のある業界に強いところに連絡したら、10年ほど前の私のデータやインタビュー内容の記録が残されていて、それをベースに話をしてくれた。こういうパターンは信頼できるなとも思ったし、業界・ポジションに特化しているところは中途の転職としてはありがたいなと思った。なので、割と志望度高いポジションでは、自分で直接応募はせずに、このエージェントにサポートをお願いした。ここには昔は面談しましょう、って言って出向いたことがあった。今回は多分コロナの後の世界、ということもあって直接お会いすることはなかったけれど。

今思えば、コロナの前だと、リクルーターの方と面談したりお茶したり、っていうのはお互いを知る上で当たり前のようにあった。特にブティック系のところ、外資系のエージェントは。めんどくさいなー、時間ないとできないよなーとも思いつつ、私は自分のことを知ってくれて、その上でサポートしてくれるようなところにサポートして欲しいと思っているから、その労力は厭わない。なんなら、4社目がキツすぎた時、「もう辞めたいけど辞めたくない。どうしたらいい??今すぐ転職できるところあるかな??」って何人かの過去から知ってるリクルーターに泣きながら仕事中に電話したこともあった。それくらい、個人と個人で長い期間関わることもあると思う。

いろんなエージェントがあるし、リクルーターもいるし、これも確かに一つのご縁だなと思う。転職する人も増えているだろうし、これくらいの情報は知っている人も多いと思うけれど、これだけ転職を重ねてきて、毎回違う感じで複数のエージェントにお世話になっている自分としては、自分の興味のある業界やポジションに強みのあるエージェント、そして、そのサポートプロセスも自分と合っているところを見つけるのも、会社を見つけるのと同じくらいに大事かもしれないと思う。

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